ホワイト企業を見つける7つの注目ポイント

ホワイト企業には年収の高さ、福利厚生の充実、休日の多さなど多くの特徴や条件があります。就職活動を成功させるにはこのような情報をいかに集められるかがポイントとなります。大手企業だからホワイト企業とは限りません。ホワイト企業を見つける方法を紹介するので参考にしてください。

ホワイト企業を見つける7つの注目ポイント

ホワイト企業とはどんな企業?

ホワイト企業とは、ブラック企業の対義語としての位置付けで、主に大手企業や福利厚生が厚い企業や給料の高い企業の事を指します。

働き易い労働環境で、従業員の定着率が高い職場も、ホワイト企業と言われています。新卒者や転職者はこのホワイト企業の内定を得る事で、就職活動が成功したと言えるでしょう。

ホワイト企業を見つけるための注目ポイント7つ

ホワイト企業を見つけるにはどうすれば良いのでしょうか。ホワイト企業の特徴や条件から探し方のポイントを8つ紹介します。新卒の人や転職を考えている人は、8つのポイントを参考にホワイト企業を見つけましょう。

1.ホワイト企業は年収が高い

ホワイト企業の特徴は年収が高いという事です。給料が高いというのはブラック企業でもあり得るのですが、ホワイト企業の場合はボーナスも高給となります。その為、年収が一般的な企業と比べて高くなるのです。

お金を持ってニヤリとする男性

年収が高いからと言ってホワイト企業とは言えない!と思う方もいるかも知れませんが、年収が高いほど社員を大事にしている企業が多いのも事実です。年収が高いので休みが少ない、仕事が忙しい、という事もあるかもしれませんが、年収の高さもホワイト企業の条件の一つとなります。

大手企業以外では高額な年収は望めないのではと感じる方も多いかもしれませんが、決してそんな事はありません。中小企業や地方の零細企業でも年収が高くなるケースはあります。

年収の高いホワイト企業を見つけるには、より多くの企業説明会に足を運び社員の声を直接聞きましょう。

2.ホワイト企業は通勤手当や家賃手当が全額支払われる

ホワイト企業はブラック企業と違い社員を使い潰したりはしません。その為社員に対する福利厚生が手厚くなっています。通勤手当や家賃手当てが全額支払われる、プライベートで旅行に行くときには企業が提携している施設を使用すると格安で利用できる、など手当ても多岐に渡ります。

福利厚生は給料の一部とも言えるので、充実具合により間接的に収入は増えていると言えます。一般的な企業より基本給が少ないが、手当て込みでは平均を上回っているという企業も少なくありません。その為、基本給のみで判断するのは間違いと言えるでしょう。

福利厚生が充実しているホワイト企業を見つけるには求人を良く見る事です。求人欄には各種手当てが書いているので参考にしてください。

ブラック企業に就職する前に出来る9つの見分け方

しかし、従業員の定着率が良い福利厚生の行き届いた企業を見つけるのは難しいと言えます。新卒採用を利用して就職するのが一番良いのですが、転職者はコンサルタントなどを利用すると求人を紹介される可能性もあるでしょう。

転職コンサルタントとは

転職する際に相談に乗ってくれる方を指します。キャリアコンサルタントやエージェントとも呼ばれています。利用するには転職サイトに登録する必要があります。メリットは自分にあった企業を探してくれる事、今後の就職活動を支援してくれる事が上げられます。また転職サイトはほぼ非公開求人なので、登録するだけでも転職に有利になります。

3.ホワイト企業は土日祝日が休みの他、特別な休暇が設けられている

土日祝日の他、社員の誕生日に休暇を与えている企業があります。これは福利厚生の手厚さにもつながることですが、社員を大切に思うのはもちろん、その家族も大切にするのがホワイト企業の考え方です。

プライベートの温泉旅行を満喫するカップル

社員もバースデー休暇のような、土日祝日以外にも特別な休暇をもらえると、仕事に対するモチベーションを高く保つ事ができるでしょう。このような特別な休暇にはバースデー休暇の他にも、リフレッシュ休暇やボランティア休暇などがあります。また、ベンチャー企業などは面白い休暇制度を設けているところもあるので、興味がある方は調べてみると良いでしょう。

