OB訪問の時期はタイミングを見極めて早く行うことが大事
OB訪問には適切な時期があります。一番効果的な時期を知っておくことで、周囲よりも一歩リードした就活をすることができるのです。OB訪問は就活において重要な位置を占めていますから、これは絶対に知っておくべき情報だと言えるでしょう。
OB訪問をする適切な時期を知っておこう
OB訪問をする時期について知っておかないと、タイミングを逃してしまう可能性があります。OB訪問ができる時期は限られているため、貴重なチャンスを取りこぼしてしまうと、就活そのものに大きな影響を与えてしまうことになってしまいます。OB訪問は就活においてかなり重要な位置を占めていますから、やっておくべきであるといえるでしょう。正しい時期についてもきちんと知っておいて、しっかりと先を見越したスケジュールを立てられるようにしておかなければなりません。
OB訪問をするのに適切な時期とはいつ頃なのか?
OB訪問はいつ行っても良いというわけではありません。OB訪問には、適切な時期というものがあります。それを見極めて活動することによって、より精度の高い情報を得ることができるのです。ただ単にOBやOGの元を訪れて話を聞けば良いというものではないということを意識しておきましょう。
OB訪問はピークが始まる前にするべきである
当然のことながら、OB訪問のピークが重なれば会いたいOBに会うことは難しくなります。ですから、混雑時は絶対に避けるべきでしょう。主にOB訪問のピークとなるのは、就活が本格的に始まる頃、つまり就活サイトが開かれ、合同説明会などが開催されるなど、就活が解禁される頃です。
その頃には就活生は皆OB訪問を始めますから、そこで動くのは既に遅れをとっていると考えるべきでしょう。誰もがOB訪問に目を向ける前に、OB訪問に対して積極的に行動を起こしておくべきなのです。
OB訪問はピーク時の少し前がねらい目
OB訪問は、ピークであると考えられる3~4月を避けるべきであると言えます。近年の傾向を見ると、就活の本選考は6月から始まります。OB訪問のピークはその2~3ヶ月前であるとされているため、この時期は徹底して避けたいところです。
OB訪問をするのであれば、ピークである3~4月よりも、更に前である3月上旬や2月辺りが狙い目であると言えるでしょう。
ピーク時を避けて訪問するメリットはOBに会いやすくなること
OB訪問のピーク時を避けるメリットはいくつかあります。まず、自分が会いたいと思っているOBに会いやすいというところが一番のメリットでしょう。OB訪問が活発化してくると、どうしてもOB側のスケジュールが埋まってしまいがちになってしまいます。そうなると、こちらからの申し出を拒否される可能性も高くなってしまうのです。
ですから、OB訪問の時期を混雑時とずらすことによって、話をしてもらうチャンスを作ることができると考えてください。OB訪問の時期がピークと被ると、それだけで断られてしまうということもあり得ます。
また、3~4月は社会人にとって何かと忙しい時期でもあります。年度末であったり、切り替えの時期、新入社員を迎え入れる時期など、会社によってさまざまな節目であるタイミングですから、OB訪問を受け入れる余裕がないという場合もあります。
ですから、そういったことも考慮すれば、やはり3~4月は避けて、2月、もしくは3月上旬にアポをとりつけるのが最善であると言えるでしょう。
ピーク時を避けるメリットはOBに丁寧に対応してもらえることにもある
ピーク時を避けるメリットとしては、OBの態度の違いという点も挙げられます。何度も何度も、毎日のようにOB訪問で就活生の相手をしている時よりも、最初に会った就活生への態度が丁寧なのは自然なことでしょう。
OB訪問をしている人が少ないうちであれば、たくさん質問したり、ゆっくり話したりしてもOBは余裕を持って丁寧に対応してくれることが多くあります。OBにとっても、早めにOB訪問してくれたんだな、と良い印象を持ってくれるでしょう。
また、OB訪問が直接採用に繋がる企業などもありますから、そういった場合を考えると、やはりOB訪問は早めにしておくべきでしょう。好印象を残すためには、まず何よりも自分がOB訪問をしたということを覚えておいてもらう必要があります。
