正社員よりもらえる給料が少ない派遣社員でも工夫すればしっかり貯金はできる
派遣社員はどうしても正社員よりも貰えるお給料が少ないため、貯金をしていくのが難しいと考える人も多いでしょう。確かに収入が少ない分、使えるお金が少なくなれば貯めるお金も少なくなってしまうのは当然のことですし、そこに息苦しさを感じてしまうのも当然のことです。
日々の生活の中で、何か貯蓄を増やす方法はないのかと考えてみる必要があります。派遣社員だからという理由だけで、どんどん将来への金銭的な不安を募らせていては働いている間にとても焦ってしまうからです。せっかく仕事をしているのですから、きちんと将来を見据えて貯金をしていきましょう。
収入が一段階少なかったり、ボーナスが貰えなかったりしても、工夫や節約の方法ひとつひとつの積み重ねによって、派遣社員であることに関係なくしっかり貯金をすることは可能です。今回は、派遣社員にも簡単にできる節約術7つをまとめました。
1.食費の節約は派遣として働いていても生活費の中で一番削りやすい
食費の節約は基本中の基本です。派遣社員として働いていても生活費の中で一番削りやすいのがこの食費です。
外食は回数を減らすのが基本!ルールを決めて楽しもう
毎日外食でおいしいものを食べていたい、という気持ちはわかりますが、外食に行く回数が多いということに自覚がある人はまずそこを直していきましょう。外食はその場での満足感が得られますが、小さな出費が積もり積もってかなりのダメージを家計に及ぼすことになり、貯金が遠のいてしまいます。もしもどうしても外食がしたいのであれば、自分に「一週間に一度だけOK」などといった風に、ルールを決めておきましょう。
自炊はスーパーのタイムセールを利用して安い食材を仕入れる
派遣社員の収入が少ないから自炊をしているという人の場合は、高価な食材を頻繁に使わないようにするのが良いでしょう。どうしても使いたいのであれば、スーパー全体の値引き日などをうまく利用して、安く手に入る日を狙いましょう。自炊は外食に比べればやりくりによってかなり節約できますから、貯金が現実的になりやすいです。多めに量を作って何日か分に分けて冷凍保存しておく、作り置きをしておくのも便利です。
自分が何に対してお金をかけているかについてという質問をされた時に「食事」と答える人が多いかもしれませんが、派遣として働いていても食費は一番削りやすいところだということを覚えておいてください。スーパーで買い物をする時には、なるべくその場でタイムセールをしているものを狙ったり、安い食材を多めに仕入れたりしておくようにしましょう。
2.貯金に回すお金を意識できるように王道である家計簿をつける
無駄遣いをしていたなら、もちろん貯金はできません。そこで、家計簿をつけてみるのは昔からある王道のやり方です。
家計簿には細かく項目が分かれているので、交際費や光熱費など、目に見えず使っていたお金をきちんと意識させられることになります。ですから、無駄があればすぐにわかってしまいます。特に交際費は、積もり積もってかなりの額になっている場合もあるので要注意です。
交際費は特に年末年始などの忘年会、新年会が集中する時期には否応なしにドッと払わなければならないものですが、それ以外の時にも羽目を外しすぎることがないようにできるだけ注意しましょう。派遣の仕事で稼いだ給料を全て飲み代に使ってしまって貯金ができないなどといったことはもちろん言語道断です。
適度でいいので趣味にかけるお金を減らすのも貯金を増やす方法のひとつ
何か自分の趣味のためにかけているお金は削りたくないという人が多いでしょうが、食費の次に削るとしたらまずそこを考えてみてください。特に一気に万単位の大きなお金が動くような趣味を持っている方は、それのために毎月使うお金を少しだけでも良いのでセーブしてみましょう。
確かに趣味にかけるお金は大事ですが、これから派遣で得た給料から将来に向けて貯金をしていくとなると、大きなお金を使い続けていくのはあまりおすすめできません。もっとも、それが仕事へのモチベーションアップに繋がっているということはよくわかりますから、適度なセーブで構いません。
3.ブログに節約の記録とか買ったものを写真付きで書く
節約の記録をつけるのに、ブログを書くのも良いでしょう。家計簿は書くのが面倒だという人や、なかなか長続きしない、自分が必要としているところだけ書いておきたい、という人には、日記のようにブログを書くのがおすすめです。
今日はこれぐらい使った、と事細かに金額を記載する必要はありませんが、例えばコートを新調したのであれば、その写真を載せて、「コートを買いました!」と書いておけば良いでしょう。もちろん値段を書いておくのも抵抗がなければ問題ありません。
そうすることで、後で記事をさかのぼった時に、そういえばこんな買い物をしていたな、と思い出すことができます。ブログの利点は、買ったものを写真付きで記録することができるというところにあります。これは家計簿にはできないところです。もちろん家計簿には詳しく記録できるという利点があるので、「目標の貯金額は○○円」を目指し、お互い補い合いながら利用するのが一番理想的だと言えます。
ブログに買ったものを書くことで誰かに見られている意識が高まる
ブログにはもう一つの利点があります。それは、誰かに見られているということです。ブログは不特定多数の「誰か」に見られているものです。ですから、いつでも適当な記事を上げるわけにはいかないという心理が働きます。高価なものや気に入ったものを買えば、ブログに載せて誰かに見てもらいたくなるという気持ちになるのは、ごく自然なことです。
なので、大きな買い物は自然と必ずブログに上げる癖がつくでしょう。そうすることで、こんなに大きな買い物をしていたのか、もらっている派遣の給料はこれくらいだから今月は節約しないと貯金ができなくなる、と考え直す機会を与えられることになります。
4.季節の変わり目やタイムセールを狙って買い物をする
