集団面接のコツ4つ!他の応募者との差をつけるマナー

集団面接では、面接官に好印象を与えなければいけない反面、意気込みが空回りしてしまうと悪い印象ばかりが残ってしまいます。集団面接を成功させるためにはどうすればいいのか?ここで紹介する4つのコツを参考にすれば、面接官への自己アピールが上手くいくはずです。

集団面接のコツ4つ!他の応募者との差をつけるマナー

集団面接は複数の応募者が一緒に面接を受けるスタイル

「集団面接(グループ面接)」とは、一般的な一人の応募者に対して面接官が対応するものとは違い、複数の応募者が一緒に面接を受けるスタイルの面接です。応募者が2名以上いる面接は、たいてい集団面接と呼ばれます。

応募者が一人の面接に比べて、他の人が質問に答えている時に自分の意見を考えたり、まとめたりする時間があるので、集団面接は有利だと思う人は多いようです。しかし実際には、自分と他の応募者との能力の差が露呈してしまうことから、ある意味とても怖い面接でもあるといえます。

集団面接を受ける際のコツ!他の応募者との差をつけよう

面接という状況下で大勢の応募者の中で目立つことは、そう簡単なことではありません。だからといって、目立とうとして頑張りすぎてしまうと、逆に印象が悪くなってしまいます。

集団面接中は、面接官たちの反応がはっきりと分かることから、その反応によってはプレッシャーに負けてしまう人も少なくあり ません。一見ライバルの応募者との戦いのように思われる集団面接も、実は自分をどれだけコントロールできるかが重要なのです。


それでは、どうすれば集団面接で他の応募者との差をつけて、面接官に好印象を残すことができるのでしょう?ここからは、他の応募者と差をつける集団面接の受け方4つのコツをご紹介します。

1.背筋を伸ばし明るい表情で入室する

集団面接を上手に受ける最初のコツは、入室時にあります。集団面接は入室の時点でもう始まっています。中には、面接官に良い印象を持ってもらおうと、入室の際に不自然に大きな声で挨拶をしたり、深々とお辞儀をするなど、猛烈に自己アピールする人も少なくありません。しかし、露骨すぎる自己アピールは空回りのもとになるため、あまりおすすめできません。

明るい表情の就活生

集団面接では、他の応募者と並んで一人ずつ入室していきます。その際は、他の応募者よりも印象が悪くならないよう、以下の2点に気をつけましょう。

  • 背筋を伸ばし姿勢を正しくする
  • 口角を上げて努めて表情を明るくする

面接の入室の際、挨拶やお辞儀のタイミングなどの入室のルールに気を取られて、肝心の立ち居振る舞いを忘れがちになります。猫背になったり、険しい顔でうつむいてばかりいると、面接官にあまりいい印象を与えません。

また、明るい表情を作ることには、気分も明るくなって心に余裕が生まれるという効果もあります。明るい表情での入室は面接官にも好印象を与えるため、集団面接成功に向けての大きなコツと言えるでしょう。緊張や余計なことを考えすぎて本番の質疑応答でヘマをしないためにも、集団面接は精神的に余裕を持って始めることが大切です。

2.自己紹介と自己PRはオリジナリティを出せるように考えておく

集団面接では一人一人の個性を見るために、一般的に短い自己紹介をさせます。短い自己紹介については、準備不足でその場で慌てることのないよう、あらかじめ面接官の興味を引くような回答を用意しておくとよいでしょう。

ハキハキと自己紹介する就活生

自己紹介というには、意外とみんな似たり寄ったりの内容になりがち。面接官は、その中で話が広がりそうな応募者を選んで話を振ることがあります。このような自己アピールの絶好のチャンスを逃さないためのコツとしては、自己アピールにつながる自己紹介をしましょう。そうすることで、ライバルよりも一歩前進することができるはずです。

3.面接官の質問にはテンポよく簡潔に答える

集団面接では、3~6人のグループを30~40分で面接します。そのため、1人に与えられる持ち時間は5~10分とごくわずか。短い時間内で自己アピールするためには、一つの質問に対して自分の意見を簡潔に答えることが求められます。

優しい表情の面接官

面接中は面接官の質問をしっかり聞き、質問に対する結論を決めておくことが集団面接で上手に自己アピールするためのコツになります。自分が答える順番が来たら「結論」→「自分がそう思う理由」の順に応えます。面接官の気を引こうと、無駄にダラダラと話し続けてしまうと、逆に印象が悪くなるので注意が必要です。

4.集団の中では他の応募者の発言をしっかりと聞く

集団面接の大きな落とし穴といえるのが、他の応募者の発言に対して自分の意見を求められるというパターンです。他の応募者の話を聞かずに、自分が話す内容のことばかり考えている時に限って、「○○さんはこのような意見でしたが、××さんはこの意見についてどう思いますか」というような変化球の質問が面接官から飛んできます。面接官の質問に答えられないという赤っ恥状態の上、「人の話を聞いていない」という最悪な印象を与えてかねません。

面接中に横になり寝る男性

他の人が発言をしている時には、自分の発言に反映できるよう、しっかりとその内容を聞き取る必要があります。そして答える際は、「○○さんと同じように」「○○さんの意見とは少し違うのですが」というフレーズを発言の前に付けるのがコツです。そうすると、「ちゃんと他の人の話を聞いています」という集団面接への姿勢のアピールにつながります。

集団面接の本番では、少しでも印象を良くしようと、自分の発言に必死になってしまうことでしょう。しかし、集団面接では上手に話をすることだけなく、人の話を正しく理解する力や自分の考え・意見を簡潔に述べる力も面接官は見ていることを心にとめておきましょう。

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集団面接のコツは他の応募者に惑わされずに自分の意見のをしっかり言うこと

自分の意見を述べることばかりに真剣になり、他の応募者の話を全然理解していない、あるいは他の応募者の話を聞くことに夢中で、自分に質問された時にオリジナリティのある回答をすることができない・・・どちらのケースも集団面接ではありがちです。

これでは、面接官に好印象を与えて、集団面接を成功させることはできません。自分の考えを自分の言葉できちんと述べて、さらに他の応募者の意見もしっかり聞くことが、集団面接をうまく突破するためのコツなのです。面接というのはどうしても自分のことだけでいっぱいいっぱいになってしまいますが、集団面接の際には他の人が発言している時にもしっかり耳を傾けることを忘れてはいけません。今回紹介した他の応募者と差をつけるコツを頭に入れて、集団面接に臨みましょう。