ニートに限界を感じたらバイトを始めて社会復帰しよう
ニートの皆さん、何年も職に就かずに楽しい毎日を送れていますか?!確かに仕事に縛られない生活は自由で楽ちんです。しかしそんな生活を続けているうちに芽生えてくる欲求に気が付いたら、その時がニートから抜け出すチャンスです。ここでは「ニートが抱える問題とそこから抜け出すためのバイトのすすめをご紹介します。
ニートデビューからベテランニートまでが抱える3大欲求
もう何年も無職を続けているベテランニート、仕事をせずにブラブラする生活が板につくまではそれなりの葛藤もあったのではないでしょうか。
ニートデビュー期
ビクビク怯えながらニート宣言、他人の視線や意見が気になって引きこもりになってしまう時もありました。
ニート順調期
ニート生活をデビューしてしばらくするとニートに対する負い目も感じなくなり、のびのびとニートライフをエンジョイできる期間に突入します。
ニートベテラン期
もはやニートなのにニートに見えない?!自らの「ニート道」を掲げて仲間や信者を集め、ニート友達から「師匠!」なんて言われてしまいます。
この3ステップをこなしてきて、このまま永遠にニートとして突き進む人は少ないのではないでしょうか。なぜならニート最終段階であるニートベテラン期になると、ある欲求が芽生えてくるのです。それこそがベテランニートが抱える3大欲求なのです。 ベテランニートがいつの時からか感じ出す3大欲求がこちら!
1.「自由になるお金がもっと欲しい!」 金銭の欲求
ニートを極めても解決することができないのが、お金の生産です。家族からの支援だけでは自分の好きな時に好きなだけ出費をすることができないという不自由さに限界を感じてきます。
2.「話のネタが無い!」 外の世界への好奇心
ニートをしていると自分の会話の幅の狭さにうんざりして、ネットやテレビ・雑誌などからネタ集めを始めます。しかしやはり生身の体験から得られるネタでないと、自分も周囲の人間も満足させることはできないのです。
3.「規律が欲しい!」 定められた時間枠で動きたい欲求
ニートに時間割はありません。しかしいつしかそんな自由すぎる毎日に体がなまってきてしまうのです。「時間に縛られてみたい」なんて思ったら、今がチャンスです!
このようにベテランニート期になると、本来は捨てたはずのアクティブな精神が芽生えてくるのです。この心の底の欲求に気づいたらニートを脱出する時期がやってきたのかもしれません。
ニートの自分に合ったタイプ別おすすめアルバイト
ベテランニートが抱える3大欲求に襲われたら、ニートから脱出する上での大きな一歩を踏み出すチャンスです。そしてそんな外の世界への道標となるのが「アルバイト」です。
ニート生活を送っていてすぐに就職することはとても難しく、何らかのスキルがあったとしても仕事をしていなかった空白期間が再就職を妨げてしまいます。すぐに大きな仕事をする必要はありません。大切なのは「ニートから抜け出す足掛かりを掴むこと」です。
ここではニートのタイプに合わせたバイトをご紹介します。あなたの性格やニート重症度に合わせたバイトを選んで、新しい生活への扉を開きましょう。
タイプ1.「どっぷり引きこもりニート」は在宅ワークがおすすめ
ニートの中でも家に篭って何年も生活していた引きこもりタイプの人は、いきなり家から飛び出してバイトを始めるのは心身ともにハードです。どのタイプのニートにも共通しているのが、「無理をする生活に慣れていない」ということです。
これは体力的、精神的に無理をしない生活を送っている「ニート」という状況から、急に変化が激しい生活を始めるとニートに後戻りしてしまう可能性があるのです。そのためどっぷり引きこもりニートのように、家にいることに慣れている人がいきなり家の外に出ることはニート脱出を妨げるリスクが隠れているのです。
そこでどっぷり引きこもりニートの必需品でもあるパソコンを使って、在宅ワークを始めましょう。自分のパソコンスキルや知識にあった仕事を見つけて、「働く」という習慣を身に着けていきましょう。
もちろんパソコンを使う以外の「物づくり在宅ワーク」も、手先を使うので生活にハリが出ておすすめです。まずは「精神的に無理をせずに働けること」に重点をおいて、ストレスフリーな在宅ワークで見えない外の世界とコンタクトを取ってみましょう。
タイプ2.「飽きっぽいチャラチャラニート」は単発バイト
友達と外出や旅行をニートのご身分で楽しむチャラチャラニート、交友関係があるのにニートでいる理由は「飽きっぽい性格」が原因しています。そんな「活動的だけど仕事は飽きる!」というチャラチャラニートには、派遣の単発バイトがおすすめです。
派遣会社に自分のやりたい分野の仕事や行動可能範囲を登録して、最短で1日~数か月という短い期間のアルバイトです。毎回違う場所での単発バイトはプチ旅行気分を味わえ、新しい人との出会いが常にあるので、飽きっぽいけど遊びたいチャラチャラニートの欲求を満たしてくれます。
そうは言ってもやっぱりニート、まずは数時間の1日バイトから始めましょう。1人では気が引ける場合は、友達を誘ってコンサートやイベントバイトに参加するのもおすすめです。
タイプ3.「変身願望ニート」はリゾートバイトで生まれ変われ!
