一人暮らしやフリーターの貯金方法と実態
20代や30代の方は一人暮らしやフリーターの方も多いです。しかし将来のために貯金をしている方もいます。貯金できない人とできる人は何が違うのでしょうか。毎月の費用を上手くやりくりしている方は貯金が貯まる人です。貯金額の目安や平均を解説するので自分に合った適切な方法で100万円を目指し貯金をしましょう。
一人暮らしの貯金額や平均額についての疑問を解決
一人暮らしの方は、どのように貯金をしているのでしょうか。また、貯金額や平均額はいくらなのか、どうやってやりくりするか、一人暮らしには欠かせないのがお金です。自分の生活を支えるお金は、どうやって捻出しているのでしょうか。その疑問にすべてお答えしましょう。
一人暮らしの平均貯金額の目安とかかる費用
一人暮らしをしている人の生活費の平均額は、いったいどれくらいなのでしょう。その目安と費用を具体的に紹介します。
ちなみに手取り15万円だとすると、
- 家賃…66,000円
- 通信費…11,000円
- 光熱費…10,000円(電気代4,000円、ガス代3,000円、水道代3,000円)
- 食費・日用品…23,000円
- 娯楽…20,000円
- 貯蓄…20,000円
となっています。生活が落ち着くまでですが、支出と収入のバランスを考えて、生活費を削ったり、その中から決まった金額を貯金に回せばいいと思います。
でも中には一人暮らしでも貯金できない人がいます。そんな人の特徴と改善点を述べておきましょう。
貯金ができない一人暮らしの人の特徴
- 生活費の残りを貯金に充てている
貯金をするには計画的にお金を使う必要がありますが、その計画通りに実行しているのであれば問題はありません。ところが、その計画通りに実行できていなければお金は貯まっていきません。
- 主婦と同じ貯金の仕方をしている
「主婦」と「一人暮らし」では、生活環境が異なります。したがって主婦と同じ貯金術をしたところでいつまでたってもお金は貯まりません。自分の生活スタイルに合った貯金方法をしましょう。
- 毎月の貯金額が異なる
「先月は3万貯金したけど、今月は5千円だった」という人もいると思います。一人暮らしの方は生活にかかわるすべての支出を自分の収入だけで賄わなければなりません。無駄遣いや衝動買いをしてしまうと貯金に回せるお金がゼロになってしまいます。
このように貯金できない人は、自分の欲に負け、中途半端に実行してしまう人のことです。では、どのように改善するべきでしょうか。その方法を教えます。
一人暮らしでも貯金ができるようになる4つの心がけ
貯金をするには心がけが必要です。貯金する!という決意が無ければ貯金をすることはできないでしょう。一人暮らしの人に実践してほしい、貯金する為の4つの心がけを紹介します。
1.目標の貯金額を決める
小さな貯金額でもいいので、目標貯金額を設定すれば、貯金がしやすくなります。逆に最初から大きな貯金額を目標としてしまうと、「なんでこんなに貯めなきゃいけないんだ?」といった、それに対するモチベーションが下がってしまう可能性があります。
2.毎月貯金に回す貯金額を決める
毎月収入の2割以下を貯金に回すと良いでしょう。それ以上回してしまうと、1ヶ月の生活が苦しくなってしまいます。貯金よりも生活できることが重要ですから、最初から高めの貯金額を貯金に回さないようにしましょう。
3.簡単なものから順に節約する
通信費や車の維持費、保険料が生活費の中で節約しやすい費用でしょう。自分が何気なく節約していると思っても、意外なところで無駄遣いをしている可能性があります。一度見直すだけで節約できるものから始めてみましょう。
4.お金を毎月使い切る
貯金をするにはまず収入が入ってから自分で貯金しておきたい金額を差し引いておきましょう。そして、お金が余ったからと言って貯金に回すと、どんどん生活費に充てていくお金が減ってしまいます。大事なのはコツコツ貯めること。これを続けることによって大きなお金になっていくのです。
