OB訪問の手土産おすすめ先輩に感謝の気持ちが伝わるのはどれ?
OB訪問の手土産はどんなものにするか悩むことが多いでしょうが、押さえておけば喜ばれるポイントがあります。どんな手土産がおすすめかといったことから、こんな手土産は選んではいけないといったことまでを詳しくご紹介していきます。
OB訪問には感謝の気持ちを込めて手土産を持って行こう
OB訪問に応じてくれたことに対して、感謝の言葉を述べるだけではなく手土産を持参するのが一般的であるとされています。就活の中でもOB訪問はとても有益なものであると言えますから、手土産を用意して最大限の感謝のしるしとするのは当然とも言えるでしょう。手土産を用意するのに慣れていないという人も少なくはないでしょうが、ポイントさえ押さえておけば大きな失敗をすることはありません。きちんと手土産を選んで、OBに渡せるように準備しておきましょう。
手土産はOB訪問が始まる前に渡そう
手土産を渡すタイミングはOB訪問が始まる前です。場の雰囲気を和ませ、まずはこちらをどうぞ、といった具合に切り出していきましょう。OB訪問が始まる前に少し打ち解けておくことによって、その後の質問や会話がしやすくなっていきます。
OB訪問で手土産を渡すことにはそういった効果が期待できますから、できることなら用意していったものは渡せるようにしたいところです。
もしもOBが手土産を受け取らなかったら引き下がろう
OBに手土産を渡す時に、決して無理矢理渡そうとしてはいけません。OBが断ったら、すぐに引き下がりましょう。しつこく渡そうとすると、逆に失礼に当たります。良いことをしようとしているのはわかるのですが、厚意の押し付けになってしまっては意味がありません。
それに、OBによってはOB訪問の際に手土産を渡されること自体を嫌う人もいます。中身が何であれ、手土産自体を嫌っている以上、受け取ってくれることはまずありません。そういった考えを持っている人に対して手土産を押し付けても相手は喜んでくれないでしょう。
そもそもOB訪問の際に手土産を渡すことは、非常にデリケートな問題であるため、受け取るかどうかはOB個人の裁量に委ねられています。ですから、OBが拒否するのであればこちらはそれに素直に従うべきだと考えてください。
また、OBが公務員である場合は絶対に手土産を渡さないようにしましょう。公務員であるにも関わらず手土産の受け渡しを行ってしまった場合は、「収賄罪」として扱われてしまうからです。そういった問題を起こさないためにも、OBが手土産を受け取らない理由はきちんと考えるべきだと言えます。
OB訪問で持って行きたいおすすめの手土産とはどんなもの?
OB訪問で持って行く手土産は、何でもいいというわけではありません。自分が好きなものを持って行けば良い、という考え方をしてしまうと、かえってOBやOGにとって迷惑になってしまう可能性があります。そうならないためにも、きちんと相手を気遣ったものを選びましょう。
クッキーやマドレーヌなどの焼き菓子
焼き菓子類は誰にとってもそれほど好き嫌いがなく、手土産としては定番であると言えます。クッキーや、マドレーヌ、フィナンシェやダックワーズなど何種類かの焼き菓子が詰め合わせてあれば、喜んでもらえるでしょう。
また、OGにはマカロンがおすすめです。人気のあるお店のものを調べておいて、あらかじめ取り寄せておいたり、実際に店舗に赴いて選んだりしてみましょう。色どりが良いため、手土産にはとても適しています。
焼き菓子は有名店のものから地元の美味しい洋菓子店のものまで、さまざまな所で手に入れることができますから、あまり調達に苦労することもないでしょうし、おすすめできる手土産のひとつです。
缶や箱などに入っているもの、個包装のもの
焼き菓子に限ったことではありませんが、手土産は缶や箱などに入っていて崩れないようにしてあるものを選ぶべきでしょう。きちんとした形にはめられていないと、持ち歩いている間に崩れてしまうことがあるからです。丈夫な缶や箱で囲われていて、仕切られているものが望ましいと言えます。