ニートである自分を引きずりながらゆっくりと生活と自分自身を変えていくよりも、劇的に新しい自分になりたい変身願望が強いニートにおすすめなのがリゾートバイトです。
自分の暮らす環境や町から出て誰も知らない新しい土地でのリゾートバイトは、ニートである自分自身をスイッチオフさせて新たな自分を作り上げるのに最適です。
リゾートバイトの多くは住み込みで毎日忙しい重労働が待っています。体を動かし汗を流す日々を誰も知らない土地で送るうちに、心の内側から脱皮していくことができるでしょう。
リゾートバイトは一緒に働く仲間と生活を共にすることで人間的な関わりを取り戻すことができます。
こういうサイトでまずは探してみましょう
【毎日更新】全国リゾートバイト!
タイプ4.「自意識過剰ニート」は暇なオシャレバイトがおすすめ
人の目が気になって「今更バイトなんて…」と二の足を踏んでしまっている自意識過剰なニートの方は、友達や知り合いが「良いねえ!」と言ってくれるようなオシャレなバイトを始めましょう。
しかし無職からバイトを始めるとなると、あまりに忙しすぎる仕事場では採用されてもすぐにクビになってしまうか、辛い思いをしてしまいます。
「せっかくバイトするならニートの汚名を返上させたい!」という理不尽な欲求を満たすことができるのが、「暇なオシャレバイト」です。誰もが「オシャレだね!」というイメージを持つ、カフェや服飾店のアルバイト、「お客さんが少なくゆったりのんびり働けるお店」を選ぶことが大切です。
その時に経営者の人柄をチェックすることをお忘れなく。「気楽な雇われ店長」や「儲けに欲が無いオーナー」のお店は、働くこちらにプレッシャーが少ないのでニートでも安心して始めることができます。
逆に「ノルマ」や「スピード感」を重視するお店は、ニートの社会復帰の現場として少々荷が重すぎるので避けましょう。
タイプ5.「朝型ニート」は新聞配達で社会貢献バイト
ニート特有の時間枠の無い生活を根本から改善したい人は、嫌でも朝型になれる新聞配達バイトはいかがでしょうか。人と顔を合わすことも少なく黙々と仕事をこなせ、朝日を浴びながら働くうちに気持ちも前向きになっていけます。
そして新聞配達が働く早朝の時間は、毎日同じ顔触れの人たちを見かけます。慣れてきたら挨拶を交わしたりすることで、自分が誰かの生活の一部であるということに気が付くでしょう。一日の始まりである新聞の配達は、新しい朝を迎える人たちのための社会貢献でもあるのです。
タイプ6.「夜型ニート」は深夜のコンビニバイトで社会勉強
夜型の生活から抜けられないニートは、比較的忙しくない深夜のコンビニバイトで手持無沙汰の夜の時間を世間勉強に当てましょう。
夜のコンビニはお客さんも少ないので、仕事経験がないニートでもマイペースに働くことができます。そして何よりもニートが苦手なポジティブで昼型の人たちに会わなくていいのもポイントです。
ニートとは真逆の生活をしている人たちと関わることが苦痛に感じているニートは、深夜のコンビニにやってくる様々な事情を抱えた人たちとの接触で社会勉強をしましょう。そこには自分と同じようにニートをしている若者や大人、深夜に働く人たちなど夜にしか触れるころができないアウトローな出会いがあります。
自宅で寝られない夜を過ごしているなら、プレッシャーの少ない深夜のコンビニバイトで夜に動く人たちを見ながら外の世界を勉強しにいきましょう。
タイプ7.「レボリューションニート」はボランティアで無償奉仕
