共働きの妻と夫に聞いた「毎月の貯金額はいくら?」
体験談では、共働きをしている妻と夫に、毎月の貯金額を聞きました。生活が苦しくて全く貯金ができない人もいましたが、多くの人は3~5万円ほど貯金をしていると回答しています。共働きをしていても生活に余裕がなく、将来に不安を覚えている夫婦が多いです。5000円でも10000円でもいいから毎月の貯金額を増やしたいと思っていてもなかなか叶わず、工夫をしながら貯金額をねん出している姿が垣間見られました。
共働きの妻と夫に聞いた「貯金の目的は?」
貯金をするからには目的があるはずです。体験談を寄せていただいた共働きをしている夫7人と妻7人計14人の貯金の目的を見ていきます。貯金の目的に、男女や立場の違いはありませんでした。貯金の目的を見ると、共働きをしながら貯金という備えをすることの大切さが分かってきます。
- 子供の教育資金
- 車の購入
- 車の維持経費
- 旅行費用
- 家具を買うため
- マイホーム購入資金
- 自宅の修理に備えて
- 冠婚葬祭などの急な出費に備えるため
- 老後のため
共働きの妻と夫に聞いた「毎月の貯金額を捻出する方法は?」
共働きをすると、夫婦どちらかだけが仕事をしている時より収入が増えるので、毎月の貯金額を簡単に増やせそうと思えますが、現実はそう簡単ではありません。毎月の貯金額を増やしたい、コンスタントに貯金を続けていきたいなら、共働きをしていて収入が増えている時だからこそ、いくつも工夫をすることを心がけましょう。
体験談では、外食を控える、割り引かれた食材を購入するようにする、お昼はお弁当を作る、携帯電話のプランを見直す、病気をして病院に行かなくても済むように健康管理に努める、洋服は古着も買う、子供と遊ぶときはお金のかからない公園にする、影響のない範囲で人付き合いを減らす工夫が挙げられました。
お金を貯める方法は、毎日の生活の中に隠れています。「これをやれば溜まる!」という絶対的な方法はありませんから、ちりも積もれば山となる戦法で、いくつかの心がけを絶やさないようにしてください。
共働きの貯金事情体験談
共働きだからこそ、一人で貯めるよりも貯金がたまります。ここからは、寄せられた体験談を見ていきましょう。夫の貯金事情、妻の貯金事情に分けてご紹介していきます。ぜひ、今以上に貯金を増やせるヒントを見つけてください。
共働きしている夫の貯金事情体験談
貯金ができない
ちはる(32歳 小売業)
共働き歴は6年位です。2歳と4歳の子供がいます。正直、毎月の生活費が多く、貯金が出来ない状況が続いています。もう少し計画的に生活をすればいいのですが、共働きの分、疲れてしまい食事も外食が多くなってしまいます。
子供の将来を考えると、今から貯金が出来ない状況ですので不安です。幸いにも両親が近くに住んでおりますので、困った時には何かと助けて頂いている状況です。
妻は現在パート勤務なのですが、下の子がもう少し大きくなったら正規雇用を検討しないと、今後貯金は難しいと考えています。
若くして子供を授かった分、嬉しいことも多いのですが、現実的に生活が苦しいのも事実です。現在は保険や携帯電話等の通信費を見直して、少しでも貯金に充てたいと行動しています。
出来るだけ支出を抑えている
りょう(37歳 介護職)
小学生5年、2年の子供がおり、結婚当初から産休も挟みつつ12年間夫婦共働きです。食費は外食も含めて月4万円。日曜定休のスーパーで、土曜日夕方に割引きの商品を一週間分まとめ買いし、生鮮食品以外はクーポンの充実しているドラッグストアを利用して、食費を抑えています。
お小遣いは特に決めていませんが、夫婦とも月に5000円くらい。タバコも吸わないし、昼食は弁当なので、あまりお金は使いません。貯金は月に2万円しか出来ていませんが、学資保険・養老保険を月に4万円ほどかけています。
自宅のメンテナンスや、子供の進学費用のために貯金していますが、それらの支出が不透明なので、いくらあっても不安になり、月々の貯金をもっと増やせたらと思います。
身の丈に合った暮らしをしている
ゴリラ親父(33歳会社員)
結婚をしてから常に共働きですが、妻が産休育休などあり収入は少なくなっています。毎月の貯金は少なく5万円ほどです。子供の養育費という名目なので、子供が出て行ってから自分たちの老後資金を貯めることになります。
貯金の使い道は、子供の教育資金や車購入の頭金です。貯金を増やすために心がけていることは無理をしないことですね。妻が産休育休中で収入も少なくなっているので、車などは無理をして購入せずに身の丈にあった暮らしを心がけています。
たまに欲しいものがあるときは、お互いに相談して計画的に購入するまで時間をかけて別途貯蓄します。急な出費などは、あらかじめ急な出費用に作っている貯金があるので、そこから立て替えて無理なく積み立て直します。
外食はしない
さい(30歳 医療関係)