また、手土産は個包装のものが良いでしょう。個包装のものであれば、OBが職場に戻ってから同僚に配ることができます。個包装になっているものはしけってしまいにくいので、保存もしやすいため取り扱いやすく、美味しく食べることができます。
羊羹は手土産の定番のひとつ
手土産として喜ばれるもののひとつに、羊羹が挙げられます。羊羹は手土産として長く愛されてきたもので、格式ばった場面での手土産としても重宝されているため、OB訪問で贈れば社会人のマナーをわきまえていることを印象付けることができるでしょう。
有名なものでは、「とらや」の羊羹が挙げられます。羊羹と言えば「とらや」、というくらいに有名なブランド店ですから、もし羊羹を手土産に持って行こうと考えているのであれば、この羊羹を選ぶのがベストでしょう。近くに店舗がなくてもオンラインストアがありますから、OB訪問当日に間に合うように取り寄せておけば問題ありません。
おせんべいもOB訪問の手土産としておすすめ
喜ばれる手土産としては、おせんべいも挙げられるでしょう。おせんべい、あられ、おかきなど、何種類かで組み合わされて箱詰めされたものは、食べても飽きが来ないため手土産としておすすめです。おせんべいのような和菓子はあっさりとした後味が魅力的です。OBも、貰いすぎてしまって飽きるということはないでしょう。
おせんべいのアソートは全国の百貨店で購入することができますから、まず一通りお店を見て回りましょう。包装の色合いなども重要ですから、中身や値段だけではなく、見た目にも気を遣って選んでください。
コーヒーや紅茶などのドリップパックの詰め合わせ
コーヒーや紅茶など、日頃職場で使うドリップパックの詰め合わせも手土産としてはおすすめです。すぐになくなってしまう消耗品ですから、贈られて困るということはまずないでしょう。また、さまざまな味の詰め合わせであれば、OBの職場で楽しんでもらうこともできるでしょう。
OBが個人的に楽しむといった場合でも、コーヒーや紅茶をたしなむ人は多いため、迷惑だと感じる人はそれほど多くはないと考えられます。ドリップパックは手軽に淹れることができるため、時間がない時にも重宝されます。愛用している人は多いでしょうから、手土産として優秀な部類に入ります。
栄養ドリンクを差し入れるのも手土産としてアリ
これは箱で、あるいはセットで、という意味ではありませんが、栄養ドリンクを差し入れるのも手土産としておすすめです。1本か2本くらい、お疲れ様です、という気持ちを込めて渡しましょう。しっかりとした手土産よりも、こういった軽いものの方が良いとするOBも少なくはありません。
栄養ドリンクは女性向けのものもありますから、OGにはそれを用意するとウケが良いでしょう。味が少しずつ違いますから、何本か用意して行くと、準備が良いと思われて印象が良くなります。コンビニやドラッグストアなどで購入しておきましょう。
この時、冷たいものを渡してしまうと、すぐに飲んでもらえないと汗をかいて水滴がついてしまうため、できれば常温のものが良いでしょう。
OB訪問の手土産として持って行ってはいけないもの
OB訪問の手土産として、持って行くべきではないもののポイントも押さえておきたいところです。何を持って行こうかと考えた時に、まずこれは外していこう、と考えてみましょう。そして、自分が持って行こうと考えているものが、これから紹介するポイントに当てはまっていないかどうかチェックしてみてください。
賞味期限が短い手土産は持って行かない
賞味期限が短いものは手土産としては不適切です。すぐに食べなければならないものを送ってしまうと、相手は急いで食べきらなければならなくなってしまいます。いくら美味しいものだとしても、賞味期限が短いと、相手はそれだけで扱いに困ってしまうでしょう。
要冷蔵の手土産は持って行かない
OB訪問では手土産を持ち歩かなくてはなりません。一定の時間、日光の元に晒されることになるわけですから、それも考慮するべきです。そうなると、要冷蔵の菓子折りは避けるべきでしょう。要冷蔵のものを持ち歩いてしまうと、傷んでしまって食べられなくなってしまう可能性があります。
