アルバイトの履歴書で悩むのは志望動機の書き方
初めてアルバイトの履歴書を書く時、一番悩んでしまうのが志望動機だと思います。正直に書いたほうが良いのか、それとも少し盛ったり取り繕ったほうが良いのか、好印象を与えるにはどうしたらいいかあれこれと考えてしまいますよね。 そこで、採用担当の人の記憶に残る、好印象な志望動機の書き方、簡単にお教えします!
アルバイトの履歴書の志望動機は「好き」「興味がある」で押していく
初めてのアルバイトの場合、アピールできることが少ないので、「その仕事に興味があるから応募した」「この店が好きでいつも通っていた」という志望動機で押していく場合が多いです。
採用担当としては実際、経験者のほうが役立つと思うでしょう。ですが未経験者をあえて雇うなら、 その仕事に興味を持ってくれている人や好きだと言ってくれる人材を雇いたいものです。
◇アルバイトの履歴書の志望動機で「好き」を押し出す例文◇
ハンバーガーショップの店員のアルバイトに応募する場合
私は休日の朝はいつもこちらの店に通い、ハンバーガーを食べていました。
何度食べても飽きない味で、店のスタッフさんの笑顔も爽やかで好印象を抱いており、社会経験も兼ね、初めてアルバイトをするなら絶対にここで、と思い、今回応募をさせていただきました。
居酒屋のホールスタッフのアルバイトに応募する場合
以前貴社のチェーン店の居酒屋へ行った際、スタッフさん達の笑顔と心配りに感動しました。
私も人と接するのが好きで接客業に興味があり、お客様に気持ちの良い時間を提供できたらと思い、未経験ではありますが応募をさせていただきました。
店の好印象な部分を書きつつ、「この店が好きだから働きたいんだ!」という意思表示をはっきりしましょう。理由が具体的だと、熱意も伝わりやすいです。
アルバイトの志望動機は「経験を活かして」が圧倒的に強い
アルバイト経験はなくても、学校生活の中での行事や部活動、習い事、その他自分の持っている経験を活かしてできるような仕事であれば、そこを強くアピールしましょう。
◇アルバイトの履歴書の志望動機で「経験」を押し出す例文◇
ファミレスのキッチンスタッフのアルバイトに応募する場合
私は幼いころから料理をすることが好きで、高校の部活でも料理研究部に所属しており、こちらの店のキッチンスタッフの仕事に興味を持ちました。
料理をし慣れていることもあり手際はいいほうだと自負しています。お役に立てるよう頑張りますので何卒よろしくお願い致します。
また一般事務系のアルバイトなら、資格や使える技術をアピールしておいたほうがいいでしょう。
一般事務のアルバイトに応募する場合
学校や自宅でPCを触る機会が多く、一般事務の仕事で活かせないかと考えており、貴社の採用案内を見て応募させていただきました。自宅からも通いやすく、条件が自分に合っていると感じました。
所持資格は簿記2級と、Word、Excel、PowerPointは一通り使えます。何らかの形でお役に立つことができたらと思いますのでよろしくお願い致します。
採用担当者は経験豊かな人材を欲しています。「役立ちたい」という姿勢が大切です。
アルバイトの志望動機で「高時給だから」あえて本音で勝負してみるのもOK
実際のところ自給で選んでしまったせいでどうしても聞こえのいい志望動機が思いつかない、というのはよくあると思います。前述で紹介したアピールがどちらもできないという方は正直に「稼ぎたい」と本音で押していくしかありません。
しかし!単純に「お金が欲しいから」とか「とにかく高時給が魅力です」などというまったくオブラートに包んでいない志望動機はNGです。表現を遠まわしにソフトにしたり、「家から通いやすく地理的条件が良い」ということも書いたりしても良いでしょう。
◇アルバイトの履歴書の志望動機で「稼ぎたい」を押し出した例文◇
今年の両親の結婚記念日に温泉旅行をプレゼントしてあげたいと思い、今回こちらに応募させていただきました。
自宅から徒歩で通えるという絶好の地理条件に加え、仕事内容においてもやりがいをもって働けそうな点に魅力を感じ、応募しました。
ポイントは金、金!とガツガツしないことです。あくまでも目的や理由がありお金が必要であるということや、自給の面ではなく地理条件に惹かれたなどの動機にしておいたほうが採用担当者に悪い印象を与えずに済みます。
ただ単にお金が欲しいだと聞こえが悪いですが、学費や両親のためなどそういった真面目な理由でお金が欲しいということに対しては比較的好意的にとってくれることのほうが多いようです。
アルバイトでも履歴書は“美文字”が大事
字は性格を表すものとも言われたりします。せっかく良い志望動機が思いついても履歴書に書かれた字が汚かったら、やはり少なからず印象に悪影響を与えてしまうでしょう。
基本中の基本ですが、履歴書は黒のボールペンで丁寧に綺麗に書きましょう。文字の大きさ、間隔、漢字のとめ、ハネ、できるだけ細かいところまで気を遣いましょう。
アルバイトの履歴書の志望動機は真剣に書こう
アルバイトの履歴書においては、志望動機や自己PRなどは重要な要素となります。これらは将来の就職活動でも繰り返し書くことになるでしょう。
「アルバイトの履歴書だから手を抜いてもいいか」と考えず、真剣に取り組みましょう。志望動機を魅力的に表現するコツをつかむチャンスです。自分自身を分析し、見つめ直し、相手を引きつける志望動機を真剣に考えましょう。
美しい字だけでなく、言葉の選び方も重要です。分かりやすく丁寧な表現ができているか、常識を持っているかなど、面接前の段階で伝わってくる要素は意外と多いのです。
アルバイトも社会経験として自己成長の機会です。履歴書の執筆はその最初のステップです。
さあ、あなたも好印象を与える志望動機の書き方を身につけて、成長する大人としての第一歩を踏み出しましょう!