転職に強い資格の人気ランキング【男女共通・30代女性向け】
転職の際、これまで培ってきた経験はあなたの財産と言えるでしょう。しかし、スキルや知識の水準を明確に示すには、資格を取得するのがベストです。本記事では、転職に役立つ資格をランキング形式でご紹介していきたいと思います!
転職に有利な資格が知りたい
資格が転職に有利とはいえ、やみくもに資格を取得してはいけません。転職後どのような企業で働きたいのか、どの資格が役に立ちそうかを考えて資格を選ぶ必要があります。
- 自分が興味を持てる
- 自分がやりたい仕事に必要
- 企業側からの需要がある
以上の3点を満たした資格を取ることをおすすめします。興味が持てる資格でなければ勉強は進みませんし、その分野で長く仕事を続けていくのも難しいでしょう。また、資格を持っていることによって採用されやすくなるという点が転職にはもっとも重要です。
男女共通の転職に有利な資格ランキング
まず、老若男女を問わず転職を考える時に取得しておくといい資格をご紹介していきます。取得必須というわけではないのかもしれませんが、これらの資格を持っていることで選べる求人の幅がぐっと広がることになります。
1.MOSは転職先でオフィスワークをしたい人に人気の資格
MOS(マイクロソフトオフィス スペシャリスト/エキスパート)は、マイクロソフト社のオフィス製品を使いこなせることを証明する資格です。オフィスワークを希望する人は、取得しておいて損はありません。転職に有利であるほか、仕事の能率もぐっと上がること間違いなしです。科目は、以下5つの中から好きなものを選んで受験することができます。
- Word:文書作成ソフト※エキスパートレベルあり
- Excel:表計算ソフト※エキスパートレベルあり
- PowerPoint:プレゼンテーションソフト
- Access:データベース管理ソフト
- Outlook:電子メール・情報管理ソフト
記載の通り、エキスパートレベルはWordとExcelのみになります。エキスパートレベルは、Part1・2に両方合格すると認定証が発行される仕組みです。
- 実施回数・場所:全国一斉試験は月に1~2回、そのほか随時試験も
- 受験料:1科目10,584円(税込、2015年6月現在)。エキスパートレベルでは、Part1・2 それぞれに受験料が必要になります。
2.TOEICは転職先で英語を活かしたい人におすすめの資格
すっかりお馴染みになった英語の資格であるTOEIC。企業によっては海外営業部だけでなく、すべての部署でTOEICの受験が奨励されているところもあります。高得点を取得しておけば、転職時に選べる求人がかなり広がること必至!
TOEICは、リスニング、筆記の2科目両方の総合点がスコアとなって示されます。スコアの範囲は10~990点。一般には600点以上、英語を使う部署では730点以上のスコアが求められることが多いとされています。外資系企業では、さらに高めの水準が求められます。
- 実施回数/場所:年10回、全国80都市で実施
- 受験料:5,725円(税込、2015年6月現在)
3.普通自動車免許第一種は転職時の資格としてもお馴染み
都市部でも、営業職で車の運転が必要になるケースが多々あります。特に、メーカーの営業など商品やサンプルを持ち運びするような職種では、営業車を使って得意先回りをする必要があります。転職する際はそんな求人を逃さないために、まだ免許を取っていない人は取得しておきましょう。
- 実施回数/場所:随時、全国の教習所・運転免許センター
- 受験料:条件によって異なる(既定の教習所を卒業、または検査合格証名書が必要)
4.ファイナンシャル・プランニング技能士は金融系への転職におすすめの資格
ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を持っていると、ファイナンシャルプランナーを名乗って、私たちの生活に欠かせないお金に関する相談を受けたりアドバイスをすることができます。どうやって貯金を増やせばいいのか、自分にピッタリの保険はどれなのか、マイホームを買う時の住宅ローンの選び方をはじめ、お金に関するエキスパートととして活躍できます。お金のことは仕事にも活かせるので、ファイナンシャルプランナーの資格を持っていると優遇されることが多いです。国家資格ですし、将来は独立開業も望めるので、キャリアアップを狙っている人は、ぜひとも取得しておいて損はありません。
