就活では自分の短所を魅力的に表現しよう
就活の際には、自分の短所にも向き合うことが求められます。履歴書にも短所を記入する項目があったり、面接の時にも短所について尋ねられる機会が多くあったりします。ですが、あまりにも短所を強調してしまうなら、魅力的な人材と思われにくくなってしまうでしょう。短所を魅力的に表現する方法をいくつかご紹介いたします。
就活で自分の短所を言うなら前向きな表現に変化させるといい
自分の短所はそのまま受け止めて、「こんなところを直していきたい」と前向きに述べることができます。履歴書など書類に記入する場合には使いにくい方法ですが、面接など理由を説明できる場では便利に使える方法です。
短所1.自己主張が強い
自己主張が強すぎると、協調性が無く会社生活をうまくやっていけるのかなと思われてしまいます。ですが、次のように述べるならば、自己主張が強いと言う短所を述べながらも、応募者自身を魅力的に見せる長所ともなります。
私は自己主張が強すぎると言う欠点があります。自分が正しいと思ったことを言わずにはいられない性分なので、黙っていれば良いことでもつい反論したり反対意見を述べたりしてしまいます。
先日も友人とつい口論になり、言った後で私に非があることに気付きました。この経験から、自己主張する前に相手の言い分もよく聞くこと。聞いた後で自分の意見をもう一度考え直すことが必要だと深く反省しました。欠点である自己主張が単なるわがままにならないように、いつも相手の意見を聞く姿勢を保ち続けたいと考えています。
短所2.優柔不断
優柔不断は一見優しそうな性格に見えますが、迅速な判断が求められる仕事場では、大きな欠点となってしまいます。優柔不断な性格を変える具体的な方法を述べることで、誠実さをアピールすることができます。
私は、物事をはっきりと決めるのが苦手な優柔不断な性格です。自分でもこの優柔不断な性格を治したいと常々考えてきました。
なぜ物事をさっと決められないかを突き詰めると、「責任を持ちたくない」という気持ちが強いのではないかという考えに至りました。はっきりと決めてしまうことで当然のことですが責任が生じます。ですが、社会人になると言うことは言葉に責任を持つことでもありますので、今後は責任を正面に受け止め、自分の力ではっきりと決められる人間になっていくよう努力する所存です。
短所3.臨機応変な対応ができない
予定外のことがあるとパニックに陥りがちなのが、臨機応変な対応ができない人の特徴でもあります。時間割が決められている学生時代とは異なり、社会生活は予定外の出来事も頻繁に起こります。社会生活が難しそうだと思われないように、次のように述べてみるのはいかがでしょうか。
子どものころからスケジュールを立てることが大好きで、夏休みに入るとすぐに休み期間のスケジュールと、毎日の暮らし方の時間割などを立てていました。予定通りの生活を行うことは苦にはなりませんが、予定外の出来事があると臨機応変な対応ができないことが私の欠点だと思います。
とは言ってもすぐにこの性格を改善することは難しいですので、まずは想定されるシチュエーションやその対処法をなるべく多く把握しておくことから対応して行きたいと思います。社会人としての引き出しが増えていくにつれ、「予想外の出来事」も減っていきますので、欠点も目立たなくなるのではと考えております。
自分の短所をイメージの良い言葉に言い換えるのもいい
短所をイメージの良い言葉で言い換えるなら、履歴書の短所の欄に記入してもマイナスイメージにはなりにくいでしょう。言葉一つで印象は大きく変わりますので、注意して言葉を選びましょう。
短所4.心配性を「几帳面すぎる」へ言い換え
心配性だと書くと、人間の器が小さい印象を与えてしまいます。また、几帳面と書くと、短所ではなく長所なのではと考えられてしまうかもしれません。心配性や几帳面ではなく「几帳面すぎる」と書くなら、きちんとしすぎている程度の印象に変化します。
短所5.八方美人を「交際を広げすぎる」に言い換え
だれにでも良い顔をしたい八方美人も、一見、不誠実な印象を与えがちな言葉です。「交際を広げすぎる点がある」と表現するなら、社会性の高さをアピールしつつ、ちょっと調子に乗りやすい性格なのかなとほほえましく受取られるでしょう。
短所6.人見知りを「慎重すぎる」に言い換え
すぐには打ち解けない「人見知り」も、社会生活ではネガティブなポイントです。「慎重すぎる」と表現するなら、慎重さと言うポジティブな性格を表しつつも、すぐには行動しない様子も表現できます。
短所7.頑固を「意思を曲げにくい」に言い換え
頑固さは会社で仕事を行う上で必要ですが、度の過ぎた頑固さは不要です。「意思を曲げにくい」程度のマイルドな表現を選ぶなら、一本筋の通った人間であることをアピールしつつ、協調性もあることを主張できます。
就活の時は自分の短所を魅力的に伝えよう
どのような言葉を選ぶかで、印象は大きく変わります。短所を表現しつつもネガティブになりすぎないように、慎重に言葉を選んでいきましょう。