貯金額100万円なんて夢じゃありません!使うお金と貯金するお金のバランスを考えて上手にやりくりすれば100万円貯まることだって可能です。そのためには、心がけが大切になってきます。
一人暮らしのフリーターが貯金を持っている理由
企業には就職せず、アルバイトだけで生活しているフリーターと呼ばれる人がいます。フリーターで一人暮らしをしている人は多くいますが、その中にはなぜか貯金があるという人もいます。そういう人は、一人暮らしなのになぜ貯金があるのでしょうか。その理由を見ていくことにしましょう。
1.定期預金など、先に貯金をして生活をしている
生活用に使うお金と貯蓄用のお金に分け、貯蓄分はすぐに口座へ振込、残りは生活に使う、このように使い分けることでムダ使いを抑えることができます。
2.毎月の固定費をカットしている
固定費を削減するときは、タイミングや契約プランの見直し次第でザックリと生活費を削減することができます。例えば
家賃…収入の1/3、安い土地への引っ越し、立地条件の妥協、身の丈に合った物件にする
通信費…お得な通信会社・プランへの変更、利用していないサービスを解約する
交通費…電車やタクシーを徒歩、自転車にする
3.節約が得意
きちんと自炊をしてお弁当や飲み物を職場に持って行ったり、公共料金を節約で抑えたり、必要なもの以外は購入しない、モノを購入するときは吟味するなど、無駄のないようにすることです。
4.副業をしている
ネットを使ったクラウドソーシングなど在宅業でもで稼ぐこともできます。
5.お金を投資して運用している
資産運用して、貯金を増やすというフリーターが多くなっています。ただし、株などを購入する場合は元手が必要ですので、ネット証券で500円から始めることをおすすめします。
6.将来を見据えた行動をしている
フリーターということは将来の保証が一切ない上に退職金などありません。なので、フリーターだからと言って気楽ではありませんし、大変だということがわかります。
20代、30代の一人暮らしの貯金額
ここでは、一人暮らしの20代と30代の貯金額について紹介します。もちろん実際の貯金額に個人差はありますが、以下で紹介するのは平均額です。
年代別の年収300万円未満の平均資産保有数
・20代の平均資産保有数 101万円
・30代の平均資産保有数 165万円
※家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 平成26年調査結果 から出典
年収が300万円未満でも、100万円以上の貯金があることがわかります。では、どのように貯金したり、お金を増やしたりしているのでしょうか。
一人暮らしでも貯金をしたいなら自分の生活費を見直してみる
一人暮らしをしていると当然、光熱費、家賃、固定費など毎月かかってきます。着実に貯金を増やしていくには、固定費をできるだけ抑える必要があります。
それとは逆に、すぐに家計を見直しできるのは、変動費です。変動費は、服飾費や娯楽費など、自分次第で出費を抑えることは可能ですよね?
節約することは、「自分にとって必要かどうか」を基準に考えてみることです。衝動的に購入したもののほとんどは必要とはいえないものばかりではないでしょうか。
「先取り貯金」なら一人暮らしでも確実に貯金できる
「先取り貯金」とは、給料から一定の金額を天引きして貯金に回すことをいいます。「先取り貯金」のメリットはお金を確実に貯めていけることです。毎月2万円ずつ貯めると決めたら、給料が振り込まれたらすぐに別の口座に移しましょう。
一人暮らしが貯金をするコツは無理せずコツコツ貯めること
一人暮らしで上手に貯金していくポイントは、毎月コツコツと貯金することです。保険や投信信託など、小額から気軽に始められるものばかりです。自分のペースで継続することが大切です。
一人暮らしでも貯金をする方法はたくさんある
一人暮らしの人が貯金をする方法は、いくらでもあります。ただし、あくまでも自分の生活のためなので自分のために今使うお金と、将来を見据えた貯金とお金にも区別をつけましょう。そうして自分の生活で使うお金を大切にすれば、お金に対しての価値観が変わり、貯金も少しずつ上手にできるようになっていくでしょう。