私たちは結婚して、一年になります。そのため、共働きの期間も一年になります。現在子供はいません。共働きをしながら貯金をしています。貯金は月2万から4万程度しています。
貯金額には満足していなく、もっと節約して貯金したいといつも話をしています。貯金が少ないと子供ができたときの、急な出費等に対応できないため、貯金があまりできてない現状を不安に感じます。よって貯金は将来の子供のためにと考えています。
貯金を増やすために気を付けていることは、なるべく外食をせずに、余計な出費を減らすようにしています。食べたいものがあれば、ネットで作り方を調べてスーパー等で買い、自宅で作り食べるようにしています。お小遣いも少なく大変ですが、なんとかやりくりして貯金しています。
お昼はお弁当
たかー(35歳 営業職)
我が家は子供はおらず、共働きです。結婚してから、ずっと共働きなので、共働き歴は2年ほどになります。基本的に私の給料で生活費は賄えていますので、妻の働いた分は、すべて貯金に回しています。
現在のところ、満足いく貯金額が出来ていますので、将来への不安はありません。貯金の使い道については、子供が出来れば、養育費にしたいです。出来なかった場合は、二人で旅行に行くための費用にします。
貯金を増やすために、妻がお昼のお弁当を作ってくれます。水筒も持参です。コンビニでの買い物はできるだけ控えるようにしています。夕飯も出来るだけ自宅で自炊をして食べるようにしています。節約ばかりでは、息が詰まるので、週末だけ二人で外食に行きます。
貯めては使うの繰り返し
こにたん(43歳 医療技術職)
共働きをして約5年になります。現在、中2の娘が一人います。貯金は月に3万円ほどのペースでしています。貯金額が右肩上がりなら大丈夫と思っていますが、ある程度たまってくると何らかの理由で貯金を切り崩すことの繰り返しになっています。
200万円近く到達したと思えば、私が病気になり入院してしまい、療養生活をしてしまったりしました。将来的にいくらの貯金額があれば万全とはいえない世の中になっているので、1000万円、1億の貯金があっても安泰とは思いません。
貯金の使い道は、冠婚葬祭、特に葬儀は急な出費で近親者となると非常に高額ですので、蓄えておかないとやっていけないと感じています。
貯金を増やすには、口座引き落としのない口座を設けて、そこに貯金をするようにしています。貯金箱の小銭もその口座に入れて、溜まるだけの口座にしています。
健康を心がけている
みそ(34歳 営業職)
共働きを始めて7年です。子供は一歳と三歳の二人の四人家族です。貯金は妻の支えもあり、毎月の目標は10万ですが毎月オーバーして15万前後しています。月々の目標はクリアしているので、今後もこのペースで続けていきたいと思っていますが、正直将来に対しては不安に感じています。
貯金は自分たちの老後のためと、決めています。年金をどれくらいもらえるかわかりませんし、月々の生活費もどれくらいかかるのか予想もつきません。万が一認知症になったり、体が不自由になったりした場合に子供に迷惑をかけたくないので、今の貯金でも全然満足していません。
貯金を増やすために日頃から心がけていることは、何といっても健康です。健康でなければ働けないです。妻も働いてくれているので、私が倒れると全て妻がしなければいけなくなるので、自己管理をし、日々健康でいるように努めています。
共働きしている妻の貯金事情体験談
洋服は古着
さくらんぼ(32歳 トリマー)
共働きをするようになり5年目となりました。子供は二人います。共働きをしているにもかかわらず、貯金できるお金は月に5万円ほどです。できることならば、月に10万円は貯金できたら将来の不安も無くなるのになと思い、子供たちに申し訳ない気持ちもあります。
貯金の使い道は、車を買い換えたいので、頭金にしたいからです。頭金にするお金と、使わずに貯めておきたいお金という考えです。
貯金額を月に1万円でも多く貯めたいと思っているので、一番は食費を節約しています。もちろん育ち盛りの子供がいるので、野菜やお肉などは食べていますが、デザートなど少し我慢させてしまっている面もあります。洋服にはあまりお金をかけたくなくて、古着屋で買うこともあります。
休日はお金のかからない公園で遊ぶ
ゆう(38歳 栄養士)
共働きを始めて一年になります。子供は5才の息子がいて幼稚園に通っています。私の給料はパートなので、月の給料は6~7万円ですが、基本的に全て貯金するようにしています。私の給料はないものと考えて、主人の給料でやりくりしています。
この貯金額では不安なので、本当はもう少し貯金したいのですが、今は子供が小さいので働く時間も限られてしまうので仕方ないと思っています。子供が大きくなったら働く時間を増やして収入を増やしたいと思っています。
貯金の目的は、子供の教育費と今は賃貸住まいなのでマイホーム購入の資金を溜めることです。貯金を増やすために、無駄なものは買わないということを心がけています。休日は、お金のかからない公園などで遊ぶようにしています。
