就活で健康診断書が必要となる場合がある
就活をしていく中で、企業から健康診断書の提出を求められることがあります。健康診断書が必要となったら、適切な方法で用意しなければなりません。健康診断書を常に手元に置いているという人はいないでしょうから、提出を求められた際に対応する必要があります。
就活において、健康診断書を提出することを少し意外に思う人も少なくないでしょうが、企業にとっては採用する人材の健康状態の把握も大切なことですから、健康診断書を提出することに協力してください。
健康診断書を提出する際には、企業がどのような形式のものを求めているのかをきちんと確認して、間違いのないように気をつけるようにしましょう。
就活で必要な健康診断書とは?
就職活動をしていると、健康診断書が必要となることがあります。企業によっては、就活生に健康診断書の提出を求めてくる場合があるからです。
就活で健康診断書を求められるタイミング
健康診断書を提出するタイミングは、内定後であることが多いのですが、最終面接に進んだ時や、二次面接に進むことが決まった時などの選考の途中である場合もあります。ですから、いつ提出を求められてもおかしくないと考えておきましょう。
就活の健康診断書に必要な項目
健康診断書に必要な項目は、身長・体重・視力・聴力・血圧・尿検査・貧血検査・胸部エックス線検査・肝機能検査・血中脂質検査・血糖検査・心電図検査・既往歴及び業務歴の調査・自覚症状及び他覚症状の有無の検査などが挙げられます。その他にも、自分が現在かかっている病気や、過去にかかっていた病気、気にかかっていることがあればそれもお医者さんに伝えましょう。
もちろん、企業からどの項目を検査するかについて指定があった場合はそれに従ってください。内定が決まった後に詳しく検査するから今回は簡単な検診だけで構わない、という場合もあり得るので、説明はしっかりと聞いておくようにするべきです。
健康診断書の提出は内定間近の証
就活をしていると、健康診断書のように思いがけない提出物が必要になることがあります。ですから、その時々に柔軟に対応できるようにしておく心の余裕が求められます。健康診断書が必要な時には、落ち着いて準備できるようにしましょう。
企業が健康診断書の提出を求めてきたということは、内定はもう間近であるか、あるいはもう内定が決まっているかのどちらかでしょう。内定のために必要な書類のひとつだと考えて、丁寧に用意するようにしてください。
就活で健康診断書の提出を求められたら
就活中に健康診断書の提出を求められたら、新卒の場合は大学の健康診断書を使いましょう。大学が発行する、その年度内の健康診断書を提出すれば問題ありません。健康診断は大学で年度が変わる度に行われているはずですから、それを受けていれば必ず発行されているので確認してみてください。
その年度の健康診断書は、大学の窓口や自動発券機などで発行してもらうことができます。提出期限が来るまでに一度やり方を確認して、いつでも発行できるようにしておくと良いでしょう。
在学中の就活の場合には、改めて病院に行って健康診断を受け直すという必要はありません。その年度の大学で受けた健康診断の結果を提出すれば問題ないのです。
既卒、第二新卒の健康診断書提出は
既卒、第二新卒などの場合は、自分で病院を探して健康診断を受けなければなりません。一般的に、有効とされる健康診断書の期限は3ヶ月以内とされています。ですから、企業に提出できる健康診断書の有効期限には非常に気をつけておかなければなりません。
健康診断を受けるにあたって、新卒は大学での健康診断書を提出することができるためおおむね問題はないと言えますが、既卒、第二新卒となると病院探しや健康診断書の期限切れなどに気を配らなくてはならず、何かと大変であると言えます。
多くの病院では、就職活動で健康診断書が必要なので書いてほしいと伝えればそれに相当する健康診断を行ってくれます。ですから、自分でどの項目を受けなければいけないかを覚えておく必要はないので、安心してください。
就活の健康診断書は原本を提出しましょう
病院では健康診断書の再発行ができる場合とできない場合があるので、その点も健康診断を受ける際に聞いてみてください。再発行ができないと、再度健康診断を受けなければいけないことになってしまいます。
また、健康診断書はコピーを提出することはほとんどありません。基本的には原本を提出することになっています。ですが、企業によってはコピーを提出しても問題ないという指定をしている場合もあります。その時はその指示に従いましょう。しかし、自分で勝手に判断してコピーを提出してはいけません。
