内定式で話す挨拶のコツを紹介
内定式に参加するときは企業により簡単な自己紹介や挨拶があります。大きな企業では内定した学生の代表を選出して挨拶をしてもらうこともあります。そのときにする挨拶や自己紹介はどのような内容にすると良いでしょうか。その場で考えてもいざ本番になると頭が空っぽになることもあるのでしっかりした下準備が必要です。内定式の自己紹介や挨拶のコツ、話してはいけない内容などを解説します。
1.内定式の挨拶は大きくな声で分かりやすく話す
内定式には簡単な挨拶や自己紹介をする時間が設けられている場合があります。当然企業によい挨拶自体がないこともあるのですが、いずれにしても挨拶や自己紹介は当日に用意するのは難しいでしょう。
それなら挨拶や自己紹介がある体で準備をしておくと安心して内定式に参加することができるでしょう。どのような挨拶が会社の社長や上司、先輩に好印象なのでしょうか。
それは分かりやすく、伝わりやすい内容を話すことです。中身はそこまで重要ではありません。大切なのは大きな声でゆっくりと話すこと。それだけで堂々とした元気な印象を与えられます。学生は内定式という大きな式典に緊張しています。その中で堂々とした態度はとても頼もしく見えるでしょう。
入社する企業の社長や上司も一目置いてくれるかもしれません。話す言葉に捕われずなるべく緊張せずに話すことが内定式の挨拶や自己紹介を成功させるコツです。
2.挨拶を話す時間は1分~1分半程度を目安に考える
企業により、内定式では学生を代表した方が挨拶をすることがあります。その他にも簡単な挨拶や自己紹介を内定者全員に求める企業もあります。この挨拶や自己紹介はどのような内容が良いのでしょうか。
まずは流れを確認します。
- 始めの挨拶
- 学校名と学部名
- 名前
- 今後の抱負や何故この企業を選択したのか、学生時代の話をするのも良い
- 終わりの挨拶
このような流れで挨拶をします。時間にして1分から1分半ほどを想定します。ここで注意が必要なのは長過ぎる挨拶は嫌われるということです。長い挨拶や自己紹介は聞いている側にとって苦痛となります。
人数が多ければ多いほど時間も取られるので会場の時間を抑えている企業としても好ましくありません。また長い挨拶は自分のボロを出してしまいます。余計なことを言って内定式当日に内定を取り消された、なんて話もインターネット上にあるほどです。
3.内定式の挨拶ではNGワードを話さない
内定式の挨拶や自己紹介では話してならない言葉もあります。それは前向きではない言葉です。例としては「これからご迷惑をお掛けしますが」などです。会社の先輩や上司になる方はこのような後ろ向きな言葉を快く思っていません。
またウケを狙いすぎる挨拶は逆に会場の熱を冷ましてしまいます。例えば下ネタなどは内定式の会場に参加している殆どの方を敵に回してしまうでしょう。内定式の空気を読んだ挨拶や自己紹介が求められます。
また自慢話や不幸話も内定式の場に相応しくありません。内定式は祝いの場でありビジネスの場です。自慢話は聞き手によっては人を不愉快にさせ、不幸話は場に相応しい話ではありません。内定式の挨拶や自己紹介は場の空気を読んだ挨拶することが必要です。
4.内定式の自己紹介で歓迎される話題は学生時代の体験や入社に際しての熱意や抱負
内定式で歓迎される話題は学生時代の話や入社したらやりたいこと、心構えや熱意などです。これらの話題を簡潔に話すと内定式の場に相応しい挨拶をすることができます。例えば、「先輩社員の方々に負けないよう精進いたします」や「○○のプロジェクトに参加できるようスキルアップいたします」など前向き表現で挨拶しましょう。
学生時代の体験を踏まえて「学生時代の○○の経験を活かして活躍したいです」などに繋げるのも好印象を与えることができます。このような挨拶を会場の空気感に合わせて選択できるように幾つか用意しておくと、柔軟に対応することができます。
5.内定式ではオリジナルの挨拶を披露する
内定式では多くの内定者が集まってきます。そのためインターネットなどの挨拶や自己紹介の例文をそのまま使うのでは、他の内定を受けた学生と内容が同じになってしまいます。一つだけの挨拶を準備していては、このようなケースに対処できません。
しかしいくつも用意するのも時間がかかり、覚えるのも大変です。そのためオリジナルの自分だけのエピソードを盛り込むのも内定式の自己紹介を成功させるコツと言えます。いくつかのエピソードを内定式の空気感に合わせて選択することで、時間調整することもできます。
また用意した挨拶の順番や組み合わせを変えることで同じ内容の挨拶でも違う内容となります。インタ-ネットの例文も使い方を変えると別の挨拶になるので、挨拶や自己紹介が思い浮かばない方は情報を整理し、考え方や捉え方を変えるだけでオリジナルの挨拶や自己紹介にすることができるでしょう。
内定式の挨拶を成功させるコツは空気を読むこと
内定式の挨拶や自己紹介は場の空気感に相応しい挨拶することが大切です。短い時間で前向きでポジティブな挨拶をすることが重要です。内定式は社会人としての第一歩です。新しく加わる新人らしくフレッシュさが伝わるような挨拶や自己紹介をしましょう。