カフェのバイトって憧れる!具体的な仕事内容をチェック
チェーン店や個人店など規模も様々ですが、カフェや喫茶店のおしゃれな空間で働いてみたいと憧れる人は多く、大学生やフリーター、主婦にも人気のアルバイトです。
一見華やかなイメージのあるカフェでのバイトですが、その実態は働いてみないことにはわからないもの。カフェスタッフとして働いたことのある方から体験談を聞き、やりがいや苦労について調査しました。
カフェバイトでの主な仕事内容
カフェでバイトスタッフとして働く場合、以下のような仕事を任されるのが一般的です。
- レジ打ち
- オーダー受付
- メニューの配膳
- フード・ドリンクづくり
- テーブルの片付け
- 店内の清掃業務
レジ業務を行う人、軽食メニューを作る人、食器洗いを行う人など、店舗によっては仕事の役割が分担されている場合もあります。
カフェでのバイトで苦労したこと
多くのアルバイトがそうであるように、カフェでのアルバイトにおいても慣れるまでは大変です。メニューが豊富だったりその店舗独自のメニューがある場合、メニューの名前から素材、作り方をしっかりと覚えなければ、お客様から質問されたときにもベストな接客ができません。
時には理不尽なクレーマーが文句を言ってくることもありますし、混雑時でも丁寧な接客を心掛けなければなりません。基本的に立ち仕事となるので、ある程度の体力も必要な仕事です。
カフェバイトの魅力ややりがい
経験者にカフェバイトの評判を聞いてみると、今回の調査では「お客様とのコミュニケーションがとれるのが楽しかった」という声が多数寄せられました。人と接することでビジネスマナーも身に着くため、学生の方は社会人の第一歩として始めてみるのもおすすめです。
元々珈琲好きの方にとっては、コーヒー豆に関する知識が深まることもカフェで働く大きなメリットです。中には社員割引が使えたり、あるいは無料で飲めるという店舗もあるので、気になる方は調べてみるとよいでしょう。
スタッフの年齢層も幅広く、高校生OKの求人や未経験可のバイトも多くあります。時間に融通が利くので働きやすい人気の職場ですので、気になるお店を見つけたら、早めに応募することをおすすめします。
カフェバイトでの身だしなみは厳しい?
働くお店によって定められている身だしなみのルールは異なりますが、共通しているのは清潔感が重視されるという点です。髪型自由のお店も中にはありますが、基本的に接客業のため、髪型や髪色については特に厳しく指定されることも想定しておきましょう。
男性の場合、髪の長さは短めに、女性の場合はロングヘアの方は結んでおくのが無難です。髪色は男女ともに金髪などの明るすぎる奇抜なカラーは避けた方がよいでしょう。お店によってはパンチパーマなどの強いパーマも禁止されていることがあります。
詳しい基準については、余裕をもって応募の際に問い合わせておくと、面接前までに身だしなみを整えられるので安心です。
カフェバイトでは面接の服装にも注意
実際に働くときの身だしなみはもちろんですが、カフェのバイトスタッフの面接においても、採用してもらうために服装には十分に配慮しておきたいところです。
だらしない・カジュアル過ぎる印象を与えるジャージなどの服装はもってのほかとなります。サイズが合っていない洋服を着たり、華美なアクセサリーを身に着けるのも避けましょう。
お店側から指定がない限りスーツを着ていく必要はなく、基本的には私服となります。男性であれば襟付きのシャツに綿パンツ、女性であればブラウスに膝丈以下のスカートなどの組み合わせがおすすめです。女性の場合、メイクもナチュラルに仕上げましょう。
カフェのバイトスタッフ経験者の声15
カフェでのバイトの魅力
りこ(19歳 学生)
私はカフェでのバイトを始めて現在9ヶ月目になります。高校受験を控えていた時、気分転換で別の場所で勉強してみようと思い、カフェで勉強したことをきっかけにカフェの空間の魅力に気づき好きになりました。いつかここのカフェでバイトをしたいと思うようになり、高校を卒業したタイミングでバイトの応募の電話をしました。
現在は短い時間で週に5日勤務しています。土曜日も入っているため日曜日はしっかり1日お休みをいただいています。
私は主にお店の開店作業を行なっており、お客様が来る前にお店に入り準備をしています。開店時刻になったらお客様の対応や厨房でオーダーにあるものを調理したり、仕込み作業を行なっています。
仕事内容は基本的にどれも楽しいですが、カフェはお客様が落ち着いて長居できる空間にすることが大切なので、混雑時にはついつい急いで対応してしまいがちなので、お客様をせかしてしまわないよう、ゆっくりな口調で対応することが少し難しいです。
