履歴書に日付を書く時に気をつけることは?
履歴書の上に日付を記入するスペースがあるのをご存知でしょうか。現在就活をしている方は当たり前!と思うかもしれませんが、初めて履歴書を書く方、これから転職を考えている方やブランクがある方で再就職を考えている方は意外と見落としがちな項目です。
ここでは、履歴書に日付を書く時、気をつけなければならない点をいくつか紹介していくので、これから就活する予定の方は、ぜひ参考にしてください。
履歴書の日付は絶対に書き忘れないこと
たまに履歴書の日付を書き忘れている方がいますが、それは絶対にしてはいけません。履歴書を一通り書き終えて最後に日付を記入しようと思っていると忘れすれやすいので、履歴書用紙が準備できたら、一番先に日付を書きましょう。
日付を書き忘れてしまうと採用担当者に、使い回しの履歴書ではないかと疑われてしまいます。使い回しの履歴書を持参されると非常識な応募者だと思われてしまうでしょう。企業はそんな非常識な人を採用しようとは思わないので確実に合否に影響してきます。
たとえ使い回しではないとしても、書類に日付を書くのは当たり前の事で、ましてや履歴書という自分を証明する正式な書類で日付が書いていないとなると、応募者のやる気も疑われてしまいます。
このような事態を避ける為に、履歴書には必ず日付を書きましょう。書き忘れは論外なので要注意です。
履歴書に書く日付の書き方は西暦、和暦どちらかで統一すること
日付を記入する項目は、とてもシンプルです。一般的な履歴書では氏名を書く欄を正面にして、右上のその項目があります。
- ○年 ○月 ○日 現在
履歴書の上にこのように書かれているのが、日付を記入する欄になります。ここに日付を記入するとき「○年」の所に注目してみましょう。
現在日本では、西暦と和暦が使われています。では、履歴書の日付は西暦と和暦どちらで書くのが正しいのでしょうか。正解は「どちらも正しい」です。そうなると、とりあえず日付が分かるように書けば問題ないのかといえば、そうではありません。
履歴書の学歴や職歴に記載している日付の書き方に合わせるのが、履歴書の右上の欄に入れる日付の正しい書き方になります。
西暦と和暦が混ざっていると履歴書の統一感が失われて、採用担当者にとっては非常に見づらい履歴書となってしまいます。見づらい履歴書では採用担当者に好印象は与える事はできません。ですから履歴書の日付は西暦か和暦、どちらかの書き方に統一しましょう。
大多数の方は学歴の欄には
- 平成○○年 △△中学校 卒業
このように記入していると思います。その為、履歴書の日付も和暦で書くという方が多いでしょう。
ただし外資系の企業に応募する場合、履歴書の日付は西暦で書きましょう。和暦は日本国内でのみ使われていますが、外資系の企業の場合は採用担当者が日本人以外の可能性もあります。ですから履歴書も西暦で統一すると、採用担当者にとって親切な履歴書を作る事ができるでしょう。
履歴書の日付の年号の正しい書き方
履歴書に書いている日付に統一させる事。
ただし、外資系企業に応募する場合は履歴書の日付を西暦で統一する事。
履歴書の日付は算用数字で書くこと
履歴書に日付を書く時は漢数字ではなく、算用数字を使用しましょう。一般的に横書きの場合は算用数字、縦書きの場合は漢数字という習慣になっているので、履歴書に日付を書く際もそれに習います。
- 平成27年 4月 1日
というように記入します。
ただしこれは日付に限った話であって、学歴や職歴に書く学校や会社名は正式な文字を使いましょう。
- 公立第5中学校
ではなくて
- 公立第五中学校
という形で書きましょう。
日付を書く時に用いる数字
履歴書には算用数字で日付を書く事。
ただし、日付以外の欄は正式な数字を使用する事。
履歴書の日付を間違えたら修正せずに書き直すこと
履歴書の日付を間違って書いた時は、修正液や修正テープなどを使わないようにしましょう。また、書き間違えた箇所に二重線を引いて押印するのもいけません。
これは履歴書が汚れるという事もあるのですが、正式な書類である履歴書を改変したという事になり、信頼性が失われてしまうのです。面倒だなと思うかもしれませんが、もし日付を間違えた場合は、面倒くさがらずに新しい履歴書用紙に書き直しましょう。
また、履歴書の他の欄を埋めてから最後に日付を入れて、万が一その日付を書き間違えた場合には、本当にもったいないことになります。ですから、履歴書の日付は最初に書くことをおすすめします。
履歴書の提出方法によって書く日付は変わる
履歴書の提出方法によって、書く日付は変わってきます。履歴書の提出方法としては、「メールで送付」「郵送」「直接持参」のどれかになるでしょう。この3つの方法により、書く日付は変わってくるので注意してください。ここからは、履歴書の提出方法に合わせた日付の書き方を見てみましょう
履歴書をメールで送付する場合の日付の書き方
履歴書をメールで送付する場合は、送信する日時を履歴書の日付欄に書きましょう。事前に履歴書を作成していた場合は送付する日に日付を変更する事を忘れないでください。
「メールで履歴書を送付する時日付は書かなくても良い」と考えている方もいるようですが、メールで送るにしても履歴書が自分を証明する正式な書類であることに変わりはないので、日付の記入は必要です。
履歴書を郵送する場合の日付の書き方
履歴書を郵送で企業に届ける場合は、発送した日を日付欄に書きましょう。例えば、その日ポストから回収されるのが解っているのであれば。その日の日付を履歴書に記載します。
夜中に履歴書をポストに投函したとすると、回収されるのは翌日になります。その場合は翌日の日付を履歴書に記載します。郵送の場合は、遅配が起こる可能性があります。その場合でも履歴書の日付を発送した日にしておくと、約束した通りに履歴書を送りました、という事を採用担当者に証明する事ができます。
履歴書を持参する場合の日付の書き方
履歴書を企業に持参する場合は、持参する日を日付欄に書きましょう。履歴書を作成した日ではないので注意が必要です。
持参した日を書く事で、採用担当者は応募者の管理がしやすくなります。また、履歴書を後から見返したときに面接した状況を思い出させる事ができるので、採用担当者に自分の事を強く印象付けられるでしょう。
履歴書を書く時は日付の書き忘れや書き間違えに要注意
履歴書は、自己PRや職務経歴書と同様に、就活において非常に重要な書類の一つです。特に、日付の書き忘れや書き間違いは、応募者の注意力や細心の注意が欠けていると受け取られかねないため、要注意です。
採用担当者は、履歴書に書かれた日付から、応募者の学歴や職歴、活動実績などを把握するため、非常に重要な情報源となります。そのため、西暦や和暦が混在していたり、書き間違いがあったりすると、採用担当者からは不注意な印象を与えてしまう可能性があります。
また、就活においては、履歴書の見た目や書き方も非常に重要です。統一感がなく、雑然とした履歴書は、採用担当者からの評価が低くなることがあります。そのため、日付の書き方にもしっかり気を配り、統一感のある、読みやすい履歴書を作成することが大切です。
就活は、自分自身をアピールすることから始まります。そのため、履歴書にも丁寧に取り組むことが重要です。日付を正確に書くことはもちろん、文字の大きさやフォントの統一、余白の取り方など、細かな部分にも注意を払い、採用担当者に好印象を与える履歴書を書きましょう。