ピーク時を避けてOB訪問をすると会えるOBの数が多くなるメリットもある
OB訪問が混雑する時期に動き始めてしまうと、一人か二人にしか会えなかった、ということにもなりかねません。ですが、早めに行動を起こしておけば、その分多くのOBに会えるということになります。自分が動けば動いただけ、会いたいOBに会えるのです。
面接時に、何人のOBに会いましたか、と質問されることもあります。そういった時に、OB訪問をした数が少ないよりも多い方が良いのは明らかでしょう。
また、OB訪問がそれほど活発化していない時期に行動していると、マッチングサイトなどで会ってくれるというOBと出会える確率も高くなります。マッチングサイトとは、OB訪問を受けてくれるというOBが登録しているサイトのことで、条件が合えば実際に会ってOB訪問をしてくれる仕組みになっています。
そういったサイトを活用することもできますし、今まで会ったOBが別のOBを紹介してくれるといったこともあり得ます。また、サークルやゼミの先輩といった伝手をたどることもできるでしょう。人脈はフルに活かすべきです。
まだOB訪問がそれほど活発でない時期であれば、ある程度他の就職活動に縛られずに自由に動くことができます。一人でも多くのOBに会いたいという場合は、早めに動き出すべきでしょう。
多くのOBと会うことで志望する業界を絞ることができる
多くのOBに会うことによって、志望動機を固めることができるのは言うまでもありません。まだどの業界に絞るべきか悩んでいる、という人も、実際にOB訪問をすることで、自分がどういった業界で働きたいのかを決めることができるでしょう。
そのためにもOB訪問の時期は早めに設定しておくべきです。業界研究をじっくりとしても、それは自分が調べたものでしかありません。一番手っ取り早く実態を知るためには、やはりOB訪問をして実際に働いている人の話を聞くべきなのです。
業界研究を十分にしているにも関わらず、それでもまだ迷いが消えないのであれば、どんどんOB訪問をしていきましょう。できれば自分が気になっている業界のOB全てにまんべんなくアポをとれれば最適です。
実際にOB訪問をしてみたら、思っていたのとは実態が違ったということもあるでしょう。ですから、OB訪問には大きな価値があるのです。
1年生のうちからOB訪問をしている人もいる
就活が本格的に始まるのは3年生からですが、1年生のうちからOB訪問をしているという人もいます。どうしても入りたい企業があると狙いを定めていたり、業界を絞り込んでいたりする人は、OB訪問で先手を取っているのです。
1年生といえば大学に入学したてですから、いくらなんでも就活には時期尚早だろうと思いがちですが、やはりOBにとってはその心意気にはグッとくるものがあります。1年生のうちからOB訪問をしているなんて、本気なんだな、と思われるため、印象はとても良いでしょう。
また、社会人のリアルな話をじかに聞くことができる貴重な機会を早い段階で得られるというのは、何よりもおいしいメリットです。1年生のうちにOB訪問をすることによって、上手くいけば就活の手ほどきをしてもらうこともできるでしょう。
時期は早すぎて悪いということは決してありません。1年生だからといって尻込みすることなく、自分が必要だと感じるのであれば、すぐにでもアポをとるべきです。
時期を逃してもOB訪問は必ずしよう
OB訪問をするべき時期は、ピークの前ですが、もしその期間内にアポをとるのが難しく、ピークにかかってしまったとしても諦めずにOB訪問をしましょう。それはもちろん誰もがそうすることでしょうが、問題は6月を過ぎてからなのです。
通常、OB訪問が行われる時期は6月以前です。ですが、6月までにOB訪問ができなかったとしても、絶対にOB訪問を行うようにしてください。確かに、OBにとって、ずいぶん遅いな、とか、スケジュール管理ができていないのかな、とか、悪い印象を持たれてしまう可能性は否めませんが、そのリスクを冒してでもOB訪問をする価値はそれ以上にあるのです。
