面接にふさわしいメガネとは?チェックしたいポイント4つ
面接にメガネをかけたまま行く場合、どのような色やデザインのものであれば印象がアップするのか、気になっている就活生は多いでしょう。面接にふさわしいメガネ、また反対にマナーとしてNGなメガネについて解説します。
面接官に好印象を与えるメガネとは?
面接でかけていても問題のないメガネですが、せっかく着用するのであれば、もう一歩踏み込んで、面接官に好印象を与えることのできるメガネを着用したいものです。
メガネは余程こだわりのある人でなければ、一種類のメガネを数年間にわたって着用されることが多いでしょう。実は、就活は自分のメガネを見直すよい機会です。面接を受ける前に、自分のメガネが面接官に好印象を与えられるものであるかどうか、確認することをおすすめします。
1.視力と度数が合っている
「メガネの度数が視力と合っているかどうかなんて、面接官には関係のないことでは?」と思う人もいるでしょう。しかしながら、自分の視力と度数の合わないメガネをかけていると、表情が輝かないおそれがあります。
見えにくいものを見ようとするとき、人は無意識に顔をしかめたり、目線が険しくなったりします。そのような癖が出てしまわないように、就活前に一度はメガネの度数を見直すべきです。
急にメガネの度数を上げると、気持ちが悪くなってしまうことがあります。順応するのに十分な時間を持てるよう、面接の予定がたくさん入ってくる前に、メガネの度数を合わせて目を慣らしましょう。
2.レンズに汚れがない
面接において重視されている第一印象を決める重要なポイントは、清潔感です。メガネのレンズについた指紋などは、光に反射して案外周りの人に見えています。レンズの汚れが目立つメガネをかけている就活生に清潔感があるとは決して言えません。
頑固な汚れがついたレンズも、メガネショップへ行けば洗浄してもらえばきれいになるので、面接が始まる前にチェックして対処しておきましょう。レンズがきれいになれば、想像以上に視界がクリアになり、気分もアップします。
3.フレームにゆがみがなく顔にフィットしている
毎日メガネをかけていると、いつのまにかフレームがゆがんできます。フレームがゆがむと、メガネの高さが左右で異なったり、お辞儀をしたときにずれやすくなったりします。定期的にメガネショップで調整してもらうべきです。
4.フレームが顔の形に合っている
面長や丸形といった顔の形によって、似合うメガネは変わってきます。たとえば、丸顔の人が丸形のフレームのメガネをかけると、丸顔を強調してしまうことになります。カバーしたい顔の形の特徴があれば、それに対応したフレームを選ぶと随分イメージが変わります。
自分一人で選ぶのは難しいので、できれば友人や親などの第三者と一緒にメガネショップへ行き、メガネ選びのプロである店員さんと綿密に相談しながら決めるのがよいです。店員さんには、「就活で使用したい」「面接官からこのようなイメージで見られたい」といった希望をしっかり伝えましょう。
面接中にかけるのがNGなメガネとは?
面接中に着用するのがNGなメガネのポイントをまとめました。いくら似合っていても、面接にふさわしくないデザインのメガネをかけていては意味がありません。自分のメガネは問題ないかどうか、確認してみてください。
履歴書の写真と面接時に異なるメガネをかける
基本的に、履歴書に貼付した写真でかけているメガネを、面接でもかけるべきです。また、履歴書はメガネなのに面接ではコンタクトレンズという事態も避けたいです。
イメージにぶれが出ることを防ぐためです。「このような人物として見られたい」という、最初に掲げた人物像を一貫して企業にアピールできるように努めましょう
カラー付きのレンズ
サングラスまではいかずとも、薄いカラーの入ったレンズのメガネがあります。面接ではカジュアルな印象を与えてしまうのでNGです。
近年広く普及した、ブルーライトカット対応のメガネにもカラーが入っています。見る角度によっては、メガネのレンズのカラーが目立ってしまう恐れがあるので気を付けましょう。
派手なカラーのフレーム
赤や青、マーブルカラーなどのフレームのメガネはおしゃれですが、面接で着用するにはカジュアルすぎます。アパレル会社など「自分らしいおしゃれな姿」で面接に来ることを求めるような企業以外では、黒や茶、シルバーなどの落ち着いたカラーのメガネを着用するようにしましょう。
奇抜な形状のフレーム
フレームの傾斜が激しかったり、あまりにファッショナブルであったりするような、奇抜な形状をしたフレームは就活にふさわしくありません。カラーが黒であっても、太いフレームの場合は主張が強くなりすぎるので、避けたほうが無難です。程よい太さでシンプルかつ自分の顔の形にあった形状のフレームを選ぶようにしましょう。
フレームなしのメガネ
フレームなしでレンズが裸のメガネもありますが、顔の印象がぼやけてしまうのでおすすめできません。気弱でおとなしい人物のような印象を持たれがちです。また、老けて見えて若いハツラツとして印象を残すことが難しくなるおそれがあります。
面接でメガネをかけるのは問題ないのか?
