派遣で働くときの履歴書作成で覚えておきたいこと

派遣会社に登録して働こうと思っている皆さん、履歴書の準備は済みましたか?派遣でスキルを生かせるよう自分の希望や能力が伝わるような履歴書を書くことが大事です。ここでは派遣の履歴書についてよくある疑問と履歴書の書き方についてご紹介します。履歴書は不要なのか必要なのか根本的な問題も解決します。

派遣で働くときの履歴書作成で覚えておきたいこと

派遣に応募する際の履歴書の書き方は?

初めて派遣会社に登録する際「働くのは違う会社なんだから、派遣会社に履歴書を出す必要あるのかな」と疑問に思う方もいるかと思います。また、派遣会社によっては履歴書が必要と書いていない場合もあるので何が正解なのか迷う場合もありますよね。

ここでは、派遣で働く場合の履歴書について、そもそも履歴書が必要かどうか、志望動機や職歴の書き方などもご説明します。

派遣会社に登録してから仕事をするまでの流れ

履歴書についてご紹介する前に、派遣で働くのは初めてという方に向けて派遣会社に登録してからの大まかな流れを確認しておきましょう。大手派遣会社で仕事をするまでの主な流れは、以下の通りです。

高速タイピングをする派遣社員

  1. ネットで事前登録する
  2. 登録会に参加してスキルチェックや面談を受ける
  3. 仕事の紹介を受ける
  4. 派遣先での打ち合わせ
  5. 就業契約を結ぶ

ネットで仮登録すると、登録会のお知らせが来ます。登録会では派遣会社の簡単な説明や応募書類への記入、面談を行った上で現在募集のある求人の中から紹介されることが多いです。紹介されたお仕事を受ける場合は、派遣先での打ち合わせや契約といった段階を経て、勤務先が決まります。

派遣で働く場合の履歴書に関するQ&A

派遣で働くまでの流れをご紹介しましたが、本採用とは違った履歴書に関する疑問を持っている人もいるかと思います。ここで、派遣で働く場合の履歴書についてよくある疑問と答えをまとめましたので、これから派遣で働くことを考えている人は、履歴書を書く際の疑問解消に役立ててください。

派遣とはどんなもの?正社員との5つの違い

派遣登録する際に履歴書は必要?

派遣会社によっては履歴書を提出するよう指定される場合と、事前の準備は不要という場合があります。履歴書が不要な場合、登録会に出た時にその場で書くことが多いようです。

ただ、登録会で書く場合でも自分の経歴はまとめていくことをおすすめします。以前にも派遣で働いていた場合や転職回数が多い場合、その場で思い出して書くのは大変です。あらかじめ書いた履歴書を持っていくと間違いないでしょう。

派遣の履歴書はどこに提出するの?

履歴書は登録する人材派遣会社に提出します。派遣先の会社には提出する必要がありません。履歴書は個人情報なので厳重に扱われますので、派遣会社から紹介先の会社に勝手に渡すこともありません。

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書き方の指定がないなら、市販の履歴書に学歴や職歴を記入して履歴書用の写真を貼って提出すればOKです。履歴書はクリアファイルに挟んでから封筒に入れると折れ曲がりや汚れを防ぐことができます。

派遣で働く際の志望動機ってどう書いたらいいの?

正社員の場合は志望する会社の研究をして書けばよいのですが、派遣会社に提出する場合の志望動機ってどう書いたらいいか迷いますよね。派遣の志望動機を書く場合、以下のようなことを書くのが良いでしょう。

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例文1 派遣先として希望する職種を選んだ理由を書く

「事務として3年間正社員として勤務した経験があり、正確な計算を行うよう努めてまいりました。事務職は自分の適性に合った仕事だと思うので、派遣先の企業でも事務関係の仕事を希望しています。」

例文2 この派遣会社に登録しようと思った理由を書く

「大手の○○派遣会社なら自分に合った仕事を見つけられると思い登録しました。長年販売員としてお客様のニーズに合わせた接客を心がけてきたので、今までの経験を生かした仕事をしたいと考えております。」

実際に派遣で働く人の声を聞くと「志望動機は空欄で出した」という人が意外と多いです。「どんな会社に派遣されるかまだ分からない」という理由から空欄で提出するしかなかったという声も聞かれました。

派遣会社は今までの経験や持っている能力を重視するので、志望動機で悩むよりは自分の持っているスキルをどうアピールするかに時間を割いた方がよさそうです。

履歴書の志望動機の書き方例文集

派遣で働いた職歴を書く場合は?

派遣で働いたこれまでの職歴を履歴書に書く場合、まずは派遣会社に登録した旨を書き、派遣先の企業名や簡単な職務内容を記入します。

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派遣で短期間に様々な会社に勤めた場合、会社ごとに「入社・退職」と書いては何度も転職したように見えてしまいます。そうならないよう派遣社員で勤めたということをしっかり明記し、経歴をすっきりまとめて書くのがコツです。派遣で働いた期間の職歴の記入例をご紹介します。

派遣会社ごとにまとめる

登録した派遣会社ごとにまとめて書くと分かりやすくなります。同時期に数社の派遣会社に登録している場合は、派遣会社の社名を省略してもかまいません。

記入例

平成○年○月  人材派遣会社2社に登録し、以下の3社に派遣社員として勤務
平成○年○月   A株式会社 総務部にて経理事務担当
平成○年○月   B商社 商品管理部門にて雑貨の商品管理を担当
平成○年○月   株式会社Cにてテレマーケティングを担当
平成○年○月   契約期間満了にて退職

勤務した経験がある派遣先企業が多すぎる場合は?

様々な会社で派遣社員として勤務して職歴を履歴書に書ききれない場合は、別に職務経歴書を作成して経歴を詳しく書くのもおすすめです。多くの職種を経験したなら職種ごとにまとめたキャリア式で書くと、派遣会社もどのようなことができる人なのかイメージがつかみやすいでしょう。

履歴書の職歴の書き方と具体的な例文

派遣の履歴書作成時は職歴やスキルなどを事前にまとめておこう

派遣の仕事を探す際には、自分自身の適性や持っている能力をアピールすることが大切です。そのためには、事前に職歴やスキルなどを整理しておくことが必要です。履歴書を書く際には、慌てて書くのではなく、しっかりと自己PRを行えるように、事前にまとめた情報を参考にして魅力的な履歴書を作成しましょう。

派遣の仕事では、経験やスキルがあることが大切ですが、それだけではなく、自分自身の適性や能力も重視されます。自分が持っているスキルや職歴を整理しておくことで、自己PRがしやすくなります。また、履歴書を書く際には、急いで書いてしまわずに、しっかりと情報を整理して書くことが大切です。

派遣登録会などで履歴書を提出する際には、自分自身の魅力的な面をアピールすることが大切です。自己PRをしっかりと行い、希望の仕事を紹介してもらえるようにしましょう。以上のポイントを踏まえて、分かりやすく魅力的な履歴書を作成し、派遣の仕事探しに役立ててください。