就活にパーマはアリ?企業側の印象とかける場合の注意点
就活にパーマで行っても大丈夫か、どんな髪型で面接に行けば良いかを理解しておかないと企業や採用担当者に悪い印象を与えてしまう可能性があります。就活生でパーマをかけようか悩んでいる方は、どんな面接官であっても好印象を与えられるよう、清潔感などにも考慮したヘアスタイルを心掛けましょう。
就活にパーマはNG?面接官が見るポイントを徹底解説!
就活で企業の説明会や面接にパーマで参加することは良くない、あるいは面接を落とされてしまうというような話がありますが、就活時にパーマだと本当に面接官に悪い印象を与えてしまうのでしょうか。
企業の面接官が見るポイントや、パーマをかけている場合に面接官に与える印象も含めて詳しく解説します。
面接官は面接で就活生のどこを見ている?
企業の面接官があなたのどこを見ているかと言えば、髪型や髪の色、女性であればお化粧、服装、靴、鞄、清潔感があるか等はもちろんのこと、表情や声の大きさ、しゃべり方、目線、おじぎの角度まで、全てです。
学生であるあなたを会社は採用するということは、場合によっては会社とその学生との付き合いは数十年の付き合いになることもありますし、会社としては毎年数百万円のお給料をその学生に支払うということです。数十年という単位で考えれば、支払うお給料の金額は億を超えます。人を一人採用するということは、企業にとっては数億円の家を数十年ローンで購入するのと同じくらい大きな買い物であり、とても重要なことなのです。
そのために一番初めに注目するのが外見であり、一番初めに見た顔や髪型等が第一印象のほとんどを決めるのです。特に、髪の色や髪型についてはいくらでも個人で変えられるため、どのような髪色や髪型にしているかということは学生の人間性が垣間見える大きなポイントです。慌てて黒染めしてパーマをかけたけど傷んでいる、というような見た目だと、それだけで悪い第一印象を与えてしまいます。
面接で就活生の見た目はとても重要
企業の面接官は多くの学生を面接しているため、当然人を見る目はあります。しかし、面接官も人なわけですから、たった数回の面接で学生の全てを理解したり把握できるわけではありません。
また、企業によっては面接の時間が20~30分程度の短い時間で終わる場合もありますので、たった20~30分で分かることというのは限られてきます。面接の中でよほど面接官の印象に強く残るといったことがない限りは、面接の内容と同じくらい髪型等も含めたあなたの見た目や第一印象がとても重要です。つまり第一印象が悪いと、面接を落とされてしまう可能性が高いということです。
就活にパーマはアリ?ナシ?
就活にパーマがNGかと言うと、決してNGなわけではありません。パーマに年齢制限があるわけではありませんし、そもそもどんな髪型にしたとしても個人の自由です。企業や業界によってはパーマをかけていた方が良い印象を持ってもらえる場合もあります。
しかし、場合によっては企業の面接官に良くない印象を与えてしまうこともあるため、パーマをかける際には面接で不利になるようなことがないようによく理解しておく必要があります。
例えば、面接官自身が学生の頃に就活でパーマをかけないように意識して行動していた人だった場合、パーマをかけているあなたを見て良い印象を受けることはあまりないでしょう。パーマをかけていないことで悪い印象を持つ人はいませんが、パーマをかけていることで悪い印象を持つ人はいないとは言い切れません。
価値観は人それぞれですが、「悪い印象を持つ人がいるかもしれない」というように、周りから自分がどう見られるか、自分の行動がどのような影響を周りに与えるかをきちんと考えて行動することはとても重要です。
就活生のパーマはアリかナシかは業界によって捉え方が変わる
「パーマをかけているから高評価」ということはありませんが、パーマをかけていたり少しお洒落に気を遣っている方が歓迎される業界や会社というのは少なからずあります。アパレル業界やデザイン業界等はその代表です。そういった業界を志望しているのであればパーマをかけていることが好印象につながる可能性は高くなります。
