転職には職務経歴書が必須!書くための3つのポイント
転職活動をする上で必要なものはたくさんあります。その中でも「職務経歴書」は非常に重要なものの1つです。書類審査の合否を左右するのは職務経歴書と言っても過言ではありません。それだけ大事な職務経歴書ですが、どのように書けばいいか分からないという人も多いはず。
今までの経歴を要約すればいいのですが、ただ単に経歴を紹介するだけならだれでも書けますし、書類審査も通る可能性は低くなります。では、どのような構成で書いていけばいいのか。職務経歴書を書くための3つのポイントをご紹介します。
1.職務経歴書とはどんなものなのかをちゃんと理解する
まずは職経歴書がどんなものなのかを知りましょう。書く前に知ることで転職に立ち向かう心構えが整います。
転職の職務経歴書で書くべき事は「経歴」「経験」「実績」
職務経歴書は会社名・部署・職種を書いてこんなことやっていました、と説明すればいいと思っている人が多いと思います。もちろん間違いではないですし良いのですが、これではもったいないです。せっかく会社の採用担当者に見てもらえるのですから、「アピール」をしっかりしていかないと書類審査で落ちてしまう可能性も大きくなってしまいます。では何を書けばいいのか。それは「経歴」「経験」「実績」の3つです。
「経歴」は会社名・部署・職種を説明する。「経験」はその場所で何をやってきたのか。最後の「実績」ですが、ここを書くか書かないかが合否を左右します。経歴・経験からその会社でどんな成果を挙げたのか。ここのアピールが最も重要視される項目です。内容もさることながら、自分をいかに売り込むかのプレゼン能力も判断されます。
転職の職務経歴書を書くときは見やすさを重視する
次に書く上での注意点です。まず用紙はA4縦の横書きが基本です。多すぎると読む方もうんざりしてしまいますので多くても3枚にしましょう。また、手書きではなくパソコンで作成し、いつでも修正が出来るようにしておいた方が楽になります。今はインターネットからフォーマットをダウンロードできるので、それをもとに作成するのも良いでしょう。
レイアウトに関しては決まりがあるわけではないので、見やすさを重視してください。パソコンで作成する場合、本文部分を10.5~12ポイントとし、本文のフォントのスタイルとサイズはすべて統一しましょう。標題や見出しは、フォントサイズを大きくしたり、ゴシック体や太字にするなどして強調し、メリハリをつけます。また、文章は体言止めを使うと良いでしょう。「○○に従事」「○○に配属」など。自己PRや志望動機は「です」「ます」調で作成してください。
2.転職の職務経歴書は経歴・経験・実績をまず書き出す
職務経歴書の意味や注意点を説明しましたが、まだ書き始めないでください。最初にやるべきことがあるからです。それは、経歴・経験・実績を書き出してみることです。これをしないで書くのと、しっかり洗い出してから書くのでは仕上がりが違ってきます。まずは経歴=勤務先・職種などを時系列で記載します。
経歴=勤務先・職種
・勤務先は正式名称で記入。従業員数や本社所在地などHP等を参考
・入社や退社、異動など配属などが変わった月も正確に記入
・部署・役職も記入。その際に部下の人数なども
次に経験=業務内容から取り組んだこと。
経験=業務内容から取り組んだこと
・職種・仕事内容を説明
・マネジメント経験があれば人数や内容を記入
最後に実績=取り組んだ結果、会社にどう貢献できたのかを書き出していきます。
実績=取り組んだ結果、会社にどう貢献できたのか
・業績面での貢献・売上高を数値で表す
・社内での受賞などもあれば記載
・特別な仕事(プロジェクト等)に参加したなどがあれば具体的に
このように順序立てて洗い出すことによってまとめやすく、抜けていたりしていてもすぐに分かるはずです。ここでは失敗の経験も書き出してみましょう。失敗からどう学んで次に生かせたのかを職務経歴書に盛り込むと、アピール材料になります。誰しも失敗はしますがそれをいかにして乗り越えたのか、同じ失敗をしないように何に取り組んだのかを書き出しましょう。
3.転職の職務経歴書を書く形式を決める
次は形式です。職務経歴書を書く形式にも3種類あり伝えたいことによって分けた方が良いでしょう。
形式の種類
1.編年体形式
2.逆編年体形式
3.キャリア形式
「編年体形式」は時系列に沿って伝えることが出来るので、分かりやすく一般的な形式です。次に「逆編年体形式」ですが、その名のとおり、逆から記載していく形式です。編年体形式が過去から現在に記載していくものですが、現在から過去に記載していく形式です。
これは直近の職務を強調したい場合に効果的です。最後に「キャリア形式」ですが、職務経歴を業務内容やプロジェクト単位でまとめる方法です。専門性の高い職種や、同様の仕事をしてきた場合にはこの形式が向いています。
転職する時に書く職務経歴書は転職する会社に合せて書こう
転職する際には、職務経歴書を転職先の会社に合わせて書くことが重要です。全ての情報を書き出してしまうと、自分が何をアピールしたいのか分からなくなってしまう可能性があります。職務経歴書は、自分の経歴を記載するだけでなく、自分がどのような人材であるかを明確に示す必要があります。
転職先の会社によって求められる人材は異なるため、自分がアピールしたいポイントを職務経歴書に盛り込むことが大切です。自分が持つスキルや経験を、転職先の求める人材像に合わせて説明することで、自分自身をアピールすることができます。転職活動では、自分がどのようなポジションで活躍できるのかをアピールすることが成功への近道です。