本来ならばOB訪問をする時期には計画性を持つべきなのですが、どうしても予定よりずれこんでしまうということはあり得ます。就活は予定外のことが多々起こり得るため、そこはあまり気にせずに、とにかく目的を達成することを優先しましょう。
OB訪問をするのに適切な時間帯
OB訪問をするのには、適切な時間帯があります。こちらから提案する場合に最も適しているのは、平日の昼間でしょう。昼食をとりながら話をしましょう、という形になることが多くあります。そのため、会社の近くのカフェやレストランなどを利用することになり、この場合は大体1時間程度で話を終えることが望ましいとされます。
一方、オフィスで済ませたい、と言われた場合は、それほど時間に余裕がないということを察してください。のんびりと話し込まずに、テキパキと質問して、失礼のないように振る舞いましょう。
OB訪問は平日の夕方を提案してもいい
業務時間外よりも、業務時間中の方が良いとする人の方が多いとされます。ですから、もし昼間でないのであれば、夕方を提案しましょう。業務時間外はあまりOB訪問のための時間としては向いていません。
ただし、終業時間ぎりぎりを提案すると、バタバタしているところを提案するなんて常識がないと思われてしまうため、それは避けるべきです。あくまでも相手は社会人ですから、こちらも社会人としての振る舞いを心がけましょう。
もし終業時間内であれば、実際に働いている人たちに会う可能性もあるため、気を引き締めて臨んでください。ここで悪印象に繋がるようなことをしてしまうと、せっかくの機会が台無しになってしまいます。OB訪問での失敗は大きく響いてしまうので、絶対に避けたいところです。
夜のOB訪問は自分から指定することはしないようにする
夜はOBにとってプライベートな時間ですし、向こうからの提案がなければこちらからOB訪問を指定することはしないようにしましょう。ただし、OBがどうしても夜しか時間が空いていないという場合や、夜の方がゆっくり話せるという場合は、こちらの都合で断るのは好ましくありません。
夜にOB訪問をする場合には、夕食をとりながら話をすることになるということが多いです。そういった時には、遠慮なくごちそうになりましょう。ここでおごられることを固辞してしまうと、かえって相手にとって失礼にあたるため注意してください。
OB訪問はあまりだらだらと喋らないように注意する
平日の昼、夕方、夜、どの時間帯にも共通して言えるのは、あまりだらだらと喋らないようにするということです。長々と喋ってしまうと、OBも何を言いたくて呼ばれたのかわからなくなってしまいますし、話を切り上げて帰るタイミングを失ってしまいます。
ですから、こちらがOBを無理に引きとめてしまうことがないように、聞きたいことはきちんと準備しておいて、どのように話すかを決めておきましょう。忙しい中、わざわざ時間を割いて会ってくれているというOBに対して、行き当たりばったりで話すのは失礼に当たります。
OB訪問で適切なのは30分~1時間程度である
OB訪問では、相手の置かれている状況を把握して、どれくらい時間がとれるのかを察する必要があります。適切な時間は、30分~1時間程度でしょう。最長でも1時間で話を切り上げられるのがベストです。
特に夜は、昼のように時間制限がないため喋り続けやすくなってしまいがちですが、節度は守りましょう。あまり早く切り上げようという態度を見せすぎるのも不自然ですが、いつまでもしゃべり続けようとするのもOBにとって迷惑です。
せっかく重要な情報を教えてあげようかな、と思ってくれていたとしても、態度が悪ければその気持ちも消えてしまいます。どのように振る舞うかによってOB訪問が成功するかが決まるのだということを意識しておきましょう。
OB訪問に大切なのは時期を見極めて行動すること
OB訪問は皆がやっているから何となくやろう、という心持ちでやれば良いというものでは決してありません。自分で目的意識を持って、こういった企業に入るためにはOB訪問の必要がある、というように、きちんとOB訪問の必要性を意識しなければいけないのです。その一環として、時期を見極めるということが挙げられます。時期を見誤ってしまうと、自分が思い描いていた就活のビジョンに悪影響が及んでしまいます。OB訪問は、しっかりと時期を考えて行いましょう。