せっかく用意した手土産も、傷んでしまっては台無しです。何も渡せなくなってしまっては元も子もないので、購入する際に、どういった状況でも渡せるものであるかどうかをしっかりと確認しておきましょう。
崩れやすい手土産は持って行かない
同じく持ち歩かなくてはいけないという理由で、崩れやすいものは持って行かないということも覚えておきたいところです。OB訪問では移動をしなければならないことが予想されますから、電車や人混みの中で手土産が入った袋がどこかに強くぶつかるということは大いに考えられます。
そうなれば中に入っているものが崩れてしまうことは十分にあり得ます。きちんと梱包されているものであれば別ですが、袋に入っているだけのクッキーなどの場合は折れてしまうでしょう。そうならないためにも、多少の衝撃に耐えられるものであるかどうかをきちんと確認することも大切です。
OBが手土産を開けた際に、全てぼろぼろに崩れていたらとても悪印象を与えてしまうことになってしまいます。せっかくOB訪問が上手くいっていても、最後に残念なイメージを植え付けてしまわないように、梱包はしっかりとしたものを選びましょう。
かさばる手土産は持って行かない
OB訪問の手土産として持って行ってはいけないのが、かさばるものです。袋に入ったものを大量に渡したり、大きな缶をいくつも渡したりするのはやめましょう。数が多ければ良いというものではありません。
かさばるものを渡されてしまうと、相手は持ち帰る時に困ってしまいますから、お礼の気持ちとして贈ったものがかえって迷惑をかけることになってしまいます。特に通勤ラッシュの時間などにぶつかってしまうと、電車に乗る時に手土産が邪魔になってしまうこともあるでしょう。かさばるものよりも、小さくても喜ばれるものを選びましょう。
切り分けなければ食べられない手土産は持って行かない
切り分けなければ食べられない、ホールのバウムクーヘンや切れ目の入っていないカステラのようなものを手土産にするのは控えましょう。OBが職場に持ち帰ったとしても、手間がかかってしまうため皆で食べるということができません。
また、OB訪問に応じてくれた先輩が個人的に自宅で食べるという場合でも、一人暮らしの場合だとそういった大きさのものは賞味期限内に食べきれなかったりと、何かと不都合な点が多く挙げられます。ですから、切り分けなければ食べられないものは持参しない方が無難であると言えるでしょう。
重いものは手土産として持って行かない
これは基本的なことですが、重いものは手土産として持って行かないようにしましょう。例えばジュースの詰め合わせのように、重いものは相手にとって迷惑になってしまいます。特にOB訪問のように移動が多い場合は、それを持ち歩かなければなりません。また、OBはそれを持って会社や自宅に移動しなければならないわけですから、迷惑だと思われても仕方ないと言えるでしょう。
ですから、重いものは極力避けて、できるだけ軽くて持ち運びにくくないものを選ぶようにしてください。そういった手土産に適したものはたくさんあるので、わざわざ重いものを選んでしまうと、どうしてこれを選んだのだろう、と疑問に思われてしまいます。
食べる時に手が汚れる手土産は持って行かない
食べる時にべたべたしたり、キーボードを汚してしまうような食べ物は手土産には向いていません。そういったものを手土産に渡してしまうと、これは個人的に食べるものとしては良いだろうけれど、手土産として渡すものではないだろう、と思われてしまいます。
あくまでも手土産は社会人に渡すものですから、マナーを守って選ばなければいけません。自分が良いと思ったからといって、相手がオフィスで食べる時のことを考えずに押し付けないように気をつけましょう。
OB訪問の手土産はお礼の気持ちを込めて渡そう
OBは就活に協力してくれる恩人のひとりです。そのことを十分に理解した上で、お礼の気持ちを込めて手土産を渡してください。ただ単に義理で渡しているのではなく、感謝をしているのだということがきちんと伝われば、OBもOB訪問を引き受けて良かったと思ってくれることでしょう。OBに手土産を渡す時には、OB訪問から得たことを今後の就活に存分に活かしていくということも、力強く伝えてください。