カフェのお客様は常連さんが多く、何度も顔を合わせているとお客様の方から話しかけてくださったりするためとても楽しいです。頑張りがいのある仕事だと思っています。
覚えることが多い
なみ(34歳 会社員)
大学生の頃、部活動を引退した後空いた時間を持て余したことと、お金を稼ぐためにカフェのアルバイトを始めました。平日や週末に関係なく夜に5時間、週3日程度を約1年程度続けました。基本的に休みは平日に合わせていて、土日祝日は必ず出勤するようにしていましたが、週末に限っては昼間も勤務する日もありました。
カフェのバイトでは主にホールを担当していて、お客様をお出迎えしてお席へ案内し、注文を取って料理を運び、お会計をして片付けをしていました。また、閉店後は店外の片付けや店内の掃除、週に一度キッチン内の大掃除もしていました。
カフェでのバイトでは飲み物や食事、スイーツとスイーツに合う食後の飲み物と多くのメニューがありました。特に横文字のお洒落な名前のお料理やスイーツはお客様からの素材についての質問もあります。大変なのはその沢山のメニュー全ての名前、素材、作り方を覚えることです。それが出来て初めてお客様のご要望に迅速に答えることができます。
迅速にご要望に答えることができたとき、お客様が喜び、お褒めの言葉を頂くことがあります。その言葉が欲しくて頑張っていました。
カフェのバイト
あずき(36歳 主婦)
始めたきっかけはオープニングでアルバイトの募集がされていたので、新しくお店を作って行くのが楽しそうだなと思い応募しました。私はそこでは丁度1年間働きました。週4日~5日、ランチが始まる11時から夕方の交代が来るまでの5、6時間のシフトでした。
カフェバイトでの仕事内容はキッチンでドリンクやスイーツ、バーガーなど調理と仕込み全般を任されていました。
ランチが終わる2時頃から夕方まではお店の閑散期なので、スタッフはホールの1人とキッチンの私の2人だけで回さなくてはいけなくて、たまにお客様がたくさん来る日はどう上手く進めるか考えながら動くのが大変でした。でも、それがうまく出来るようになった時はとてもやりがい感じました。
1年間でも常連のお客様ができて、来られる度に話しかけてくださった時は嬉しかったです。仕事の流れを覚えれば普段はそんなに難しい仕事ではなかったので、食べ物が好きだったり、カフェが好きな人に向いていると思います。
学生時代ならではの楽しさ
ぺるん(25歳 事務職)
私は、大学生の頃3年間程シアトル系コーヒーチェーン店でバイトをしていました。お洒落なカフェに憧れを持っていたのと、常連だったこともあり応募しました。社長からは「バイトより大学を大事にしなさい」と仰っていただけたので、土日含む週3~4くらいのシフトで無理なく続けられました。
まず初めに覚えることは接客マナー、言葉遣い、ドリンクのレシピを覚える等の座学から入りました。家で必死に勉強した覚えがあります。最初はレジの業務から入ります。
ここで苦労したのが、レジをしながらコーヒーの管理をすることです。レジでしっかり量が把握できていれば、お客様に余計な待ち時間を与えずに済みます。ドリンクとフードも作るバリスタも大変でした。メニュー数が多く、期間限定商品も定期的に入ってきます。黙々と作るだけでなく、待っているお客様へのお声がけ、食材管理などもバリスタの仕事です。
接客業では常連のお客様との触れ合いがあります。「笑顔が素敵だね」「美味しかったよ」というお客様の声にいつも励まされていました。スタッフは皆仲が良く、今でも遊んだり連絡を取り合ったりしています。そんな仲間に出会えたこともカフェでバイトをしていてよかったなと感じることです。
カフェでバイト
れん(27歳)
カフェでバイトを始めたキッカケは専門学生の時、友達に誘われたのがキッカケです。専門学校の2年間アルバイトをしていました。勤務時間は主に平日の学校終わりで、予定のない日は土日も入ったりしていました。
こじんまりした小さいカフェでしたので、お客さんからオーダーをとり、飲み物やフードを作ることなど業務全般を行います。
カフェのバイトで大変だったことは、飲み物や料理の作り方を覚えることでした。慣れてくると色々アレンジして飲み物を作れたりしたのがとても楽しかったです。
常連のお客さんと仲良くなって色んなお話ができたのも貴重な体験で、カフェで働いて接客業の楽しさを知ったので、カフェのバイトをやめたあとも接客業をよくやるようになりました。
オシャレカフェでのアルバイト体験談
UMI(29歳 飲食業)
今のカフェは、24歳の時にアルバイトとして入社して、現在で5年目になります。バイトを始めたきっかけは、普段からよく行くカフェで、お店の雰囲気もよく、可愛いスタッフの方も多くて、「わたしも働いてみたい!」と思い応募しました。
勤務時間は2交代制で、早番が10時から17時、遅番が16時から23時までで、平日1回、土日1回の週休2日です。
