扶養や配偶者の欄について正しい書き方を解説
履歴書の扶養家族や配偶者の扶養義務や配偶者の有無の欄はどの様に書くのか解説します。学生でこれからアルバイトを始める方や、子育てが落ち着きパートで働きたい主婦の方などは履歴書を書く機会も少ないため書き方が分らない方もいるでしょう。扶養の義務があるのか、配偶者がいる場合はどうなのか書き方を紹介します。
扶養家族の人数について
履歴書には扶養家族の人数を記入する欄があります。この欄はあなたが扶養する人数を書く欄になります。例えば、3人家族を自分の収入で支えているのであれば男女問わず扶養家族は配偶者を除いた人数の1人となります。
仮に、結婚していなくても同棲していれば内縁の関係により扶養家族の欄に1人と書く事が出来ます。
主婦がパートで働くとき、夫の収入で生活している場合は扶養家族が0人になります。夫が無職の場合は、主婦が子供を扶養しなければならないので配偶者を除いた子供の数である1人と書きます。
同棲しておらず子供もいない、結婚もしていない独身の方は扶養家族の人数を0人と書きましょう。
配偶者の扶養義務について
扶養義務は前述した扶養家族の人数を書くための確認事項になります。生活を支えている方が働く場合は扶養義務「有」に丸を付けます。扶養を受けている方は「無」に丸を付けます。
例えば、連れ子の女性と同棲していたとします。その場合はあなたが生活費を工面しているので、同棲している女性と子供を扶養する義務があります。その場合は「有」に丸を付けます。
もう一つの例は結婚して、子供はいないケースです。どちらかが主婦、もしくは主夫の場合は配偶者の扶養義務は「有」に丸を付けます。どちらも正社員で働いている場合は配偶者の扶養義務は「無」に丸を付けます。
ここで独身の方は注意が必要です。配偶者の扶養義務というのは配偶者についての解答欄です。同棲しておらず配偶者もいない方は未記入で履歴書を提出します。「無」に丸を付けるのは間違いなので気をつけましょう。
配偶者の有無について
この欄では配偶者の有無を確認します。配偶者がいる方は「有」に丸を、配偶者がいない方は「無」に丸を付けます。これは独身の方も記入しましょう。
同棲している方も配偶者「有」に丸を付けます。これは同棲していると事実婚として法律上も配偶者として認められるからです。嘘をついても得はありません。就職先に家族手当がある場合は手当てを逃してしまいます。同棲していて合否に影響があることは無いので正直に記入しましょう。
学生の方がアルバイトするときの扶養・配偶者の書き方
学生の方は結婚や同棲もされていないでしょう。その場合の書き方を解説します。独身の方と同じ書き方なので、参考にしてください。
- 扶養家族の人数
同棲も結婚もされていないため、子供もいないので「0人」
- 配偶者の扶養義務
同棲も結婚もされていないため、この欄は「未記入」
- 配偶者の有無
同棲も結婚もされていないため、「無」
独身の方や学生の方はこのように書きます。結婚をしている学生の場合は、前述を参考にしながら書いてください。
履歴書の扶養家族、扶養義務、配偶者の書き方のおさらい
扶養家族、扶養義務、配偶者の有無は少しややこしいですが、正しい履歴書を書くためには必ず覚える必要があります。もう一度簡単におさらいすると
扶養家族の人数
自分に扶養義務があるならば、配偶者を除いた人数を書く。子供が3人いるのであれば3人。子供2人と父と母がいるのであれば4人。
配偶者の扶養義務
配偶者が主婦、主夫であれば「有」。共働なら「無」。独身なら未記入。
配偶者の有無
結婚もしくは同棲しているならば「有」。独身なら「無」。
これらのルールをしっかり覚えると正しい履歴書が書けるでしょう。