しかし、たとえそういった業界であっても、就活の面接のような場で派手な髪型や奇抜な格好が好まれることはありませんので、その点は頭に入れておきましょう。
また、パーマをかけていないことで悪い評価になるということはまずないため、パーマをかけるかかけないかで悩んだ時は、必要に迫られているわけではないのであれば、パーマをかけないという無難な選択肢を取るのが賢明でしょう。
就活では派手なパーマは控えた方が無難
ストレートパーマやパンチパーマなど、パーマと一言で言ってもさまざまな種類があります。就活で全てのパーマが面接官に悪い印象を与えるなんてことはありませんし、むしろ身だしなみに気を遣っていれば何の問題もありません。
重要なのは、相手の立場に立って物事を考えることができるかということです。学生の頃は割と自由で、自分が良ければ周りからどう思われてもあまり気にしないということが許される場合もありますが、社会人になるとそういうわけにはいきません。
会社という組織内で働く以上、あなた一人で働くわけではありませんから、周りの人やお客さんなんて関係ないというわけにはいきません。相手から見たときに自分がどう見えるか、面接官の立場に立って考えた場合に過激なパンチパーマをかけた学生が面接に来たらどういう印象を持つかを考えることが必要です。面接に過激なパンチパーマの学生が来たら、驚くことはあっても良い印象を持たれることはまずありえません。
就活生がパーマをかけるならケアを怠らないこと
パーマをかけている人が注意すべきポイントは、あまりにも派手なパーマにはしないということと、なるべく清潔感を維持することです。
パーマは髪に圧力やダメージを与えることによって髪型を作り出しているため、普通の人よりも髪が傷んでしまいがちです。髪が傷んでしまうと清潔感がなく、あまり手入れをしていないように見られてしまい悪い印象を与えてしまうため、しっかりとケアを行いましょう。
就活生のパーマは美容師に相談するのがいい
髪や髪型のことに関して美容師はプロですから、パーマをかける時に就活中である旨を美容師にあらかじめ伝えておくとあまり派手にならないよう配慮してもらえます。
パーマは髪型や髪の毛自体が傷んだりしやすいので、美容院で次回の予約をする際には就活に影響が出ないように早めに予約を入れておくということも大事です。
人によっては就活でパーマをかけるメリットは大きい
もともと髪の毛の癖が強い人や、癖はそこまで強くない人でも雨の日等の湿気が多い日になると髪型が乱れてしまいがちです。それでも面接前に時間をかけて髪型をセットする時間があれば問題ありませんが、1日に何社もの面接を予約している場合は髪型を整える余裕もありません。そんな時にパーマをかけておくと髪型が維持されるので、セットする時間を大幅に短縮することが可能です。
パーマをかけることで相手に悪い印象を与える可能性よりも、髪型をセットする時間がなく乱れたまま面接に行くことの方がよほど悪い印象を与えてしまいますので、パーマのメリットを最大限生かすということもひとつの手です。
就活の面接ではパーマだけでなく髪色も重要視される
パーマをかけているかいないかに関わらず、就活中、特に面接に行く前には一度鏡で自身をチェックし、清潔感等以外に髪型、服装等を必ず確認しましょう。
就活の面接では、学生のフレッシュさや初々しさ、若さなど以外に、誠実さや謙虚さも重要視されます。派手な髪の色や髪型により、謙虚さが足りないと面接官に思われてしまうことがないように注意しましょう。
特に髪の色には注意が必要です。派手な髪の色にパーマまでかけて面接に行ってしまうと、誠実さも謙虚さも足りないと判断され、悪い印象を与えてしまう可能性が高いため、基本は黒髪がベストと心得てください。
就活生のパーマはそれだけで不利になることはない
髪の色であっても髪型であっても、全てあなたを表現するもののひとつです。あなたを表現する一つ一つであなたが相手に与える印象は大きく変わってきます。
パーマをかけるかかけないか悩んだ時は、まずは相手に与える印象がどうかということを最優先に考えて行動しましょう。相手のことや周りのことをしっかりと考えられていれば、パーマをかけていてもそうでなくても就活で不利になることはありませんので自信を持ちましょう。