季節の変わり目には、必ずどこのお店でも大々的にセールを行います。服を大量に買い込みたいと考えているのであれば、そのチャンスを逃す手はないでしょう。そういったセールで売られている服は、少しその時期に着るには遅いものもあるかもしれませんが、上手くするとその時期にも使えるものが多く売られていることもあります。
それに、そこで買えた服は来年のその時期に持ち越すことができます。その年その年の流行りがあるかもしれませんが、無難なニットなどを何着か購入しておけば問題なく着回すことができるでしょう。お店によってはほぼ半額で購入できる場合もあるので、ギリギリまで粘ってみるのも良いですが、あまり待ちすぎると次の季節のものに商品が入れ替わってしまうので、タイミングはきちんと見計らってください。
セールを行わないというブランドがあることもリサーチしておくべきです。派遣だから生活費を徹底的に節約して貯金をすると決めたのであれば、そういったお店は選択肢から排除するべきだと考えましょう。
セールの狙い目は季節の変わり目だけではなく、そのブランドのタイムセールなどにもチャンスがあります。運良くその場に遭遇したら、ぜひ店内に足を運んでみてください。タイムセールはかなり安値がつけられているので、お得に買い物をすることができること間違いなしです。
5.1円も無駄にしない生活術や節約術を紹介しているサイトを参考にする
節約を極めている人たちが開設している節約サイトはとても有意義なものです。どうしたら1円でも少なく日々の生活を無駄なく過ごしていけるのか、どうしたら貯金が増えるのかという知識が、ぎっしり詰まった記事がネット上には多く見受けられます。
もしも自分がしている節約術が正しいのかどうか不安になった時や、もっと効率の良いやり方があるのではないかと思った時には、ぜひ節約術が載っているサイトを参考にしてみてください。最近は節約術を載せている方がそれを解説・紹介しているサイトやブログが多く見受けられるので、必ず自分が知りたいと思っている情報が見つかるはずです。
主に主婦の方たちが紹介している場合が多いサイトがほとんどですが、やはり家計のことを真剣に、第一に考えてくれているからこそできる節約術がたくさんあり、目から鱗といったものばかりです。まず何から始めようか悩んでいる方には、こういったサイトを見て、できるところをピックアップしていき、それを組み合わせて、派遣の給料の中で自分だけができるオリジナルの節約術を作ることをおすすめします。
節約サイトをもう参考にしているという方は、検索の幅を広げて、もっと多くのサイトを探してみてください。自分が持っている知識とは違う節約術を公開している方がいれば、それはぜひ取り入れていくべきでしょう。
6.夏と冬に多くかかる電気料金とガス代、光熱費を節約する
光熱費の節約は、節約をしようと考えた時によく耳にしたり、頭にパッと思い浮かんだりすることでしょう。光熱費は電気料金とガス代を指しますが、これらは主に夏と冬に多くかかるというのが特徴です。
もちろん暖房、クーラー、加湿器、ヒーターなど、使うものが増えることが理由であるのが一つではあります。しかし、やはりエアコンであれば長くかけっぱなしにしておくことなど、電化製品は使えば使うだけ電気代を食ってしまいます。余計に使いすぎることがないように気をつけましょう。
エアコンは温度を上げすぎたり下げたりすると、電気代が余計に多くかかるというデメリットがあるため、できればあまり頼らずに済む方法を考えましょう。電気代をあまり食わないストーブなどで足元を温めるなど、自分の体を効率的に温められる方法を見つけて、エアコンだけに全ての負担を掛けないように気をつけてください。
そして、注意しておきたいのがお風呂を何度も入れ直すことです。これはガス代を大幅に食うので、大家族などでどうしても何度も入れ直さなければならない場合は、少し考慮する必要があります。ガス代は減らしにくいイメージがあるかもしれません。やはり目に見えて減らしやすいのは電気代でしょう。「派遣でも貯金するんだから」と常に自分に言い聞かせるといいです。
7.3,000円とか5,000円とか月に決めた貯金額にプラスして貯める
月にこれだけの額を貯金しておこう、と決めた額を毎月貯金しておくことはもちろん大切なことですし、実践している人も多いでしょう。しかし、大切なのは、そこに少しだけプラスして貯金することです。多額である必要はありません。五千円でも構いませんし、三千円でも構いません。そういった小さな積み重ねをコツコツ続けていくことが、のちのち大きな影響を与えることになるのです。
ここでポイントなのは、毎月同じ額をプラスしなければならないわけではないということです。今月は三千円プラスしよう、今月は五千円、今月は余裕があるから一万円プラスできる、といったように、その月ごとにプラスできる金額を変えていいのです。これなら派遣の給料は少ないのに…といった重い気持ちで貯金をしなくて済みますし、貯金をしやすくなるでしょう。
このように派遣社員として働いていても臨機応変にプラス貯金をすることによって、いつの間にか貯蓄の額が思ったよりも増えているという嬉しい事態になることは間違いありません。この方法で、どんどん自分が予想していた金額よりも多い貯金を積み重ねていってください。
派遣社員は上手くやりくりしてコツコツ貯金を成功させよう
派遣社員だから、収入が少し少ないからという理由だから、といったことで貯金が少なくなってしまうということに全く関係はありません。派遣社員として働いている自分の将来に不安を抱える必要は全くないのです。このように、上手く節約をしていけば、きちんとお金を貯めていくことはできますし、貯蓄を増やすことも可能です。
やりくり上手になれば、節約をすることも楽しくなってきますし、日々の一部になってきます。そうなればもう不安やストレスからも解放されることは間違いありません。派遣社員であっても、正社員よりも多い貯蓄を築くくらいの気持ちで日々を過ごしていきましょう。
貯金はコツコツ積み重ねることが大切です。今回ご紹介したことをぜひご参考にして、今日から貯金を始めてみてください。