- 実施回数/場所:年に数回、金融財政事情研究会または日本FP協会
- 受験料:級や学科によって異なる(3,000円から)
5.社会保険労務士は取得者が少ないため転職に有利な資格
社労士と呼ばれる社会保険労務士は、職場に起こる問題に対処する仕事を担います。複雑な手続きをしたり、人事や給料・労働時間など職場の人間関係を円滑にする相談を受けたりもします。国家資格である社会保険労務士の資格取得は難易度が高く資格を持っている人はそう多くはないため、取得しておくと重宝されることに間違いはありません。
- 実施回数/場所:年に1回、全国社会保険労務士会連合会 試験センター
- 受験料:9,000円
30代女性の転職におすすめの資格ランキング
30代女性が転職を考えるとき、”スキルアップ”や”子育て”というキーワードが重要になってきます。専門知識を得てスキルアップからキャリアアップしたいと思い始め、家庭と両立できる業種を求める人が多いようです。そこで、転職を考える30代女性に人気の資格ランキングをご紹介していきます。
1.医療事務は病院やクリニックへの転職に有利な資格
医療事務は、全国各地に存在している病院やクリニックで事務方の仕事をするための知識を取得する資格です。具体的には、以下のような仕事をすることになります。
- 患者さん(初診・再診)の受付や診察券の発行
- 患者さんの入退院の手続き
- 電子カルテの入力、整理
- 医療保険をもとに、患者さんの医療費を計算
- 診療報酬明細書を発行し、保険から医療費を請求
女性におすすめする理由の一つは、資格や経験があれば転職がしやすい職種であるという点です。正社員だけではなく、派遣やパートなど自分に合った勤務体系を選べるのも人気のポイント。
- 実施回数/場所:月1回、全国の公共施設等で実施
- 受験料:7,500円(医科・歯科)
2.日商簿記検定試験は事務職への転職に欠かせない資格
女性に人気な職種である事務職には、簿記の知識は不可欠です。簿記の資格を取得しておくことで、キャリアアップや復職に役立つこと間違いなしです。
以外にも数学が苦手でも取得できるため、文系の女性でも十分挑戦できる資格とされています。3級であれば、取得までの学習時間は1~3か月が目安です。家事や仕事の合間に勉強を始めてみてはいかがでしょうか。
- 実施回数/場所:年3回、全国の商工会議所
- 受験料:級によって異なる
3.宅建(宅地建物取引士)は不動産業への転職に有利な資格
宅建は、不動産取引に必要な法律知識を身に着けるための資格です。毎年20万人もの人が受験する人気資資格とされています。また、宅建が必要とされるのは建築・不動産業だけではありません。金融業界をはじめとする、様々な業種から強く必要とされる資格なのです。
1度取得してしまえば更新が必要なく、男女関係なくこの資格を活用して働くことができるというメリットが。出産等で求職・復職を考えている女性におすすめです!
会社によっては資格手当が見込める資格である点からも、収入アップが見込めると言えるでしょう。取得までの学習時間の目安は6カ月ほどです。
- 実施回数/場所:年1回、全国の学校等で実施
- 受験料:7,000円(2015年6月現在)
転職に向けて資格取得する時は希望の仕事に必要かを見極めること
今回ご紹介した資格のいくつかは、取得することで社会人として知っておくべき知識や技術を得ることができます。転職活動やその後の実務に役立つという点はもちろんですが、現在の仕事に役立つというメリットも期待できます。
転職準備として資格取得を検討している人は、その資格が自分の希望する仕事に必要なのか、本当に役立つのかを見極めなければいけません。極端な例ですが、不動産業に転職したい人が宅建ではなく、医療事務の資格を持っていたとしても、それを仕事に役立てることはできません。やりたい仕事に活かせる資格を取ることが、転職活動を有利に進められる秘訣になります。