視力が悪くて普段からメガネをかけている人にとって、メガネをかけたまま面接を受けるかどうかについては、就活をスタートしたときに直面する問題でしょう。
メガネをかけているのが悪いことではないと理解してはいても、「少しでも面接官のイメージを下げる可能性があることを排除したい」という思いは、就活生全員が抱えています。メガネをかけて面接を受けても問題ないのかどうかについて、見ていきましょう。
面接でのメガネの着用有無は採否に影響しない
結論としては、当然のことですが面接でメガネを着用していても全く問題ありません。メガネをかけているかどうかについては、採否に影響がないということです。
ただ、「メガネのままで問題ないのか」と安心してしまわずに、自分が今着用しているメガネが、就活にふさわしいメガネであるのかどうか、立ち止まって考える必要があります。ふさわしくないメガネであれば、新調することも検討しましょう。
イメージ作りにメガネをかける就活生もいる
実は、普段メガネをかけていないのに、面接官に見られたいイメージに合わせてメガネをかける就活生もいます。就活生にとって、外見も重要な武器となるため、戦略を立てて積極的になりたいイメージに近づけるのはよいことです。
メガネとコンタクトを使い分ける手もあり
まじめなイメージを持ってもらうために、わざわざメガネをかける就活生がいるように、普段メガネをかけている就活生がメガネを外してコンタクトレンズを使用するのも、一つの手段です。
たとえば、スポーティーでフットワークの軽い人物像を求めていると思われる企業の面接を受ける場合は、メガネをかけているよりも、コンタクトレンズを使用しているほうがイメージに近づくでしょう。
なお、コンタクトレンズは強風で目に砂が入ったり、とれてしまったりするトラブルが起こり得ます。面接前にコンタクトレンズが使えなくなって焦るようなことがないよう、就活バッグの中には、予備のコンタクトレンズとメガネを常備しておくと安心です。
面接でメガネをかけている人に対するイメージ
面接でメガネをかけている人に対して、面接官が持つことの多いイメージとはどのようなものでしょうか。メガネを着用して面接を受けることで、自分がどのような人物であると見られる可能性があるのかを理解しておくのは大切です。一般的にメガネを着用しているとどのような印象を持たれがちなのか、順番に見ていきましょう。
まじめで誠実
メガネをかけている人に対する、ステレオタイプとも言えるイメージは「まじめで誠実」です。就活においてこのような印象を持ってもらうのはプラスになります。特に、金融業界など信頼がキーワードとなってくる業種では、メガネの人に好印象を持つことが多いかもしれません。
知的で落ち着いている
近年、特に若い人で視力が悪い人においては、外出時はメガネではなくコンタクトレンズを着用している場合が大多数でしょう。そのようななかでメガネをかけている人は、同年代の人に比べて知的で落ち着いた印象を持たれがちです。
おとなしそう
「おとなしそう」という印象を与えてしまうことは否めません。受け身な姿勢の人物という印象を外見だけで持たれてしまう可能性もあります。
面接での印象アップのためにメガネを最大限に利用しよう
普段メガネをかけ慣れている人が、面接のためにコンタクトレンズに変える必要はないということがわかっていただけたかと思います。ただ、面接官に与える印象をアップさせるためには、積極的にメガネのカラーや形状について研究していくことをおすすめします。
企業が求める人物像を見極めて、それに近づくように努力することは大切な企業研究の一環です。「第一印象は3秒で決まる」という言葉があるように、外見が就活の成功に大きな影響を与えることは否定できません。メガネも「なりたい自分」への近道と印象アップの一つの手段として、最大限に活用していきましょう。