高学歴の人がニートになってしまうのは理由がある
高学歴ニートという言葉はご存知でしょうか。ニートは引きこもりや社会不適合者と言うイメージが根強いですが、今のニートと呼ばれる若者は様相が違ってきています。それは有名大学を卒業したにもかかわらず、ニートになる高学歴な若者が増加しているのです。では何故有名大学を卒業した高学歴な方がニートになってしまうのでしょうか、原因や特徴には高学歴故の理由が隠されています。高学歴ニートの脱出に役立ててください。
高学歴の人がニートになってしまうのはプライドが高いから
高学歴ニートの特徴と言えるのが、プライドの高さです。その為通常のニートと違って脱出のハードルは少し高いと言えるでしょう。高学歴だからと、中小企業で就職する事に抵抗があるのもニートを脱出できない理由となります。
プライドが邪魔をするので学生の多いアルバイトやパートで働く事にも抵抗がある為、なかなか就職できないのです。大手企業ばかりを狙うため就活疲れを起こしてしまい、結果的に引きこもりに近い形でニートになってしまいます。
高学歴のニートの脱出方法はプライドを捨てる事です。大手企業ばかり狙っている人が高齢ニートになってしまうと中小企業の就職すら危うくなってきます。そうなるとアルバイトやパートが就職し易い働き方になってしまいます。
アルバイトやパートから正社員を目指すことが容易なのも高学歴ならではの特徴なので、今就職を諦めている人は、プライドを捨てできる仕事から始めると良いでしょう。
高学歴の人がニートを脱出するには心の問題を解決する必要がある
高学歴ニートの特徴の一つに打たれ弱さがあります。中学、高校、大学と順調に進んでいたからこそ、就職活動の失敗は相当堪えたことでしょう。高学歴な方にとっては就職活動が初めての失敗というケースも多いので、そこで挫折をしてしまったというのがニートになった原因と言えます。
勉強一筋はとても良いことです。しかしその弊害として社会経験が不足気味のため立ち直るのにも時間が掛かってしまうのです。就活が怖くなり、就活に時間が掛かってしまうと高齢化してしまいます。高学歴を活かすことなくニートまま過ごす事になる可能性もあるでしょう。
就活で挫折してしまった方がニートを脱出する方法は無理に就活をしない事です。高学歴な方は真面目な方が多いです。その為、人一倍ニートと言われるのが嫌なのです。就活して就職しなければ、と強く思えば思うほどプレッシャーに押しつぶされてしまいます。その考えを取り除く方法は就活をしない事なのです。
ニートを脱出するには心の問題を解決する必要があります。プレッシャーから開放されることで、余裕を持って就職について考えることができるでしょう。
ボランティア活動をして人生経験を積む
高学歴ニートの特徴として人生経験の少なさがあります。学生時代は必死に勉強してきたので、テストは常に高得点をとってきました。学校でも勉強はトップクラスなので自分に自信を持っている方も多いでしょう。
しかし恋愛経験はあるでしょうか。思いやりや人の気持ちを理解するには恋愛経験が必要です。就活で重要な要素であるコミュニケーション力も恋愛をしているからこそ身につく部分もあります。これらの人生経験が乏しいので就活しても不採用になるのです。
脱出方法は人生経験を積む事。ボランティア活動をする事で思いやりや人の気持ちを理解する事ができます。ボランティア活動とは無償で人が幸せになるように、お手伝いする事です。人の気持ちを理解する事が、自分の幸せに繋がります。自ら苦労を選択する事で人生もスキルアップするでしょう。
このような魅力的な人物を会社が見逃すはずはありません。ボランティアは面接官にも好印象を与えるので、ニート脱出には絶大な効果があります。
謙虚な気持ちを思い出す
自分に自身を持っているのも高学歴ニートの特徴です。自分に自身を持つ事はとても良い事といえます。しかし自身過剰は就職に悪い影響を及ぼします。採用試験でも高学歴を武器に面接官と話をします。面接官は自身過剰な応募者を高評価しません。その為なんど就職試験を受けても不採用になってしまうのです。