4.ホワイト企業では産休や育休などの制度が整っている

女性の為の社内制度が整っている企業もホワイト企業と言えます。まだ産休や育児に対する理解が乏しい企業が多い中、ホワイト企業はしっかりした保障内容を社内で規定しています。もちろん産休や育休を終えたあとの復職を支援する制度も整っているので、気兼ねなく職場復帰ができるでしょう。

電卓で給料の計算をする女性

また、女性のスキルアップを応援している場合も多く、女性役職者の多さはホワイト企業の条件の1つと言えるでしょう。女性の役職者が増えると、自然と女性が働きやすい職場環境が整っていきます。

女性管理職が多いかどうかという点も、女性が働きやすい職場を見つけるための大切なポイントと言えるでしょう。女性管理職が多い職場の場合、産休や育休取得、復職支援、スキルアップ支援など女性が働きやすい環境づくりのための社内制度が整っている可能性が高いです。

5.ホワイト企業は社員のやる気を大切にし、報酬や働き方で還元している

社員の希望を聞く理解のある上司

ホワイト企業は人材を大切にしているので、社員の教育制度もしっかりしています。社員がスキルアップに成功した場合は、報酬で社員に還元している企業もあります。これは人材を第一と考える企業だからこその考え方なので、ブラック企業は決してマネできない事でしょう。

社員の気持ち・やる気を大切にしているので、部署の異動や社内起業にも理解のある職場もあります。社員の熱意を潰すのではなく、伸ばす方針の企業がホワイト企業と言えます。

このように、やる気や熱意を理解してくれる企業は少ないでしょう。企業説明会を利用して直接人事の方に確認すると、自分にあった理想の企業が見つかります。

6.ホワイト企業は残業や休日出勤した際の給料もきちんと支払う

残業や休日出勤に厳しい企業は、ホワイト企業と言えるでしょう。残業はなるべくしないように、もし就業時間を過ぎてしまった場合は必ず報告が必要です。もちろん残業代も1分単位から支給されます。残業や休日出勤を徹底して管理している企業は少ないので、これだけでも十分ホワイト企業と言えるでしょう。

勤務時間を過ぎて焦る女性

一見すると面倒にも見えますが、社員の業務時間に厳しいのは当たり前です。ブラック企業の曖昧な勤務時間に慣れるのは間違いであって、結果的に自分の体や心を壊す事に繋がります。

勤務時間を徹底している企業は大手の会社が多いです。その為新卒採用で就職する事が必要になるかもしれません。大手企業の中途採用を狙う場合はスキルに条件がつく事があるので、資格を取る、意欲的に仕事に取り組んで経験を積む、などして仕事に自身をつける必要があると言えるでしょう。

7.ホワイト企業は週休二日で祝日も休み

ホワイト企業は週休二日制になっていて、祝日も休みの場合が多いです。休日がきちんと設けられていると、社員もストレスを発散する機会が増えるので、業務に取り組む姿勢も意欲的になります。その結果、仕事効率も上がり会社にとって非常に良い影響を与えます。

しかし休日が多いという条件は大手企業に多いことから解る通り、企業の体力が必要になります。いくら業績が好調な中小企業でも容易に見習う事はできません。地方の企業の場合は、その傾向がより顕著になります。休日数が少ないからといって、必ずしもブラック企業というわけではありません。

休日数の多い企業を見つける方法は、求人票を確認する事です。そして、企業説明会や面接で再度確認する事で、企業とのミスマッチを防ぐ事ができるでしょう。

ホワイト企業を見つけるには求人情報やホームページを隅々までチェックするのがポイント

ホワイト企業を見つけるには、年収の多さや従業員が働きやすい環境づくりのための社内制度が設けられているかに注目しましょう。求人や企業ホームページなどでそれらの情報をチェックすることが大切です。

ただし、年収が多い事や従業員のための社内制度が充実している事などから、従業員の定着率が高いというのがホワイト企業の大きな特徴の1つでもあります。そのため、求人数自体が少なく、見つけにくいかもしれませんが、求人サイトや求人誌、就職・転職コンサルタントを利用する、企業説明会に参加するなどして根気よく探していけば、希望のホワイト企業求人を見つけられるでしょう。