就活の健康診断書発行にかかる費用
就活中に企業に提出する健康診断書は、健康診断証明書とは別物です。健康診断書と健康診断証明書は、ほとんど変わりはありませんが、どちらを提出するかは企業によって違うことがあります。健康診断書の提出を求められた場合には、自分がどちらを提出するのかをしっかりと確認するようにしましょう。
そして、健康診断書の発行にかかる費用ですが、大学の窓口や自動発券機で発行する場合は100円から200円など、数百円単位で発行することができる場合がほとんどです。そこまで多額な請求をされることはまずありえませんから、これも新卒の場合の大学の健康診断書を発行する際の大きなメリットのひとつでしょう。
既卒として病院に行き、健康診断書を発行してもらうために健康診断を受けた場合には、約7,000~15,000円ほどかかるのが平均的であると言えます。少し割高に感じるかもしれませんが、大体どの病院でも同じくらいの費用がかかってしまうので、あちこちの病院を転々としたりするのはやめましょう。
どうしても費用に不安がある場合は、あらかじめ電話や窓口などで健康診断にかかる費用を聞いておくと良いでしょう。健康診断書の発行は自費負担なので、保険の適用外となります。
就活中に金銭的な余裕がない時、健康診断書の発行に回すお金の捻出が厳しいという場合もあるかもしれませんが、これも必要な経費だと考えるようにしましょう。
就活中は健康診断書をストックしておこう
健康診断書は、就活をしている中でいつ提出を求められるかわからないものです。どの企業の選考がどこまで進み、どのタイミングで健康診断書を提出してほしいと言われるかわかりませんから、あらかじめ何通か用意しておくのがベストであると言えます。
大学が発行する健康診断書であれば、一気に何通も発行することができますから、5~6通は発行しておきましょう。手元に何通かストックして、いつでも提出できるように準備しておいてください。いざ提出を求められた時に慌てないように、いつも余裕を持っておきましょう。
大学で発行できる健康診断書も、窓口で発行してもらう場合には、窓口が閉まってしまう可能性も考慮しておかなければなりません。長期休みなどで窓口が閉まってしまった場合は、自動発券機を利用できるようにしておきましょう。
病院で健康診断書をもらうなら余裕を持って行動を
病院で健康診断書を発行してもらう場合には、健康診断の予約を入れなければいけません。当日に行けば健康診断をしてくれるという病院はほとんどないので、あらかじめ予約をしておく必要があります。病院の予約がとれなかったり、思ったよりも先延ばしになってしまったりする可能性もあるので、注意しておきましょう。
病院で健康診断書を発行してもらう場合、当日に渡してもらえないこともあります。発行までに1~3日かかるというケースもあるので、スケジュールには余裕を持って行動しましょう。せっかく健康診断書を手に入れても、企業が指定した日付までに間に合わなかったら元も子もありません。
健康診断書で内定が左右されることはない
就活をしている中で、健康診断書を提出することが求められると、持病がある人などはもしかしたらそのせいで内定に影響があるのではないかと考えてしまうこともあるでしょう。しかし、会社としてはそのようなことは意図していません。
健康診断書で求人を左右することはありませんし、健康診断書の提出を求めるのは法律で雇い入れる労働者の健康状態を知っておく義務があるとされているからなのです。企業が健康診断書を欲しているのはそれが理由なので、決して内定を取り消すためではありません。
自分の健康診断の結果が悪かったから、提出したら問題があるのではないか、といった不安は全く必要ありません。内定や選考の結果には何ら影響はないので、安心して提出してください。
就活中の健康診断書の準備は計画的にしよう
健康診断書は企業にとっても重要なものです。ですから、就活をしていく中で必ず提出が求められることになるでしょう。その都度焦ることのないように、計画的に準備をしておく必要があります。
履歴書やエントリーシートは文房具店ですぐに手に入りますが、健康診断書はそうはいきません。こういった書類を用意するのも社会人としての第一歩であると考えて、しっかりと手続きを踏んで用意しておきましょう。
内定や選考の準備を進める中で、健康診断書は必要不可欠です。自分に適した数を揃えて、就活に臨みましょう。