ニートの方の中には「社会を変えたい!」「何か大きなことをやらかしたい!」と、革命的な夢を抱くレボリューションニートがいます。しかし足かせとなっているニートという自分のポジション。そんな「志はあるのに歩き方が分からない」ニートは、バイトよりもボランティア活動がおすすめです。
まずは地域のボランティアに参加して、「毎日誰かのために自分ができることが身近にあること」を知りましょう。
もし動物好きなニートなら、動物愛護団体でのボランティアも良いかもしれません。震災現場や老人ホームなど探せばあらゆるボランティアの現場があることに気が付くでしょう。
いきなり「海外の発展途上国進出!」という非現実的な高飛びよりも、まずは身近な世界で自分を必要としている人を探し出すことがニートから根本的に脱出できるポイントです。
ニートを脱出するために知っておきたい3つのポイント
ニートのタイプごとのおすすめバイトに共通して言えること、それは「自分の精神面に適した仕事を選ぶ」ということです。
ニートタイプ別まとめ
- どっぷり引きこもりニート
生活スタイルを変えずに得意のパソコンで在宅ワーク - 飽きっぽいチャラチャラニート
好奇心はあるけど飽きっぽい性格を満たす単発バイト - 変身願望ニート
新しい土地で一発逆転リゾートバイト - 自意識過剰ニート
自分に負荷がかからないオシャレバイトを見つけて他人の意見をシャットアウト - 生活改善を望む朝型ニート
新聞配達を通して自分の存在が社会の一部であると認識する - 不眠症の夜型ニート
苦手なポジティブ昼間族と接触する前に、夜に活動する自分とどこか似たところのある人たちに触れて世間勉強 - レボリューションニート
膨らむ野望とニートの狭間で苦しむなら、まずは地域のボランティアで誰かの役に立ちにいく
何年も自由な生活を送ってきた人が時間に縛られて働くことは、決して楽なことではありません。しかし体力的にきついのは、慣れるしかありません。しかし精神的にハードなバイトではニートに逆戻りしてしまう可能性が高いので、自分自身に合ったバイトを見極める能力が必要となってきます。最後にニートの人たちが、自分に適したバイトを選ぶ時に重視するべきポイントをご紹介します。
Point1.精神的に参ってしまうようなバイトは避ける
ノルマや時間制限があるバイトは避けましょう。「働くことが怖い」トラウマとなって、ニートに後戻りしてしまいます。
Point2.自分がしたいことより「できること」を探す
ニート脱出一発目のバイトは、「やりたい仕事」よりも「確実にできる仕事」を選びましょう。精神的プレッシャーを減らすために大切なことです。
Point3.人と無理に関わろうとしない
ニート脱出は決して外の世界の人と関わることではありません。無理に人と接触するバイトを選ぶ必要はないのです。まずは人間関係などが無い自分一人でも働くことができるバイトを見つけましょう。
ニートを脱出したいなら、バイトを社会復帰のためのリハビリ期間と考える
ニートから脱出して社会復帰を果たすためには、何を置いても精神的に無理をしないことが大切です。ニートは思っている以上に世間からの視線を意識し、自分自身のジレンマや負い目に苦しんでいます。
「バイトを始めよう!」というポジティブな欲求が生まれても、あくまでもそれは「社会復帰へのリハビリ期間」という風に認識しておきましょう。まずは自分の心に寄り添い絶対に精神的に無理をしないバイトを見つけて、まずはニートとバイトの両立生活から始めましょう。
慎重な一歩を重ねていくことで、徐々に自分のペースで社会復帰への扉に向かって歩いていけるのです。