就活で腕時計を身につけたほうがいい理由と男女別の選び方
時間はスマホや携帯で確認するという腕時計を使わない人は、「就活に使うだけなら、腕時計は必要ない」と思うかもしれません。ところが、就活では腕時計はあった方がいいこともあるんです。なぜ就活に腕時計が必要なのか?その理由と、面接官に好印象を与えるおすすめの腕時計の選び方をお教えします。
就活する時は腕時計を身につけておいた方がいい
結論から言うと、就活に腕時計は必須というわけではありません。しかし、今日の食事に困るほどお金がなくて困っているという人以外は、就活用に腕時計を購入したほうがいいです。
そもそも、ほんの十数年ほど前までは腕時計をすることは社会人にとって当然のマナーでしたが、携帯電話の普及によって「時間を知る」ということに関していえば、携帯さえあれば事足りるようになったのです。そのような状況では、腕時計を持つ必要性を感じなくなるのは当たり前のことですよね。
ところが、携帯やスマホがこれほど普及している現在でも、腕時計がなくなることはありません。むしろ、携帯やスマホを持っているにもかかわらず腕時計をしている人や、携帯やスマホと比べものにならないほど高価な腕時計を好む人はたくさんいます。
このように腕時計とは、人の価値観やライフスタイルが大きく反映されるアイテムだといえるのです。特に、就活において腕時計は大切なものです。なぜ就活時に腕時計を身につけたほうがいいと言われるのか、まずはその理由についてご紹介します。
就活で腕時計をつけているといい理由
就活生に腕時計をおすすめする理由は、就活に有利になるからに他なりません。「時間なんてスマホや携帯を見れば分かる」という考え方は必ずしも間違いではないのですが、就活という特別な状況においては、腕時計をすることで少しでも有利な条件を整えておくことが就活の成功へとつながるのです。なぜ腕時計が就活に有利になるのか、それには2つの理由があります。
腕時計をつけることがマナーだという根強い考えがあるから
企業の規模によっても年齢層は異なりますが、就職試験の面接を担当する面接官の中には、社会人になってから携帯電話を持った世代がいます。このようなやや古い世代には、理屈はどうあれ「腕時計をつけていない」=「社会人としてのマナーがなっていない」という感覚を持っている人が多いことから、面接で腕時計をつけていないというだけで悪印象を抱かれてしまう可能性があるようです。
一方で「腕時計をつけることがマナーなんて古い」という進歩的な考え方の面接官もいますが、腕時計をつけているせいで印象が悪くなるということはないため、腕時計はしないよりもしておいたほうが就活には有利という結論になります。
就活時はスマホや携帯での時間確認は避けるべきだから
スマホや携帯電話には、電話やメール、SNS、ゲーム、画像を見るなど、時間を確認する以外にもさまざまな機能があります。そのため、もしあなたが面接等の待ち時間にスマホで時間を確認した際、面接官から「スマホでゲームでもしているのか」とあらぬ疑いをかけられても、言い訳のしようがありません。
スマホで簡単に時間を確認できるからといって、スマホをいじっていることによって印象が悪くなることはできるだけ避けたいものです。他人から誤解されるような行動はできるだけ慎むことが、就活には求められるのです。
就活にふさわしい腕時計選びのポイント
腕時計をしてさえいればOKか?といえば、そうではありません。面接官に不快感を与えない、年齢に合った腕時計を選ぶ必要があります。
就活用の腕時計は、具体的に以下の3点を注意して選ぶことをおすすめします。
- ベルトの色・素材
- 文字盤の大きさ・デザイン
- 文字盤の色
それでは、どのような腕時計が就活用としておすすめなのでしょうか。ここで男性・女性別に選ぶ際のポイントを紹介するので、就活生の皆さんは腕時計購入時の参考にしてください。
就活にふさわしい腕時計の選び方~メンズ編
就活用にメンズ向けの腕時計を選ぶ際、とにかくビジネスライクでシンプルなデザインを選ぶことを意識しましょう。後々プライベートでも使おうという基準で選んでしまうと、つい色が派手になってしまったり、カジュアルなタイプになりがちなので、あくまでも就活後も仕事用に使う基準で選ぶことをおすすめします。腕時計を選ぶ注意点は以下の通りです。
就活にふさわしいメンズ用腕時計を選ぶ際のポイント
・ベルト:黒や茶の革ベルト、またはシルバーのステンレスやスチールのベルト
・文字盤:三針タイプ、もしくはクロノグラフタイプのアナログ時計
・文字盤の色:白・黒・青が望ましい
このような無難なデザインの腕時計を選んでおけば間違いはありません。
具体的には、海外の高級な腕時計ブランドやファッションブランドよりも、国内の時計メーカーの製品がおすすめです。5,000円程度からと手頃な価格の製品もあり、デザインもシンプルで硬派なものが揃っています。
反対に、以下のような腕時計は面接等で印象が悪くなってしまう恐れがあるので、避けた方がよいでしょう。
- ゴールドベルトの腕時計:「派手」「学生らしくない」など、いい印象を与えません。
- デジタル腕時計:カジュアルな印象を与えます。
- カラフルな腕時計:目立つので、ビジネスの場にふさわしくありません。
就活にふさわしい腕時計の選び方~レディース編
就活用にレディース向けの腕時計を選ぶ場合は、男性よりも細かい制限はありません。派手な印象を与えないシンプルなタイプであれば問題はないでしょう。腕時計を選ぶ注意点は以下の通りです。
就活にふさわしいレディース用腕時計を選ぶ際のポイント
・ベルト:目立たない色の革ベルト、またはシルバーのステンレスやスチールのベルト
・文字盤:三針タイプ、もしくはクロノグラフタイプのアナログ時計
・文字盤の色:派手な色でなければOK
レディース用の場合、メンズ用のような大きな文字盤の腕時計をしているとかなり目立ってしまうことも・・・。カジュアルな印象を与えてしまうことから、できるだけ女性らしい印象の腕時計を選ぶことをおすすめします。
就活でつけた腕時計は働き始めてからも役に立つ
時計がマナーだと考えている面接官は、あなたの上司になるかもしれない人です。社会人としても、腕時計はあると何かと有利になるので、就活の際は仕事で使えるタイプを選んでおくとよいでしょう。
実際に仕事を始めてみると、腕時計に助けられる場面が多々あります。取引先との打ち合わせや会議でこっそり時間を知りたい時、腕時計ならさりげなく確認することができます。もしも、こんな場面で携帯やスマホをこそこそ取り出していたら、相手に対して明らかに失礼にあたるのです。また、書類やカバンで両手がふさがっている時も、腕時計なら何とか時間を確認することができます。
このように、「仕事を始めてから腕時計の必要性に気づく」ということって、意外と多いようです。どうせ必要ならば「余計な出費」と考えずに「自分への投資」と考えて、自分に合った腕時計を見つけることができるといいですね。