面接の日は時間配分に注意したい
面接当日には、さまざまな時間の配分が求められます。実際に面接が始まってから以外に、面接会場に到着するまでに行う色んな行動・準備をする中での時間配分を間違ってしまうと、心にも余裕が持てなくなり、面接本番でも本来の力を発揮できずに終わってしまうかもしれません。
時間に余裕を持って面接に向けての準備や行動をすることで心身ともに安定し、万全な状態で面接に取り組むことができるはず。それでは、どのような時間配分が面接の成功につながるのか?ここでは面接本番前に実践したい時間に関する心がけをご紹介します。
1.面接会場まで30分かかるなら、当日は1時間前に家を出る
「遅刻をしない」ということは誰もが気を付けて、面接の会場に向かうというのが大前提です。しかし、電車などの公共交通機関を使用する場合、電車の遅延や運行の中止など、起こりうるすべてのトラブルに予想して、あらゆる時間配分を考慮しておくことが大切です。
それは、天候の悪化や不慮の事故のような不可抗力だけでなく、緊張するあまりに大事な書類を家に忘れてしまったなんていう失敗だってあるのです。何の問題もなくスムーズに行けば30分で面接会場に到着するなら、その倍の1時間前には家を出発するなど、常に時間に余裕を持って行動することを心がけましょう。
2.面接の受付は約束時間の10分前に済ませる
面接に遅刻しないよう時間に余裕を持って家を出たら、約束の時間よりもかなり早く面接会場に着いてしまうことがあります。こんな時は、早く着いたからといって、そのまま面接会場に向かうことは避けた方がよいでしょう。企業側でまだ面接の準備も整っていないようなあまりにも早い時間に会場を訪ねてしまうと、逆に良くない印象を与える恐れがあるため注意が必要です。
面接の登録や受付をするのは、企業側の都合や面接の流れを考えて、約束時間の10分前にするのがベストなタイミングだといえます。ただし集団面接の場合は、面接前に全員への連絡や面接の内容について説明される場合があるので、10分前よりもう少し早い時間に面接会場入りし、大切なインフォメーションを聞き逃さないようにしましょう。
3.面接ではどんな質問にも対応できるように練習をする
一般的な面接の平均時間は、30分~1時間といわれています。しかし、5分ほどであっさりと終わらせてしまう企業があれば、1時間を超える長時間の面接を行う企業もあることから、これくらいの時間の面接なら採用される!という、ベストタイムはないようです。
採用面接では、面接が始まってから15分以内にほとんどの面接官は合否の判断を決めているといわれています。長時間になりそうだからといって序盤に気を抜いてしまうと、これから本気を出そうと思った時にはすでに、不採用の決定が下されてしまう可能性があるのです。
面接の時間の長さは、応募者が予想できるものではないため、何があなたにとってのファイナルアンサーになるかは分かりません。どんな長さの面接時間になっても、自分の満足いく対応ができるように心の準備をしておく必要があるのです。面接が終わって後悔しないためにも、前もって準備を重ねて質問の内容や重さに関わらず、すべての質問に心を込めて答えられるようにしておきましょう。
4.面接の前日は最低6時間は睡眠をとる
慣れない面接では、緊張を強いられることで想像以上に疲れてしまうものです。当日しっかりと集中して質疑応答に対応するためにも、面接の前日は最低でも6時間以上睡眠をとる必要があります。
面接の前日は、質問の準備に追われて夜更かしをしてしまうこともあるでしょう。ですが、寝不足の状態で面接当日を迎えてしまうと、面接の本番中に睡魔に襲われ、言いたいことを伝えられないということにもなりかねません。
睡眠不足は集中力の低下を招き、普段なら絶対答えられるような簡単な質問でさえも頭の中がパニック状態に陥ってしまう場合があります。面接というただでさえ緊張する状況の中、それに輪をかけて睡眠不足を抱えていては満足できる面接になるはずがありません。そのため、面接の前日は充分な睡眠時間を確保するように心がけましょう。
面接は時間配分をきっちりとして心に余裕を持つことが大事
就活で一番緊張する面接も、時間の使い方を意識して行動することで、ありがちなミスや不必要な緊張を防ぐことができます。これから面接を控えているという人は、落ち着いて面接本番を迎えられるよう、準備や行動時間をもう一度しっかり見直しましょう。
面接で一番重要なのは、程よい緊張感の中でいかに心に余裕を持つことができるかということです。面接では、面接官からどんな質問をされるかは予想できません。頭の中が真っ白になるような、思いもよらない質問が飛んでくることもあるでしょう。今回紹介した面接本番までの時間に関する心がけを忘れないことで、パニックになることなく心に余裕を持った状態で面接を受けられます。