貯金のコツはズバリ「節約」
国税庁の民間給与実態統計の調査で、2013年度の日本の平均年収は414万円で、男性が511万円、女性が272万円であることが分かっている。ここ5年間の平均年収の平均値が409.8万円なので、だいたい例年なみの結果となりました。
しかし!内閣府の国民経済計算確報には、2013年度の家計貯蓄率が-1.3%という恐ろしい結果となりました…。理由は、所得が増えていないにもかかわらず、消費だけが増えたことが原因と考えられています。
「今年こそは貯金しよう!」なんて考えているそこのあなた!油断していると貯金どころか「あれ?残高が…」なんて事態になります!そうならない確実な貯金のコツは「節約」にあります。今回は、年齢や性別などのカテゴリー別に貯金のコツを伝授します!
大学生の貯金のコツは食費の節約にあり
そもそも「大学生のうちから貯金なんてする必要があるの?」と思う方も多いのではないでしょうか。実は、大学生で貯金をしているという人はだいたい40%くらいです。貯金することができる人はできていると同時に、貯蓄なんてできないという方が半数以上を締めているのが現状です。全く貯金が無い人もいれば、月10万ぐらいは貯めているという学生もいます。
ですが、運転免許取得のための自動車学校費や就活費、人によっては奨学金の返済資金など大学生から20代にかけてお金のかかる出費は結構あります。つまり、大学生も貯金は必要です。
しかし、大学生の中には、アルバイトをしながら大学生活を過ごしている人もいるであろうし、毎日のように遊んでいる学生もたくさんいます。ですが、その遊ぶ金を貯金する…わけにもいきません。また、勉強や資格の費用など自分に対する投資もあると思います。
さらに食費や公共料金、教育費、娯楽費、場合によっては医療費などと、様々な出費があります。この中で、節約しやすいのは食費です。つまり、この食費を節約できれば、節約した分自由に使うことができるお金が増えます。大学生は日々の食費を節約して貯金することがカギです!
1.腹八分目で健康的に節約
そこでみなさん「腹八分目」という言葉を聞いたことはありますか?これは、食べ過ぎはよくないという意味が込められています。そこで、毎日3食を「腹八分目」分の食費に抑えることで、健康的にうまく節約が行えるのです。今まで満腹まで食べていた人にとっては少しもの足りないかもしれませんが、その日々の努力が実を結ぶのです。
2.一日分の食費を決める
一日に使える食費の上限を決めることで、それ以上使わないようにすることができます。たとえば、1食200円と見積もって、一日600円を上限とします。すると、1ヶ月30日とすると、1万8000円が食費の上限額となり、それ以上食費がかからなくなります。
そして、その日は500円食費にかかったとすると、残った100円を貯金するのです。こうすることで、地道にコツコツと貯めることができます。
3.スーパー買いと自炊で節約
自動販売機で飲み物を買ったり、コンビニのお弁当で済ましたりなどの積み重ねで、お金はすぐに飛んでいきます。どうしても忙しいとき以外は、なるべくスーパーやドラッグストアなどで安く食材や商品を仕入れるようにしましょう。その安く仕入れた食材で、自炊をすれば簡単に食費を大幅カットすることができます。
主婦やOLの貯金のコツは固定費の見直しにあり
女性の平均年収は前述の通り272万円と低収入です。もちろん結婚して共働きともなれば、この年収でも問題はないですが、すべてのOLがそのような状況ではありません。また、専業主婦でも夫の年収が低収入であれば、貯金をすることは難しいと言えるでしょう。そんな、収入が少ない女性でも貯金することができるコツをご紹介します。
4.コンビニの買い物を控えて自炊で節約
大学生の項目同様になんといっても節約しやすいのが食費です。コンビニのお弁当や外食は控えて、自炊するようにしましょう。特にコンビニは、食事以外にお菓子や飲み物など目的以外のものも一緒に買ってしまいやすく、無意識のうちに使ってしまうことがあるので要注意です。
たとえば毎日コンビニに行って、500mlペットボトルのジュース(約150円)とポテトチップス(約200円)を買っているとしたら、1日約400円ですよね。これを1ヶ月やるとしたら、500円×30日(1ヶ月)=1万5千円と、気付いたら1万5千円も浪費していたことになります。
このような、無意識な浪費を繰り返していくと、貯金は成功しません。無意識にお金を使う行為をなくし、自分が何にお金を使っているのかをしっかり考えましょう。
5.固定費を節約しよう
代表的な固定費は、水道代やガス代、電気代、通信費(ネットや携帯)、保険料です。うち、水道代やガス代、電気代は節水や節電、お湯を無駄使いしないことを、気遣うことで節約できます。電気代に限っては、毎月の消費する電気量をチェックして、契約アンペアが消費量よりはるかに多いのであれば、契約アンペアを下げることも一つの手です。
そして、重要なのは通信費(ネットや携帯)と保険料です。これは契約内容、さらには会社を見直すことで大幅に削減できます。たとえば、ネット代が毎月6,000円ならば、不要なオプションは即解約することで毎月4,000円になるなど、プランを見直すだけで、大幅に節約できます。
このように、固定費を見直すだけでも大幅な削減ができます。この削減した分を貯金に回せば貯金も確実に進みます。
貯金のコツは大学生も主婦もできる事から節約するのがポイント
確実に貯金していくコツは「節約」です。その中でも特に節約できるポイントは食費です。ここを主軸に節約することによって、貯金を成功させることができます。
例えば、大学生は腹八分目を意識し、毎日の食費の上限額を決めて、スーパーで買い物をするように心がけ、また、低収入の女性なら外食やコンビニでの浪費を防ぐことで、食費を削減することができます。また、低収入の女性は固定費を見直すことでさらに節約することができます。
このように、節約することによって、お金の無駄遣いを減らすことで、確実に貯金することができます。だから、貯金のコツは節約なのです。