仕事は主にホールやレジをやっています。お客様のオーダーを聞きに行ったり、レジ対応、あとドリンクは自分で作って出しています。
カフェの仕事で大変なのは、ランチタイムの混雑時は大変です。待たれるお客様もいるので、お客様が帰られたら素早く片付けて、お待ちのお客様をお席までご案内しなければいけません。効率よく動かないとクレームの原因になるので気をつけています。
ここで働いていてよかったのは、バイトから社員にあがり、今ではマネージャーをやらせてもらえてることです。新しい料理の開発にも携わっていて、やりがいもあるのでやっていてよかったなと思います。
制服に憧れて始めたカフェバイト
りんご(21歳 学生)
カフェバイトは1年間続けていました。カフェバイトを始めたきっかけは制服の可愛さに憧れたからです。背中にリボンが付いていて清潔感のある制服でした。勤務時間はランチタイムが多かったです。学校がない日や授業が早く終わる日にはシフトに入っていました。
カフェバイトの仕事内容は主にホールの仕事です。お客さんの案内、接客、オーダー、料理の提供と説明です。
私が働いていたカフェはキャラクターモチーフのカフェだったので料理の説明をしなければいけませんでした。季節ごとにメニューが変わるので説明文を覚えるのが大変でしたが、お客さんに幸せな時間を過ごしてもらいたいと思って頑張れました。
カフェバイトの魅力はたくさんの人と関れることです。また、忙しい中で自分は今、何をしなければいけないかを考え行動することができるようになりました。
働きやすく楽しいカフェバイト
いちご(20歳 学生)
大学に入ってすぐにカフェバイトを始めました。働き始めてから1年半ほどです。始めたきっかけは、カフェは朝から働けるので、時間を有効活用できると思い始めました。主に朝の6時から12時ごろまで勤務しています。チェーン店なのですが、それほど厳しくないので、週に4回入る時もあれば一回の時もあります。
業務内容は主に3つで、レジ、ドリンクを作る、洗浄です。1時間ごとにポジションを交代しています。それ以外にも、朝はパニーニを作ったり、発注業務をしたりしています。
元日以外は店があいているので、人手不足になりがちです。そのときはかなり忙しく大変です。
カフェバイトは朝から働けるのが魅力的だと思います。学校前は遊びに行く前に少しお小遣い稼ぎができちゃいますし、コーヒーやエスプレッソの知識も身につきますよ。
カフェのバイト
wai(25歳 パート)
大学生の時、3年間個人経営のカフェで働いていました。バイトを始めたきっかけは情報誌にそのお店が掲載されていたのが気になったからです。授業の関係から勤務日は決まっておらず、大体週3?5日、お昼から閉店まで入ることが多かったです。休日も決まった曜日はなく、学業優先でテスト期間などは休みにしてもらっていました。
仕事内容は接客とドリンク作り、簡単なお菓子や食べ物の調理など、接客も厨房もどちらもやっていました。慣れてくると次の日の仕込みや閉店時の掃除、片付けも行なっていました。人気のあるお店だったので、休日の朝にはお客さんがたくさんきて待ちが出ることもあり、目が回るほど忙しかったです。また、5人くらいの団体のお客様が何組も同じ時間帯に来られると大変でした。
それまではバイト経験がなかったのですが、色んなことを教えてもらえました。もともとコーヒーが好きだったのですが、さらにコーヒーが好きになりました。
フリーターでカフェバイト
はな(27歳 事務職)
フリーターとして3年ほどカフェで働いておりました。カフェのバイトのきっかけはよく利用するという点のみで気楽な気持ちで応募しました。勤務時間は10時間ほどで休憩が1時間、週5ぐらいで働いておりました。飲食店なので基本土日に働き、平日にお休みをいただくシフトが多かったです。
仕事内容はオーダー、フードやドリンクの提供、ドリンク作成、後片付け、店内の掃除などの接客業務全般でした。
仕事は基本的にお客様の人数により忙しさが変わります。食事も扱っているカフェでしたので、ランチタイムの12時やディナータイムの19時頃が繁盛して特に忙しくなります。
また、お客様によってはクレームを言ってきたり、理不尽なことを言われたりすることも多々ありますので、柔軟な対応力が求められます。そういったことで落ち込んでしまう日もありますし体力的にも簡単な仕事とは言えません。
ただ、事務などの仕事と比べて接客業はお客様と直に関わることができるので、お客様に褒められたり、感謝をされたりすると、接客をやっていて良かったと思えます。また、お客様や従業員の方などいろいろな方に出会えるのも魅力的な仕事のひとつです。
ずっとカフェで働いています。
K(34歳 飲食業)
