面接試験で長所を聞かれた時の答え方・例文
就職試験の場において、自分の長所をしっかり伝えられる人はどのくらいいるでしょう?事前に考えていてもなかなかいい伝え方が浮かばない、緊張してうまく伝えられないなど悩みは人それぞれ。そこでどのように伝えればいいのかを教えます。
面接で長所を聞かれた時どう答えればいいの?
就職試験に向けて対策を練っている方で、最初に悩むのが面接で「自分の長所」を聞かれた時の返答かと思います。大体の人は「短所は浮かぶんだけどなぁ」と思っているはずです。長所も浮かぶことは浮かぶのですが、うまい言い回しが浮かばず苦戦する人が多いと思います。
ただ単に長所を挙げていけばいいということではありませんし、詳しく伝えようとして結局何を伝えたかったのか分からなくなる人も多いはず。そこで、どのように考え、答えればいいのか例を交えてご紹介します。
面接で長所を聞かれたら長所を聞いてくる理由を考える
皆さんはなぜ面接の際に長所を聞いてくるんだろうと思ったことはありませんか?それによって何が分かるんだろうと。長所を聞くことによってその人のすべては当然分かりませんが、面接官はある部分を見てきます。この部分を聞きたい・見たいという面接官の意図を理解することで答え方や考え方が自ずと見えてくるはずです。
面接官はここを見たい!!聞きたい!!
客観的に自分を見られているのか?
職種への適正があるか?
発言時の視線や表情などの動作は?
長所ではいかに自分が優れているかを話さなければなりません。その為には客観的に見られているのかが大事なポイントです。そして、伝える長所がその職種と関連しているのか、適正があるのかということも必要です。
最後は、発言時の視線・表情の部分ですがこれはどの質問に対しても見ている部分なので、長所の時だけではありませんが、この3点を面接官は見ているということを頭に入れておいてください。
面接で長所を答える時は自分の優れているところを答える
よく面接を進めていく上で起こりえるのが、「長所を聞かせてください」の後に、「では、自己PRをお願いします。」と重ねてくることがあります。そこで、「あれ?それって同じことじゃないの?」と頭が混乱してしまう人もいるでしょう。それは違います!!「長所」と「自己PR」の違いを理解することで、さらに長所とは何かを考えられるようになるでしょう。
では、長所とはなにか。それは「優れている点」のことです。あくまで自分が人より優れている点を長所と呼ぶので、長所が職種に関連しているかどうかは関係ないのです。しかし、そこは就職試験ですから長所と職種がリンクすれば適正があるとみられるので合わせていくことは必要です。
次に自己PRですが、「会社に自分を売り込む」ということです。長所をどう活かして会社に貢献できると思っているかをアピールする場と言えば分かりやすいかもしれません。これは、職種への適性を関連付けるうえで重要になります。長所と自己PRの違いは、分かっていないと同じことを繰り返し答えてしまうことになってしまうのでしっかり把握しましょう。
面接で長所を答える時は実体験を交えて伝える
長所を考えていく上でまず行うのが単語であげていき、文章にしていくやり方。これが一番分かりやすく作りやすいです。例えば、長所として挙げられるだけ単語を挙げていく。「真面目」、「協調性」、「責任感」、「明るい」など。そこから、自分に当てはまるものをチェックしていきます。
今回は「責任感」という長所を考えましょう。いきなり面接の場で「私は責任感があります。」で終わるわけにはいかないので、それに基づく実体験を添えていきます。
責任感があるという長所の例文
私は責任感を持って仕事に取り組むことが出来ます。現在、カフェでアルバイトをしていますがいらっしゃいませの挨拶や、レジでの会計などひとつひとつ間違えない様きっちり行いたいという気持ちが常にあります。また、オーダーの内容や在庫の確認など細心の注意を払い、お客様に迷惑がかからぬよう気を配っており、店長からも「責任感がある」と評価されています。
上記の様に実体験を交えていくことで相手への印象がグッと変わっていきます。責任感だけでなく、協調性や真面目と言ったキーワードでも同じです。アルバイトでも学生生活の中でもなんでも構いません。そこから話が広がっていくこともあるので、自分の体験したことにしないとボロがでるので注意しましょう。
面接で長所を伝える時には短く要点をまとめて話すことが大切
長所は必ず聞かれる質問ですが、答え方から合否に左右されるかと言われればそうではありません。やはり、志望理由や自己PRなどの質問の方が重要とみている企業が多いです。ここで長く話してしまっても印象が良くありません。どちらかと言うと短く要点をまとめて話すことが大事になってきます。
実体験を交えて話すということも忘れずに文章を作っていかなくてはなりませんので、難しいと思われるかもしれませんが先程も述べた様に単語を挙げて、文章にしていくやり方なら簡単です。「詳しく言わなくて大丈夫かなぁ」と思われるかもしれませんが、詳しすぎてもダメだということを頭に入れておいてください。