パートの志望動機は熱い思いを伝えよう！職業別例文８つ
パートを始めようと思った時、まず履歴書の志望動機の欄には何を書けば良いのか迷った事はありませんか。あまり率直な事は書きたくないし、かといって綺麗な言葉をたくさん並べすぎるのも不自然に思われてしまうかもしれない……。
志望動機は、パートといえども採用担当者にとっては採用不採用を決めるうえで、とても大切な判断材料のひとつです。今回は、パートにおける志望動機の書き方についてご紹介します。
パートの志望動機の書き方ポイント
パートにおける履歴書の志望動機は、そこまで長々と書く必要はありません。かと言って、あまりにも短く、一行だけで終わらせてしまうのはやる気がないととられてしまいます。では、どう書けば良いのでしょうか。
本音だとしても、お金を稼いで家計の足しにしたいという動機をそのまま伝えるのはあまり印象が良くないため避けるべきです。うまく表現を変えて、養育費がかかるようになったからなどやんわりとした表現にするか、あえて触れないようにしましょう。また、子育てが一段落した、という理由もパートの志望動機のひとつとしては良いでしょう。
パート職員を募集している企業の多くは、できれば長く働いてほしいと考えています。ですから、長く続けられる事、すぐに辞めない事をアピールしましょう。交通の便が良い事や、無理なく続けられる事を伝えてください。そのお店が好きだという事や、その職種に対する愛情が感じられる書き方が良いと言えます。
自分がこれまでこのような経験をしてきたので、このパートでもその経験を活かす事ができるという自己PRも効果的です。以前働いていた会社での経験は、今でも通用するものなら履歴書に書いてください。
現在何か習い事などをしていて、それが仕事内容に役立てられるものであれば、自己PRとして通用します。積極的に書きましょう。特にPC関連のスキルは求められるところが多いため、資格があると有利になります。
パートの志望動機の例文（事務の場合）
事務のパート：志望動機の例文
子供が小学校に入るまで、事務職に就いておりました。経理事務として伝票の作成や売り上げの計上、在庫管理などをさせていただいていました。貴社でもその経験を活かして活躍したいと考えています。また、現在MOSの資格取得に向けて勉強中ですので、近々PCスキルにおいてもお役に立てる事と存じます。
子育てが一段落している事をアピールしておき、それまでに得た経験をこの先も活かせる事を伝えています。また、現在事務職にとって必須スキルであるOA関連に対しての興味や向上心があるというアピールをする事で、採用担当者に熱意を伝える事に成功しています。
事務職という職種は人気職であるため倍率が高くなる事が予想されます。これまでの経験があれば詳しく書いておくべきでしょう。くれぐれも子育てがネックにならないような書き方をするように注意してください。
パートの志望動機の例文（医療事務の場合）
医療事務のパート：志望動機の例文
私はこれまで一般事務の仕事をしておりましたが、出産を機に退職いたしました。出産時に対応して下さった産婦人科の受付の方がとても親切にしてくださったため、私も医療事務のお仕事をしたいと考えるようになりました。これまでに接客の経験はありませんが、細かな計算や書類の管理、チェックなどには自信があります。今までの事務の経験で培ったスキルを活かしながら、これから患者様と接していきたいと考えております。
どうして医療事務の仕事に興味を持ったのかについて言及しておきましょう。これまでに人と接する機会があったのかどうかも大切ですが、医療事務という仕事は、それ以上に細かな書類の取り扱いが必要とされる仕事であるため、その点について理解している事をアピールすると良いでしょう。
パートの志望動機の例文（銀行の場合）
銀行のパート：志望動機の例文
私は、子育てが一段落するまで、正社員として窓口業務に携わっておりました。お客様には常に迅速丁寧な対応を心がけ、周囲に気を配る事を忘れずに業務に励んでおりました。銀行は大きな金額が動く特殊な場所ですので、常に緊張感を持って働く事が大切だと考えております。スキルについては、お客様にお褒め頂いた経験のある事務処理能力のスピードに関する自信がございます。ブランクがあるため、初めは皆様のお力をお借りする事と思いますが、すぐに戦力になれるように努力いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ブランクがある事を正直に伝え、迷惑をかけるかもしれないという事をあらかじめわかってもらいましょう。銀行特有の細かな作業や、金銭を扱うという緊張感を持った仕事ができるという事を積極的にアピールします。スピードを必要とされる仕事なので、お客様にそれを褒められたという点は、アピールポイントとしてはとても有効です。
パートの志望動機の例文（レジの場合）
レジのパート：志望動機の例文
私は、パソコンに向かって事務処理をするよりも、お客様と面と向かって接するお仕事の方が得意であると思っています。その中でも、レジ業務のように、淡々としており、かつスピードが求められる作業が合っていると感じるため、応募させて頂きました。以前より貴店のレジスタッフの方々とは、子育ての話題などで意気投合しており、既にとても良い人間関係を築く事ができております。そのため、楽しみながら長く勤務できると考えております。
レジ業務に求められるスキルやレジ業務の特徴をしっかり理解していると伝える事が大事です。人間関係はどの職場でも大きな問題の一つであるため、それが円滑に築ける事をアピールするのもひとつの手段です。