衝動買いをしないように気を付けている
みみねずみ(30歳 事務職)
私たち夫婦は、約3年前に結婚をしました。お互いに仕事をしていてどちらも辞めなかったので、共働きを始めて3年以上になります。子どもはいません。お互いの給料から毎月決まった額を夫婦の共通口座に入れ、そこから家賃や食費など二人でかかる経費を支払っています。
お互いの貯金も合わせると、毎月5万円ほど貯金をしています。子どもをつくらないと決めているので、貯金に関してはどうにかなるとあまり不安はありません。しかし、老後の生活を考えると不安になることもあります。
貯金の使い道は、旅行で使うことが多いです。貯金を増やすために日頃から衝動買いをしないよう気をつけています。お弁当を作って食費を浮かせて、節約するようにも心掛けています。
無理をしないがモットー
ピカ(40歳 会社員)
私は40歳の主婦です。結婚して共働き生活は7年、3歳の男の子がいます。現在子供が小さく時短勤務をさせていただいているので、給料も普通の人よりは少ない状態です。保育園代もとても高く、3歳から少し安くなったとはいえ毎月35000円も払っています。
車検や入院など大きな出来事がないときは、4万ほど貯金をしています。半年に一度のボーナスのうち50万くらいは、あまり使わず貯金するようにしています。ですが、自宅の家具や車を購入したいと思い貯金をしているので、全然足りてないと不安に感じています。
新築の戸建てを5年前に購入したので、家具などがまだ買い揃ってないものもあり、そういったものに貯金を崩しています。
貯金をするためには、まず何も考えずに違う口座にお金を移すこと。そしてそこから今月はどれくらいでやりくりをするかを考えます。あまり無理をすると続かないのと、生活していてキツイのはやりたくないので、程よく頑張っています。
ケータイを格安スマホにした
ともこ(30歳 事務職)
結婚して6年、ずっと共働きで生活しています。現在は4歳の子供と主人との3人暮らしで頑張っています。毎月の貯金は、大体3万円を貯金用口座に入れています。あとは、養老保険や学資保険など、貯蓄型の保険に4万円程入金しています。
現金の貯金をもう少し増やしていきたいなぁと思っていろいろ節約中です。なんとか月に5万円を貯金口座に入れられるようにと思っています。
貯金の使い道は、冠婚葬祭や子どもの教育費、また地方に住んでいて車が欠かせないので、毎年の税金や車検・車購入の為に貯金を頑張っています。
貯金を増やすには、固定費を削るのが一番かなと思います(食費や雑費は減らすと心が荒む気がします…)。ケータイを格安スマホにするのはおすすめです!夫婦で格安スマホにしましたが、何にも困りませんでした。早く変えておけばよかったな、と思うくらいです。
なかなか貯まらない
MM(33歳医療系)
結婚する前から働いていた職場で、結婚してからも働き続けています。共働きを始めて2年になります。子供はいません。その分休みなどの日にはけっこうな額を夫婦で使ってしまいます。
貯金は月にだいたい4万円ほど頑張ってしています。貯金の使い道は急な出費、車検や冠婚葬祭、旅行などに使用していますので、将来への貯金がほとんどないためかなりの不安を感じてしまいます。
貯金を増やすために、日頃から外食や人付き合いを控えめにするなど色々と気をつけていますが、なかなか上手くいきません。疲れている時など、つい外食が増え貯金をくずすこともあるほどです。それでも結婚当初に比べたら、だんだんと節約することを覚え、貯金を増やせるようになりました。
食材を買いすぎないようにしている
けんけん(28歳 事務職)
共働きをはじめて2年くらいです。子どもは、まだいません。貯金は、月に3~5万円くらいしています。現在の貯金額では、将来的にかなり不安です。
貯金の使い道は、子供の教育資金、車の買い替え、年に1回の海外旅行と国内旅行、マンションもしくは一戸建ての購入資金にしたいと考えています。
貯金を増やすために日頃から心がけているのは、食材を買い込み過ぎないことです。スーパーごとに特売日を覚えておいたり、そのスーパーではどんな商品が安くなりやすいかということをメモしたりしていて、最安値以外ではなるだけ買わないようにしています。
時間が合えば、夕方以降に割引きになる時間を狙って買い物に行きます。そうしてトクした金額を貯金箱に貯めています。
共働きで貯金するコツは目的をはっきりさせること
共働き家庭の貯金のコツは、何のためにお金を貯めるのか、貯金の目的をはっきりさせることです。今回、体験談を寄せてくれた皆さんも冠婚葬祭や旅行、子供の教育資金など明確な目的を持って、協力し合いながら貯金していることがわかりました。
なかなかうまく貯金できずに悩んでいる共働きの皆さんも、ここで紹介した体験談を参考に毎日節約に励みつつ、目的達成に向けて貯金を頑張りましょう。