履歴書の志望動機をパターンで使い回せる職種別の例文集
履歴書は自分自身をアピールできる最大の武器であります。しかしどんなに気持ちを込めても相手に伝わりにくい書き方では、なかなか採用には繋がりません。
ここでは履歴書の中で一番に目がいく志望動機欄の書き方例をご紹介します。ちょっとしたパターンを駆使すればあらゆる職種に使えるので参考にしてみてくださいね。
履歴書の志望動機を書くパターンは「企業の情報」+「自分の気持ち」
志望動機を書く際には、就職・パート・アルバイトを希望する先の企業などの情報を前もって予習することから始めましょう。採用する側もある程度の知識や情報を事前にリサーチしている人に好感を持ってくれるからです。
企業の情報とは、その企業が持つ特色や雰囲気・イメージ・取り扱っている商品のコンセプトなどです。企業の情報を志望動機に記した後には、「(その情報を知ったことにより)就職してみたいと思いました」と自分の気持ちを綴ります。
「企業の情報」+「自分の気持ち」を組み合すことによって、志望動機が理由づけされて説得力のある印象を与えることができるのです。物足りなさを感じる人は、「自分の特技」を付け足すとより採用に近づく志望動機となるでしょう。
ではここからは職種別に志望動機の例文をご紹介します。ぜひパターンに当てはめて一緒に考えてみましょう。
1.一般事務(予備校や塾)の志望動機例文
例文:「有名大学への進学率がとても高いこちらの予備校で、夢に向かって頑張る後輩たちを応援したく思い応募致しました。グラフィックデザイナーを目指していましたので、エクセルやワードを使った作業が得意です。」
志望先の予備校に通った経験がなくても、そこが広告などで掲げている「進学率」などを盛り込み、続いて「後輩を応援したい」という気持ちを記します。事務職を希望する場合はパソコンのスキルが採用基準にもなるので、最低限の「ワードとエクセルは使いこなせます」というアピールしましょう。
2.工場スタッフの志望動機例文
例文:「御社の製品は私たちの生活には欠かせない、とても身近な存在です。国内生産のみならず海外への輸出も積極的に行っている御社で物づくりの基礎を学び、社会人としてのみならず一人の人間としても成長したいと思い志望致しました。」
工場のスタッフを志望する際には、「その工場では何が作られているのか」「どの程度の需要があるのか(輸出量など)」を事前にリサーチしておきましょう。もちろん自分にとってその企業の製品がどのような存在であるかを記すのも大切です。そして製造に関わることによって自分自身の成長にも期待していると書くことで、「向上心がある人材」という印象を持ってもらえます。
3.清掃スタッフ(球場など)の志望動機例文
例文:「3年間○○業者で引っ越しのアルバイトリーダーをしておりました。その時に学んだ効率良く仕事をするための状況判断能力は、御社でも最大限に発揮できるかと思います。いつも野球観戦で足を運ぶ○○球場に恩返しをするためにも、お客さんが気持ちよく足を運んでもらえる環境を作っていきたいと思い志望致しました」
一見誰にでもできそうな仕事ほど、自分の経験や特技をアピールして数入る志望者と差をつけましょう。清掃スタッフに大事なことは、もちろん担当する場所を清潔に保つことです。しかしそれだけでは「この人に仕事をしてもらおう!」という気持ちにはなりません。「そこへ訪れる人が気持ちよく過ごせるための環境作りに貢献したい」という「お客さんの立場になった考え」と「雇う側が清掃スタッフに求める理想の人材」を記すとより説得力のある志望動機に仕上がります。
4.ファーストフード店員の志望動機例文
例文:「いつも友達と利用させて頂いています。こちらのお店が大好きで、今回アルバイト募集を知り応募致しました。アルバイトは未経験ではありますが、元気と笑顔だけは誰にも負けません。高校時代はソフトボール部で3年間汗を流した経験から、どんな時でも粘り強く諦めずに頑張ります。」
アルバイトは未経験ではあるけれど足繁く通っているお店の場合、実際に働いている人を目にする機会が沢山あるかと思います。そこから自分が感じたお店の印象も、志望動機のパターンである「企業の情報」として使えます。
ファーストフード店の仕事は明るさや笑顔をウリにしている企業が多いので、自分の性格の長所を盛り込むと好印象です。未経験であることをカバーするためには、自分の経験からアルバイトに活かせる要素を見つけ出しましょう。
履歴書の志望動機はオリジナル&好印象を大切に!
履歴書の志望動機は、自分が応募する企業に興味を持ち、その企業で働きたいと思う理由を伝える文章です。パターンをそのまま使わず、自分自身の考えや気持ちを盛り込んでオリジナリティを出すことが重要です。企業の情報を調べ、自分の気持ちを整理し、それらを組み合わせて文章を作成すると良いでしょう。企業の特徴や理念に共感し、自分の経験やスキルを活かせるということを伝えると良いです。