長く勤務してくれる人材は常に求められているため、雇用主にとってはとても好印象であると言えます。レジ打ちは簡単そうだから、などといった理由や、そうとられてしまいそうな態度は決して取らないように注意し、自分にはレジスタッフが向いているという事をアピールしてください。
パートの志望動機の例文（オープニングスタッフの場合）
オープニングスタッフのパート：志望動機の例文
私は貴社の職種に関しては全くの未経験ですが、まっさらな状態からひとつの店舗を造り上げるという点に魅力を感じたため、応募させて頂きました。初めて顔を合わせる仲間達と一緒になって、新しいレイアウトや商品の提供の仕方を考えていく事の楽しみややりがいを考えると、とても心が躍ります。未経験であるがゆえに、毎日新鮮な気持ちで取り組み、お客様にも新しい楽しみを提供していきたいと考えております。
オープニングスタッフの魅力は、人間関係を新しく築けるところや、店舗の方針ややり方をスタートし始めたばかりであるところなので、それについて言及すると良いでしょう。自分自身もお店と共に成長していくという内容を盛り込むと更に良いです。職種や業種に関しては、周りも未経験である場合もあるため、それほど気にしなくても良いと考えられます。また、大量採用が予想されるので、あまり気負わずに臨んでください。
パートの志望動機の例文（販売の場合）
販売のパート：志望動機の例文
幼稚園に通っていた子供が卒園し、子育てとの両立がしやすくなり、自宅から通いやすいために応募させて頂きました。こちらのお店ではよく品物を購入させて頂いており、スタッフの方々の丁寧な接客にはいつも大変助かっております。服選びの参考になるお言葉をたくさん頂いて、とても楽しそうでやりがいのあるお仕事だと思っておりました。私も貴社のスタッフの一員として、お客様に接し、素敵なお洋服を提供したいと考えております。
この例では、アパレルショップの販売員という例を挙げました。アパレルショップはお客様への積極的な声かけが求められる店舗が多いので、積極性をアピールすると良いでしょう。実際に自分がその店舗で感じた雰囲気などを率直に伝える事で、熱意を伝える事ができます。楽しんで働ける事が長く続けられる事に繋がると印象付けてもらえれば、なお良いと言えます。
パートの志望動機の例文（ドラッグストアの場合）
ドラッグストアのパート：志望動機の例文
子供がまだ赤ちゃんだった頃から、このお店を利用させて頂いております。そのため、特にベビー用品の配置についてなど、それらの知識を業務に活かせるかと思います。もちろん他の事に関しても、早く戦力になるように努力いたします。薬局で取り扱っている商品は生活に密着した繊細なものが多いので、取り扱いには充分注意し、責任を持って業務に励みたいと考えております。よろしくお願いいたします。
ドラッグストアは店舗によって取り扱っている商品が少しずつ異なっているので、自分が働きたい店舗の下調べはきちんとしておきましょう。メイク用品に力を入れている店舗や、時期に合わせて展開するレイアウトに力を入れている店舗など、店舗ごとの特色についても把握しておくと面接の時に話しやすくなります。
パートの志望動機の例文（工場の場合）
工場のパート：志望動機の例文
結婚して退職するまでは、検品作業をしていました。今回は工場での検品作業という事で、お役に立てると思い応募いたしました。営業や接客のように人と接する仕事よりも、目の前の事を黙々とコツコツ続けていく作業の方が向いている性格だと思っています。集中力や継続力、几帳面さが長所だと自負しておりますので、工場勤務においてお役に立てるのではないかと考えております。
以前に検品作業のような仕事をしていたのであれば積極的に書くべきです。コツコツ作業が得意である事は必ずアピールしてください。採用担当者が求めているのは、集中力があり、目の前の仕事を長く続けてくれる人です。継続力も確かにあるという事を伝えておきたいところです。
志望動機ではパートで勤めても子育てがネックにならない事を伝える
幼い子供を抱えていると、どうしても企業は採用に二の足を踏んでしまいがちです。子供がいるというだけで、業務に支障がでてしまうのではないかと敬遠してしまうのです。
しかし、子供がいる事を隠す事はできません。あらかじめ自己PRの時点で、子供がいるけれど両親や保育園などの手助けを借りられるため問題なく働ける、という事を伝えて、企業に安心感を与えておきましょう。
正直に伝える事で、もし子供に何かあった時に対応ができますし、シフトにも考慮してもらえる事があるでしょう。
パートの志望動機は自分の生き方をアピールしよう
パートタイムの仕事は、正社員とは異なり、時間や勤務日数が短いため、会社や店舗にとっては労働力の補充や柔軟な人員配置が可能であり、求職者にとっては、自分のライフスタイルや生活スタイルに合わせて働くことができるというメリットがあります。
「自分の生き方をアピールしよう」とは、そのようなメリットを生かすために、自分のライフスタイルや生活スタイルに合わせて、自分自身の魅力や強みをアピールすることが大切であるということを表しています。例えば、子育てや介護のために働きたい、趣味の時間を確保しながら働きたい、など、自分の生活スタイルに合わせた働き方をしたいという気持ちは、採用担当者や店舗の経営者に伝えることができます。
また、パートタイムの仕事では、短時間での効率的な仕事やコミュニケーション力が求められるため、自分の経験やスキル、人との関わり方、コミュニケーション力などをアピールすることが重要です。
自分のライフスタイルや生活スタイルに合わせた働き方をしたいという気持ちや、自分の経験やスキル、人との関わり方、コミュニケーション力などをアピールすることで、採用担当者や店舗の経営者に自分の魅力や強みを伝えることが大切です。