バイトは専門学校へ通っていた2年ほど続けていました。始めた当時はスタバなどが出店し始めた時期でお洒落なカフェで働きたいと思い、バイトを始めました。バイトの時は学校が終わってからの18時~21時と、土日に働いていました。
カフェではドリンク作りをメインにフロア接客、簡単な調理をしていました。カフェでバイトしていて大変なところは覚えることが多いことです。ドリンクから軽食から全て覚えて作れるようにならないといけません。ほかの飲食店でしたら、キッチンとホールが分かれているので覚えることも少ないと思います。
カフェでバイトしてよかったことは、そのまま就職出来たことです。お客様がほっとできる空間を作ることに魅力を感じます。
接客していると顔が広くなりました。
ゆあ(38歳 専業主婦)
1年半ほどカフェでアルバイトをしていました。以前にも飲食店で接客の仕事をしていたので、馴染みやすいと思ったのがきっかけでした。平日の10:00~13:00までのシフトに入っていました。
主な仕事内容は接客でレジをしたり、注文を聞いて持って行くことでしたが、空いた時間にはケーキのフィルムはりや、焼き菓子の袋詰めやラッピングもしていました。また、ドリンク系のスムージーやパフェなども作っていました。
勤務時間帯がちょうど忙しい時間帯で、なかなか13:00になっても仕事を上がれませんでした。
でも、ドリンクは自由に飲んで良かったし、接客していると顔なじみのお客さんができて、話をしたりして楽しかったです。
初めての社会経験
はんぺん(21歳 大学生)
私は某有名チェーン店で1年程カフェのバイトをしていました。ドリンクを作るのが楽しそう~という気持ちがきっかけで始めました。私は平日はびっしり授業があったので、土日祝日の週2回9:00~18:00で実働8時間、長期休みは出来るだけ入るという感じで入っていました。
入りたての時はまずメニュー、値段、カスタマイズの種類の暗記、レジが仕事でした。研修時間後、勤務態度を見て徐々にドリンクの作り方を教えてもらい、テストに合格して初めてお客様にドリンクを提供出来るようになりました。
メニューがとても多く、レシピを覚えるのがまず大変でした。特に私は平日あまり入ってなかったので、勤務日が空いてしまうせいで覚えたことも少し抜けて、また覚えて…の繰り返しでした。
また、店舗の場所がら、若者はあまり来なかったのですが、ビジネスマン、旅行客、高齢の方が沢山来客されたのでお客様に合わせて対応するのが大変でした。
もちろんその分やりがいもあって、お客様の笑顔を見れたり、社員さんや先輩方に誉められると、もっと上手くなろうと思えたし、将来も役立つであろう接客のスキルを身につけられたのでとても貴重な経験になりました。
カフェでバイトを始めた私の体験談
はる(25歳 会社員)
私はチェーン店のカフェで半年前からバイトをしています。きっかけは副業を探していて、自分のリズムに合わせて働きやすかったということと、家から近かったことで応募を決めました。
週に3~5日程入っていて、主にお冷出し、ドリンクや料理の提供、お会計などを担当しています。
カフェとはいえ基本的にお客さんは多いため、のんびりしてられずピーク時は目が回るほど忙しくて大変ですが、あっという間に時間が過ぎてしまうので、暇で退屈なのが苦痛な私にはぴったりです。
また、商品を従業員割引で食べることができるため、美味しい料理を気軽に楽しむことができるのも利点のひとつです。制服も会社で用意されているので、洗濯の手間も減って、気軽にバイトができるのでありがたいです。
有名珈琲チェーン
珈琲好き(36歳)
学生時代にバイトとして1年強、カフェで働かせていただきました。週2日の午前のみのバイトでしたが色々経験させてもらいました。
掛け持ちできるバイトを探していて早朝から働けるということで応募したのがきっかけです。お店側としてはモーニングの時間帯が1番混む時間なのでスタッフさんが増えてくれるのが嬉しいと言ってくれました。
基本はホールの仕事でオーダー、片付けなどが仕事です。土日のみでしたが、モーニングの時間は確かに混みました。開店と同時に奥様方が来店され、昼前までずっと喋られるグループも多くおられ、待合いで待たれている他のお客様にご迷惑をおかけしました。
私はコーヒーが好きなのでコーヒーの香りがする中で働けたことはとても良かったです。
カフェでのバイトは高校生や未経験可の求人も多く働きやすい
今回カフェでのバイト体験談を寄せてくれた皆さんは、学生時代にバイトしていた人が多かったです。カフェのバイトはオーダー取り、ドリンクや料理の提供、厨房での作業、レジなど色々な仕事がありますが、高校生や未経験者OKの求人も多いため、学生を中心に人気があります。
また、比較的勤務時間の融通が利くことも多いため、働きやすさもカフェバイトの特徴と言えるでしょう。