自分は他の応募者と比較しても学歴が上なのに何故不採用になるのかと疑問を持ちます。自分がニートなのは採用しない会社が悪い、会社が悪いのは不景気な世の中が悪い、という悪循環に陥ってしまいます。
このような気持ちを持っていると就職はおろか家族にも見放されてしまいます。自身過剰な考えはいち早く捨て去るのが大切です。
脱出方法は謙虚な気持ちを忘れない事。学歴では他のライバルを圧倒しているので謙虚な気持ちを持つだけで就職試験を勝ち抜く事ができるでしょう。
人を見下す態度を改める
高学歴ニートに足りないものは他人を思いやる気持ちです。勉学には絶対の自信があるので、自分より学歴が下の人を見下す傾向にあります。そのような考えは面接官に伝わってしまうのです。
面接を受けても不採用になるのは、自分がニートだからではありません。それは面接官を、会社を見下している態度が表に出てしまっているからです。
脱出方法は高学歴を捨てること。そして面接官を見下す事なく思いやりをもって、真剣に面接を受けることです。考え方を変えると自分の周りの雰囲気も変わるので面接官も空気を感じ取ってくれるでしょう。そうなると就職する事も難しいことではなくなります。
就職をあきらめて自営業を始める
将来を悲観して就職を諦めてしまった方も高学歴ニートに多くみられます。高学歴故に、自分の未来を正しく予想できます。その結果不幸な未来を予想してしまい、やる気がなくなってしまうのです。
このようなタイプの方の就職は非常に難しいと言えます。ニート脱出に不可欠なやる気が不足しているためです。
ではどのようにやる気を取り戻せば良いのでしょうか。脱出方法は就職しないことです。就職せずに自立してお金を稼ぐ方法を考えれば良いのです。その方法は簡単で、自営業を始めましょう。
高学歴な方は大手企業に就職して会社員として働く事を想像していた事でしょう。しかし自営業をすると良い事、悪い事を含めて想像を裏切られます。そのような環境に身を置くことで刺激のある人生を送る事が出来るでしょう。自分の頑張り次第では予想を大きく上回る楽しい出来事に遭遇する事もできるかもしれません。
専業主婦になりたい願望を捨てる
近年女性のニートが増えています。実は高学歴なニートには女性が多いのです。何故女性が多いのかというと就職に失敗したから、ストレスに弱いから、などの理由もあるのですが、結婚すれば全て解決するという考えを持っているのが大きな原因となっています。
これは、前述した様々な理由よりも厄介な問題で、働く気がさらさら無いのです。就職より婚活に力を入れている為、ニートである事を隠して家事手伝いと名乗っています。
このような方が結婚して幸せな家庭を持つ事ができれば良いのですが、現実はそうではありません。その要因の一つが既婚率の低下です。現在30歳の女性の場合は10年後も50％が未婚というデータがあるのです。恐ろしいのは40代です。40歳の女性はその後５年間で結婚する方は１％となっています。
高学歴な女性の方は結婚して専業主婦を夢見ているかもしれません。その為ニートとなり、働くことを拒否しているのかもしれませんが、本当にそのままで良いのでしょうか。今後未婚率は高くなる事が予想されています。今のうちに考えを改めてニートを脱出するのが得策ではないでしょうか。
高学歴ニートの脱出方法は考え方を変える事
高学歴ニートには一貫して同様の特徴、原因があると言えます。
- プライドが高い
- 自分より学歴が低い人を見下す
- 自信がある
- 打たれ弱い
- 失敗すると直ぐに挫ける
このような原因が高学歴ニートを作り出していると言えます。ニート全般に言えることですが、脱出するには自分のやる気や意思が重要になります。一旦高学歴という事を忘れて自分を見つめ直すのも良いのではないでしょうか。
そうする事で働く意味や、社会人の大変を理解できるでしょう。人を見下す事なく失敗にも挫けない謙虚な姿勢を貫く事でニートを脱出する事は可能です。
