応募準備

アルバイトで自己PRを履歴書にまとめるときの書き方

アルバイトの履歴書を書くときに迷うのが自己PRです。アルバイトとは言えど大人として恥ずかしくない内容を記さなければいけません。初めてアルバイトをする人も参考になる自己PRを書くときの例文と考え方です。何故働きたのか、熱意と意欲を書くことも重要です。応募先に合致した自己PRで採用を勝ち取りましょう。

アルバイトの履歴書の自己PR、ちゃんと書けてる?!

アルバイトを希望する人が最初にするべきこと、それは履歴書の作成です。どこでも聞かれるような個人情報を記入するだけではなく、アルバイトに対する志望動機や自己PRといった自分自身の考えを記す項目にも力を入れたいところです。

履歴書を作成する際には、もちろん採用してもらえるような内容を書くことが大切です。しかし気持ちが入り過ぎてしまい、ちょっとおかしな履歴書を作成してしまっている人も少なくありません。ここでは履歴書の自己PRを書く際に気を付けておきたい2つのルールをご紹介します。

1.アルバイトの自己PRは仕事に関係のあることを書く

履歴書の自己PRは、あくまでも希望するアルバイトの仕事に繋がるような内容を書くことが基本です。しかし多くの人が、「自己PR=好きなことを書いていい」と勘違いしてしまっています。これでは履歴書を受け取る側も採用判断に困ってしまい、その結果不採用という結果に繋がってしまうのです。

では「仕事に繋がる自己PR」とはどのようなことを書けばいいのでしょうか。ぜひ以下の2点に注意して下さい。

アルバイト先が求めている人物像をリサーチする

仕事に繋がる自己PRを書く際には、希望するアルバイト先が求めている人物像を調べることから始まります。

リサーチした人物像と自分自身を照らし合わせる

アルバイト希望先が求めている人物像をリサーチできたら、自分自身の性格や特技・経験などと照らし合わせてアピールすると効果的なポイントをピックアップしましょう。

例1)「コンビニ店員」

・求めている人材:「礼儀正しい」「時間を守れる」「責任感がある」など
・自分自身との共通点:「体育会系だったので礼儀や時間厳守には自信がある」
・履歴書の自己PR欄:「上下関係の厳しい野球部で培った礼儀作法を活かして、お店を訪れる様々なお客様に気持ちの良い接客をすることができるかと思います」

例2)「子供塾の受付」

・求めている人材:「子供が好き」「パソコンが使える」「協調性がある」
・自分自身との共通点:「年の離れた弟妹がいる」「パソコン検定2級を持っている」
・履歴書の自己PR欄:「年の離れた弟がいるので、小さな子供さんへの対応や保護者の方とのやり取りには自信があります。パソコン検定2級を持っていますので、ワードやエクセルを使った事務仕事も得意です」

履歴書の趣味欄の書き方と例文

履歴書に書く自己PRを作っていく

履歴書に書くべき自己PRは、企業が求める人物像をリサーチした中から、自分と共通している点をアピールするようにします。ここをうまくマッチングさせないと、企業から求められていない人になってしまうので気をつけてください。

2.面接で自己PRについて聞かれたら「なぜ働きたいのか」を具体的に説明する

アルバイト希望者の中には、「このお店で働きたい!」と憧れや好きだという気持ちを持って応募する人も沢山いるかと思います。しかしいくら希望先のお店や企業への「働きたい!」という情熱があっても、具体的に「なぜ働きたいのか」を説明しないと説得力に欠けてしまうのです。

確かに採用する側も「大好きなので働かせて下さい!」という情熱がある人に働いてもらいたいのは当然のことです。ここでは「好き!」の気持ちを具体的に説明する例文をご紹介します。

例1)「若者に人気のオシャレなカフェ店員」

・アルバイト志望理由:「可愛いカフェで働いてみたい」「友人とよく通っている」
・具体的な説明:「カフェ通いが趣味で、こちらのお店に通わせて頂いているうちに実際に働きながらカフェの仕事について学びたいと思い応募致しました。将来は自分でお店を持つことが夢です」

憧れのお店でアルバイトを希望する場合、ただ「働きたいです!」だけでは他のアルバイト志望者の人との競争には勝てません。アルバイトをしながら学んで将来に繋がる目標を掲げることで、「ただ好きです!」よりも相手に気持ちが伝わりやすくなります。将来の夢を書くのも効果的な自己PRになります。

例2)「時給が高い引っ越しアルバイト」

・アルバイト志望理由:「時給が良いから」「体力には自信がある」
・具体的な説明:「子供の頃からサッカーをしていたので体力には自信があります。タフな肉体を活かして、お客様の新しい門出である引っ越しのお手伝いできれば幸いです」

アルバイトの志望理由が「時給が高いから」というのはよくあることです。しかし実際に「時給が良いので働かせて下さい」では、雇う側からするとあまり良い印象を抱きません。

時給が高い引っ越しアルバイトは、重い家具などを運ぶため強靭な肉体が必要です。スポーツなどの経験があり体力に自信がある人は自己PR欄に、経験に基づいたタフさがあることを記しましょう。

自己PRになるような体力系のアピールポイントがなくても大丈夫です。「家族が転勤族だったので引っ越しの大変さは誰よりも知っているつもりです。お客様の気持ちになって大切なものを新しい家に届けるお手伝いをしたくて応募致しました」とアピールすることも可能です。

就活で自己PRを効果的にアピールする8つの書き方ポイント

履歴書の自己PR欄はアルバイトへの熱意が伝わるように言葉を選んで作成しよう

自己PR欄はアルバイト求人に応募する際にも重要なポイントです。アルバイトは長期的な雇用ではなく短期的なものが多いため、募集要項には「意欲的に取り組める人」「やる気がある人」などの表現がよく用いられます。自己PR欄では、そのような求人要項に沿ったアピールを心がけることが大切です。

ただし、熱意ややる気をアピールするだけでは不十分です。自己PR欄には、アルバイトで身につけたスキルや経験を具体的に記述することも重要です。例えば、過去のアルバイト経験で接客スキルを磨いたという場合は、その具体的な経験を挙げることで、面接官に自分の能力を証明することができます。

また、履歴書の自己PR欄は、熟考してじっくりと考えて作成することが重要です。アピールしたいポイントを箇条書きにしてから、それぞれに具体例を加え、論理的にまとめることが大切です。そして、文章表現にも注意が必要です。長文になりすぎず、簡潔でわかりやすい文章を心がけましょう。

自己PR欄を作成する際には、企業や職種に合わせたアピールを心がけることも重要です。求人要項をしっかりと確認し、どのような人材を求めているかを理解した上で、自分自身がどのように貢献できるかを具体的にアピールするようにしましょう。